内藤雄士が分析 トッププロの企業秘密
-
T・ハットン 体と一緒に腕が動く典型的なボディースイング
今月、イングランドで行われた欧州ツアーのビッグイベント「BMW・PGA選手権」でティレル・ハットンが優勝しました。 これで「アルフレッドダンヒル・リンクス選手権」連覇(16、17年)を含めて…
-
体のターンでボールを飛ばす S・シンクの静かなスイング
PGAツアーは9月の第2週から2020―21年の新シーズンに入りました。その初戦「セーフウェイオープン」を制したのは47歳のスチュワート・シンクでした。 全英オープン以来11年ぶりとなるツア…
-
J.ラーム ウイークグリップ&コンパクトトップでも飛ぶ訳
最後は世界ランク1位のダスティン・ジョンソンと、同2位のジョン・ラームの一騎打ちになった今年のプレーオフシリーズ2戦目のBMW選手権は見ごたえがありました。 最終ホールでダスティンが13メー…
-
藤田寛之 シチュエーションに応じて打ち分ける多彩な球筋
昨年シニア登録した藤田寛之プロですが、シニアの試合には出場せず、レギュラーツアーに専念していました。 その藤田プロが、ようやく8月の「マルハンカップ太平洋クラブシニア」でシニアデビューしまし…
-
上田桃子 基本に忠実な「ワンプレーンスイング」は健在
無名のソフィア・ポポフ選手(ドイツ)が優勝した今年の「AIG全英女子オープン」は、男子プロでも苦戦するロイヤルトゥルーンGCが舞台だったこともあり面白い試合でした。 そのメジャー最終日に4バ…
-
グランドスラム目前 フィル・ミケルソンのスイングの核心
今年6月に50歳になったフィル・ミケルソン。8月に開催された米シニア「チャールズシュワブカップ」に出場し、通算22アンダーを叩き出して、圧勝でシニアデビューを飾りました。 レギュラーツアーで…
-
笹生優花「異次元ゴルフ」の源はアマ時代から鍛えた下半身
平均260ヤード、条件がよければ280ヤードを超えるドライバー飛距離で一躍“女タイガー・ウッズ”としてゴルフファンに知れ渡った笹生優花プロ。昨年のプロテストに合格したルーキーです。19歳でツアー2連…
-
W.シンプソン 飛距離より正確なショット重視のスタイル
2月の「ウェストマネジメント・フェニックスオープン」でツアー通算6勝目を挙げたウェブ・シンプソン。コロナ禍によるツアー中断から6月に再開された2戦目の「RBCヘリテージ」にも勝って、ツアー通算7勝目…
-
安田祐香の高い身体能力 ブレないスイングはミート率抜群
昨年は渋野日向子プロが全英女子オープンで優勝するなど、黄金世代の活躍で盛り上がりました。黄金世代とは1998年4月から99年3月生まれの選手で、畑岡奈紗プロ、勝みなみプロ、原英莉花プロ、河本結プロた…
-
D.ジョンソン FWキープ率が改善されパワーヒッターに変身
今年のメジャー1戦目となった全米プロで優勝したコリン・モリカワに2打及ばず、2位タイに終わったダスティン・ジョンソン。悲願のメジャー2勝目を逃した形ですが、残り少ない日程のなかで、まだまだ勝つチャン…
-
D・バーガー 飛距離の秘訣は柔らかな手首を生かした掌屈
コロナ禍で中断していたPGAツアーは6月の「チャールズ・シュワブチャレンジ」から再開し、ダニエル・バーガーが復活といってもいい3シーズンぶりのツアー3勝目を挙げました。 バーガーは185セン…
-
5年ぶりVの渡邉彩香 スタンス幅の修正で取り戻した飛距離
コロナ禍のため長く大会中止が続いた女子ツアーですが、6月最終週のアース・モンダミンカップで今季のスタートを切ることができました。 雨のため月曜日になった最終日。首位と4打差の4位タイからスタ…
-
コリン・モリカワ 安定したスイングリズムと体のバランス
7月の「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目を挙げたコリン・モリカワ。ジャスティン・トーマスとの3ホールのプレーオフを制しての優勝でした。昨年プロデビューした若手で、名前からもわかるように…
-
圧倒的ドライバー飛距離 強烈なタメをつくるスイング改造
コロナ禍による約3カ月のブランクを経て再開したPGAツアー。そのブランクを最も有効に活用したのはブライソン・デシャンボーでした。 約10キロも体重を増やして、まるで相撲取りのようになった体格…
-
B・デシャンボー 驚異的なドライバー飛距離は+40ヤード超
「ロケット・モーゲージ・クラシック」で優勝したブライソン・デシャンボーの飛距離が、今季のゴルフ界にセンセーションを巻き起こしています。 “今季”というのは正確ではなく、新型コロナで約3カ月のブラ…
-
ジム・フューリクのボールの近くに立つ正確無比なスイング
メジャーの全米オープンを含むPGAツアー17勝のジム・フューリクは、今年5月で50歳になりました。シニアデビューです。 本人も「昔の仲間とまた一緒になれる」と心待ちにしていたようですが、残念…
-
B・トッドの砂を薄くとるバンカーショットは米ツアー随一
ブレンドン・トッドは昨年11月にバミューダ選手権、マヤコバクラシックと2週連続優勝を果たした米ツアープロです。 トッドにとっては2014年バイロンネルソンクラシック以来の勝ち星ですから、久し…
-
N・テイラー 巧みにスコアをまとめる“オールラウンダー”
今年のAT&Tペブルビーチプロアマでツアー2勝目を挙げたニック・テイラーはカナダ出身の32歳です。 ワシントン大学時代の2009年はアマチュアとして出場した全米オープン2日目に65というスコ…
-
ポール・ケーシーの武器 百年経っても色褪せないスイング
英国出身のポール・ケーシーですが、僕は彼のスイングを目にするたびに“アメリカン・スタンダード・スイング”という言葉が浮かびます。 無理のないオーソドックスな彼のスイングは、もしも100年前の…
-
佐藤信人プロ ツアー9勝の原動力にクレバーなパッティング
すっかりトーナメントのテレビ解説者としてお馴染みになった佐藤信人プロ。若いゴルフファンのなかには、ツアーで9勝もしているすごい選手だったのを知らない人もいるかもしれません。 9勝の勝ち星には…