西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要
「来年3月で33歳。全143試合に出てバリバリ活躍とはいかないでしょうけど、パンチ力は健在。もったいない選手ではあります」
某球団の編成担当がこう言うのは、11日に国内FA権を行使した阪神の原口文仁のことだ。
「一野球人として、もう一度挑戦したい」
12日の記者会見でこう決意を語った原口は、2016年に107試合に出場したのが最多。近年は代打の切り札として貴重な戦力ではあったが、冒頭の編成担当は、「パ・リーグなら指名打者がある。年俸3100万円で『Cランク』なら獲得のリスクは小さい。阪神にいるよりは出場機会が増え、活躍する可能性はある」と太鼓判を押すのだ。
手を挙げる球団はありそうか。
「西武は欲しいと思います」と前出の編成担当がこう続ける。
「今季は歴史的な貧打に喘いで最下位に沈んだ。獲得した助っ人はハズレが多いうえに、一塁は野村大、山村、平沼らが代わる代わる起用された。若手の野村大、山村は将来性を期待されているもののレギュラーとしては物足りない。原口なら一塁や指名打者で一定の成績を残すくらいの力はある。若手にとっても大いに刺激になり、チームの活性化にもつながるはず。打線強化が急務のオリックス、楽天、ロッテあたりも取って損することはないでしょう」