経済ニュースの核心
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三菱UFJ銀行が検討「休眠口座」の手数料導入は“生煮え”
三菱UFJ銀行が2年間取引のない不稼働口座(休眠口座)に手数料をかける検討に入ったことが、金融界の話題を独占している。 日本経済新聞が6日付トップ記事で報じたもので、早ければ2020年10月…
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「13日の金曜日」市場混乱?トランプ“爆弾”ツイートに注意
12日(木)は英国総選挙、13日(金)はメジャーSQ、12月調査の日銀短観も発表される。欧米で「金曜日と数字の13は不吉」という概念は、キリストの最後の晩餐が金曜日に催されたと広く信じられ、その場に…
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JXTG HD→ENEOSへの社名変更で子会社の売却観測が急浮上
「伝統の『日本石油』再興に向けた布石では」。エネルギー業界関係者の間ではこんな見方も広がる。 石油元売り国内最大手、JXTGホールディングス(HD)が来年6月に「ENEOS」HDへの商号変更を…
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ヤフー・LINE経営統合は公取委員長の「最後の大仕事」に
検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(HD)とLINEが経営統合で基本合意。LINEの対話アプリの利用者数は約8000万人で、ヤフーのサービスは約5000万人。さらに金融、小売りなど多…
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キャッシュレス化による「師走の過剰消費」で株価は上昇?
忘年会シーズンだ。私も先日、友人と新宿「思い出横丁」で平日の昼間から飲んだ。午後2時から7時ごろまで飲酒したせいか、数日後に体調を崩した。近くのクリニックに診察開始直前に行くと、受付の女性は「7番目…
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国内市場シェア8割…医薬品卸4社談合疑惑に“業界再編”の影
医薬品卸大手4社に公正取引委員会のメスが入った。厚生労働省所管の独立行政法人、地域医療機能推進機構(JCHO)が発注する医薬品の入札を巡り談合を繰り返していた疑いが浮上。独禁法違反(不当な取引制限)…
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足しげく官邸詣で「外為法改正」実現のため暗躍した財界人
原子力や半導体、IT(情報技術)など安全保障上で重要な日本企業への出資規制を強化する外国為替法改正案が衆院を通過し、今臨時国会で成立する見通しになった。 「米トランプ政権が中国を念頭に外資規制…
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ヤフー・LINEの経営統合に立ちはだかる「独占禁止法」の壁
日本のマスコミが大騒ぎしたヤフーとLINEの経営統合。衛星放送で見た欧米のテレビではまったく話題にされず、「GAFA」や「BAT」と呼ばれる米中のIT大手の株価も影響を受けることがなかった。島国日本…
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「三菱ケミカルHD」田辺三菱製薬の子会社化は高過ぎる買物
総合化学国内最大手、三菱ケミカルホールディングス(HD)が発行株の56%超を保有する上場子会社、田辺三菱製薬の完全子会社化に踏み切る。新薬創出の遅れや研究開発費の膨張などで業績が低迷、本体との連携強…
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東大は数百億円を…大学の資産運用拡大は財政難の裏返し
リーマン・ショックから10年を経過し、羹に懲りて……なりを潜めていた大学の資産運用がここにきて急拡大している。頂点を極める東京大学に至っては、国内の大学で初めて債券を発行して資金調達する準備を進めて…
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GAFAやBATに見劣り ヤフーLINE統合はガラパゴス化の危機感
「桜を見る会」のニュースが頻繁に流れている。夫婦で「桜を見る会」に招待された大学名誉教授の友人いわく、「安倍首相主催だけに、観光バスで乗り付けた安倍晋三後援会の人たちが目立ち、首相周辺はテレビ放映を意…
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百貨店不況が直撃…4期連続営業赤字の三陽商会に救いは?
まさに「バーバリーロス」とでもいったところか。基幹ブランドを失ったアパレル大手、三陽商会がもがき苦しんでいる。10月末には2020年2月期(決算期変更で14カ月の変則決算)が4期連続の営業赤字に陥る…
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佐野SAの再ストで浮上 地元信金トップの“とんでも行状”
東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)を舞台にしたストライキがぶり返した。佐野SAの運営会社ケイセイ・フーズ(福田紳一社長)が従業員らで組織する労働組合(加藤正樹委員長)に対して、委員長の退…
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秋相場の主役は「英語」と「パソコン」 狙うは家電量販店
先週、平日の昼下がり、通信社の友人と東京・日本橋の大きなカフェに入った。ランチタイムは終わっているのに、ほぼ満席だった。驚いて友人に聞くと、「テレワーク(遠隔勤務)でしょう。みんなカフェで仕事ですよ…
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「洋服の青山」赤字転落…紳士服チェーンは構造不況に突入
少子化、団塊の世代の大量退職にオフィス衣料のカジュアル化……もはや、「構造不況業種」(市場関係者)と言ってもよかろう。紳士服量販店チェーンのことだ。 「洋服の青山」を展開する業界最大手、青山商…
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日銀が来春導入する「ETF貸し出し」は自作自演の茶番劇だ
「これは体のいい“たこ足売却”ではないのか。日銀の自作自演の茶番劇のようなものですね」 市場関係者がこう指摘するのは日銀が来春から導入を準備している「ETF(上場投資信託)貸出制度」だ。 …
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日米ともに株価は好調 試金石となる「クリスマス商戦」
9月の米国小売売上高(10月分は11月15日発表)は、前月比0・3%減少と7カ月ぶりに減少した。0・2%程度の増加を見込んだ市場予測に反した。経済を牽引している消費が弱まれば、先行きの景気へ懸念が強…
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3年連続最終赤字「三井E&S」が抱える厄災プロジェクトとは
「事業を再構築し、飛躍に向けて力を溜める4年間」と位置づけたハズが、いきなり出はなをくじかれた。三井E&Sホールディングス(旧三井造船)は先週末、2020年3月期の最終損益が期初に見込んだ30億円の黒…
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関電ショックに悲鳴 25年大阪万博「建設費が集まらない」
「ホンマに集まるかいなあ?」 大阪財界の幹部がこう心配しているのは、2025年に開催される「大阪・関西万博」の会場建設費である。万博の会場建設費は1250億円と見込まれているが、これを国と大阪…
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訪日客激増で好機到来 海外に「和食文化」売り込む狙いは
テレビ中継されるラグビーの試合は高視聴率で、友人までにわか解説者となっているが、株式市場ではラグビー関連銘柄には無反応と、マスコミバブルとは真逆だ。ラグビーワールドカップや、10月、11月と続く皇室…