内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密
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J.デイのコックを使わないアプローチは世界トップレベル
アプローチがうまいプロと言われると、真っ先に名前が浮かぶひとりがジェイソン・デイです。 2015年のメジャー「全米プロ」を含むツアー12勝で、一時は世界ランク1位になった選手です。ジョーダン…
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63歳ランガーの勇気ある頑固さ スイングも体形を変わらず
昨年11月に開催延期となったマスターズで、史上最高齢の予選通過を果たした63歳のベルンハルト・ランガー。予選を通っただけではなく29位フィニッシュと若手に負けない成績も残しました。 最終日は…
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M.ホーマはリラックスして構えオンプレーンに静かに振る
2月の「ジェネシス招待」をプレーオフの末に制したマックス・ホーマがツアー2勝目を挙げました。 彼にとって特別な勝利でした。会場のリビエラCCについて「世界で一番いいコース」だと言います。 …
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R.パーマー 球筋が安定する低トップからの低フィニッシュ
風土やコースがゴルファーのスイングをつくるといわれています。ライアン・パーマーのスイングを見ていると、いかにもテキサス育ちだなあと思います。 テキサスはアメリカの中でも風が強いことで知られた…
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時松隆光の体の回転と右ひじの開閉だけのシンプルスイング
昨年に引き続きJGTO選手会の会長職を務める時松隆光プロ。コロナ禍のなかでいかに男子ツアーを盛り上げればいいのか模索する日々が続きそうです。 少しゴルフに詳しい人なら、時松プロといえば真っ先…
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米新人王のS.シェフラーは体のターン中心の個性的スイング
スコッティ・シェフラーはPGAツアー未勝利の24歳ですが、昨季のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した若手の有望株です。ぜひ名前を覚えて欲しいプロのひとりです。 テキサスで育ち、地元テキサス大…
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H.イングリッシュ 体をしなやかに使う滑らかなスイング
米ツアー2021年初戦はハワイで行われた「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」です。そこでハリス・イングリッシュが、プレーオフの末に8年ぶりとなるツアー3勝目を挙げました。 昨年…
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小祝さくら フィニッシュまで振り切る“緩まない”スイング
昨年9月「ゴルフ5レディス」でツアー2勝目を挙げた小祝さくらプロ。女子トーナメントを牽引する、いわゆる“黄金世代”のひとりです。 小祝プロのお母さんが、かつて女子プロブームの先駆けになった宮…
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L.ウエストウッドは47歳で3度目の欧州賞金王タイトル獲得
イングランド出身のリー・ウエストウッドが3回目となる欧州ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。要するに47歳の賞金王です。 初めて賞金王タイトルを獲得したのは2000年。2回目は…
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正念場のT.フィナウ 行き帰り同様のワンプレーンスイング
トニー・フィナウ(31)はトンガとサモアの血を引く身体能力の高い選手です。身長は193センチ。高校時代には大学からバスケットボール選手としてスカウトされたというエピソードがあるアスリートです。 …
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P・ペレス 肩の力が抜け淡々とプレーするシンプルスタイル
タイガー・ウッズとパット・ペレスは同学年ですが、ゴルフに取り組む2人の姿勢は対照的です。 タイガーは体を鍛え、練習に練習を重ね、ストイックにゴルフを追求するタイプです。一方のペレスは「トレー…
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古江彩佳のスイングは完成度が高く重圧にも崩れない
昨年、最多のツアー3勝を挙げた古江彩佳プロ。 19歳だった一昨年は、「富士通レディース」で史上7人目のアマチュア優勝も果たしてプロ転向したのですが、ここまでの活躍は驚きです。 古江プ…
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J・コクラック ヘッドスピードを上げる強靭な“手首パワー”
プロアマ問わず、特別な工夫をしなくてもボールを飛ばせる人は一定数います。10月のCJカップでツアー初優勝を果たしたジェイソン・コクラック(35)もそういうタイプのひとりです。 日本では知名度…
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香妻陣一朗 ドロー気味を目標に向かって振り抜く思い切り
プロ9年目の香妻陣一朗プロが「三井住友VISA太平洋マスターズ」で見事な逆転劇を演じてツアー初優勝を果たしました。 最終日の18番パー5で、残り230ヤードから5番アイアンで打った2打目は、…
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カントレーの腕の力みがなくなるアドレス時の足“パタパタ”
コロナ禍でスケジュールが大幅に変更された米ツアーは、ZOZO選手権の日本開催を見合わせて、カリフォルニアで行われました。大会は首位と3打差の4位で最終日を迎えたパトリック・カントレーが、大逆転でツア…
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金谷拓実の強さの秘訣はパットと優れたコースマネジメント
10月にプロ転向した金谷拓実プロが、ツアー参戦3試合目の「ダンロップフェニックス」でプロ初優勝を果たしました。 初優勝といっても、すでに昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でアマチュア…
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S.ローリーの「カット打ち」硬い地面でボールをうまく拾う
昨年の全英オープンで待望のメジャー優勝を果たしたアイルランドのシェーン・ローリー。勝因は、得意の低いフェードボールもさることながら、惜しくも予選落ちを喫したローリー・マキロイの「あとはシェーン・ロー…
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原英莉花のインパクトは気持ちいい タメを一気に開放する
日本女子オープンでただ一人、4日間すべてアンダーパーのスコアを並べて優勝した原英莉花プロのプレーは見事でした。 手足が長く、その利点を利用した大きなスイングアークから繰り出されるドライバーシ…
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篠崎紀夫の強みはショートコースで磨いた多彩なアプローチ
37歳のときにANAオープン(2007年)でツアー初優勝を果たした篠崎紀夫プロ。エリートではなくても、コツコツやっていれば必ず勝てる日が来ると話題になったものです。 その篠崎プロが今年シニア…
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J・トーマス 3世代受け継がれ磨かれたスティープスイング
今年の「WGCフェデックス・セントジュード招待」でツアー通算13勝目を挙げた段階でジャスティン・トーマスは、世界ランク1位の座に2年ぶりに返り咲きました。 もっとも、1週間でJ・ラームにその…