経済ニュースの核心
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新型コロナウイルスに早めの花粉症…マスク関連株が狙い目
中国全土における新型コロナウイルス(肺炎)の死亡者数は、2002年11月に広東省で発症したSARSを上回った。SARSは世界保健機関(WHO)が03年6月18日に事実上の制圧宣言するまで、世界規模で…
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日本製鉄「呉製鉄所」高炉休止で囁かれる次の閉鎖候補
源流は呉海軍工廠の製鋼部とされている。国内鉄鋼最大手、日本製鉄が傘下の呉製鉄所(広島)の全2高炉を休止する方針を固めた。将来は鋼板製造ラインなども含めた製鉄所自体の全面閉鎖も検討するという。 …
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レオパレスvs旧村上系ファンド 事実上「終戦宣言」の背景
アクティビスト(物言う株主)の村上世彰氏が関わる投資ファンド「レノ」と「エスグラントコーポレーション」は28日、レオパレス21に突き付けていた現取締役10人全員の解任提案を撤回した。事実上の終戦宣言…
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5G時代突入でユーチューバー好環境 注目集めるネット広告
中国が春節(1月24~30日)入りした後の25日に銀座を散策していると、高級ブランド店には、貴族の世界を描いた海外ドラマ「ダウントン・アビー」に出てくるような数百万円の婦人用ハンドバッグ、数千万円の…
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Win7終了だけじゃない 20年ぶりパソコン出荷急増の原動力
「Windows10」への買い替え特需に、消費増税前の駆け込み需要や「テレワーク」効果……。 2019年の国内パソコン(PC)出荷台数が前年比37・4%増の973・7万台と2年連続の伸びを記録…
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汚職事件受け野党は禁止法案…金融界が苦慮するカジノ融資
「カジノ反対の国民運動と連動し、政府に導入を断念させる。汚職事件と関係なく事業を進める矛盾を徹底的に追及する」(安住淳・立憲民主党国対委員長) 1月20日の通常国会召集と合わせ、立憲民主、国民…
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ビーガン急増中「キッコーマン」「不二製油」に投資妙味
米中両国は先週15日、貿易交渉「第1段階」合意に署名。米国は中国製の携帯電話端末、玩具、ラップトップコンピューターなどに対する関税発動を見送り、テレビや履物などを含む約1200億ドルの関税率を15%…
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“赤い資本”に狙われた業績低迷「象印マホービン」の憂鬱
IH炊飯器など調理家電大手の象印マホービンが“赤い資本”の脅威にさらされている。 18年夏から同社株を買い進めてきた2つの投資ファンドの正体が中国の家電大手、ギャランツ(格蘭仕)グループだっ…
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地銀を直撃 激増する中小企業の粉飾決算…倒産のケースも
地方銀行を中心に、取引先である中堅・中小企業の長年にわたる粉飾決算が露呈するケースが増えている。 「昨年6月のバンクミーティングで40年間にわたり粉飾を行ってきたことを明らかにした広島の名門書…
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4カ月連続で経済指標の悪化 東京五輪の景気回復は到底無理
正月に年賀状を買いに都内の郵便局に行くと、東京五輪の寄付金付き1枚68円の年賀状しかなく、「63円の年賀状は売り切れです」と言われた。都外の郵便局に行くと63円の年賀状はいっぱい余っていて、そこで購…
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新車販売台数3年連続で首位 ホンダ「N-BOX」強さの秘密
「王者の貫禄」とでもいったところだろう。2019年の車名別国内新車販売台数ランキングは、ホンダの軽自動車「N―BOX」が前年比4・8%増の25万3500台を記録、2位ダイハツ工業の「タント」(17万5…
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三菱UFJは2074億円特損…3メガ海外出資案件に新たなリスク
米国によるイラン・ソレイマニ司令官の殺害を機に緊張が高まる中東情勢。8日にはイランが米基地へミサイル攻撃を行うなど報復の応酬が危惧される中、世界の株式市場も急落する危険な状況に陥りつつある。 …
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株価の暴落スタートが暗示するネズミ年「リスク繁盛」とは
2019年の大納会で「掉尾の一振」は全く見られず、日経平均株価は大陰線(安値引け)で終え、新春の投資環境を先読みしたように見えた。 事実、おとそ気分の正月3日、トランプ米大統領は、IS掃討作…
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2年早く…J.フロントのパルコ完全子会社化は高い買い物?
ファッションビルの先駆、パルコが発行株の64・98%を握る親会社で、大丸・松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングの全面支配下に入る。J.フロントが2月17日まで実施するTOB(株式公開買い付け)を…
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SBIの「第4のメガバンク構想」に地銀がソッポを向き始めた
SBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長がぶち上げた「第4のメガバンク構想」に対して、地銀業界が冷ややかな視線を浴びせ始めている。「島根銀行に続いて福島銀行が参画することを表明、SBIとの資本業…
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20年相場も視界不良か 日銀の「変則的出口戦略」が危ない
米国の2019会計年度(18年10月~19年9月)の財政赤字が9843億ドル(前年度比26・4%増)となった。赤字幅は4年連続の増加で、1兆ドルを超えた12会計年度に迫る。景気拡大で税収は増えたが、…
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昭和電工が日立化成を買収「小が大をのむ」不安な既視感
まさに乾坤一擲――とでも言ったところか。 総合化学メーカーの昭和電工が日立製作所グループ「ご三家」のひとつ、日立化成の買収に打って出る。来年2月中旬にもTOB(株式公開買い付け)を開始、3月…
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森信親金融庁前長官の新コンサル会社に集まる元JICの面々
“歴代最強の金融庁長官”の呼び声高かった森信親氏が退官して、約1年半が過ぎた。その森氏が設立したコンサルタント会社「日本金融経済リサーチ」に、経済産業省とのバトルの果てに民間出身の取締役9人全員が辞…
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株価上昇はトランプ大統領からのクリスマスプレゼント?
クリスマス(キリスト降誕祭)シーズンに入り、繁華街は活気がある。 そんな中、都内某所のキリスト教教会で賛美歌を歌った縁で、友人から教会のクリスマスコンサートに誘われ、出かけた。「きよしこの夜…
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東芝とHOYAが仕掛け合うニューフレアテクノロジー株争奪戦
東芝グループの上場子会社、ニューフレアテクノロジーを巡り、親会社とHOYAがTOB(株式公開買い付け)を仕掛け合う、異例の展開となっている。 東芝が発行株の52%超を出資する半導体製造装置メ…