喜怒哀楽のサラリーマン時代
-
犬山紙子さん<5>現実と向き合うことで考え方の軸ができた
29歳で本を出版するという夢をかなえて、30代は雑誌やウェブで連載を持ちながら、テレビのコメンテーターも務める。2014年に結婚し、17年に第1子となる長女を出産。公私ともに充実した日々だった。 …
-
犬山紙子さん<4>「美人を自称」と知らない人に嫌われて…
いまから10年前、文章とイラストを交えたブログを始めた。母親の介護の息抜きで東京に遠征、友人の女性たちから飲みながら聞いた話をつづったものだ。登場するのは美女だけど恋愛で苦戦している人が主。1年後に…
-
犬山紙子さん<3>月に1週間~10日は介護の息抜きで東京へ
仙台の出版社に入って1年半、新卒ながらデスク業務をこなすなど編集者として忙しい毎日を送っていたが、徹夜続きの働き方には疑問を抱き始めていた。 同時に母親の病気が進行し、おもに介護を担ってきた…
-
犬山紙子さん<2>入社3カ月…ハードな環境で体重が13キロ増
大学卒業後、地元仙台の出版社に就職した。ファッションカルチャー誌で編集者として働いた。 希望した部署ではあったが、何せ地方の出版社は人手不足だ。同誌の編集部員は、たった5人だった。 「…
-
犬山紙子さん<1>介護が必要な母のため地元の出版社に就職
日本テレビ系「スッキリ」やテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」といった情報番組にコメンテーターとして出演する犬山さん。女友達の恋愛模様をイラストとエッセーでつづった「負け美女」(2011年 …
-
牧原俊幸さん<5>会社に残ったときの自分の毎日を考えた
名物番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」や、ワイドショーの司会に関わる一方で、牧原さんはナレーションの仕事にも精を出す。 「今でもよく覚えているのは、教養バラエティー“カノッサの屈辱”と…
-
牧原俊幸さん<4>25年間担当した「食わず嫌い王決定戦」
1983年にフジテレビ入社以来、昨年定年退職するまで、牧原さんは35年に及ぶアナウンサー生活を送った。12年からはアナウンス室長になり管理業務中心だったが、その中で25年間にわたり関わり続けた名物番…
-
牧原俊幸さん<3>マジックには「けっこうお金使いました」
入社1~2年目は、同局の名物番組「プロ野球ニュース」担当だったため、勤務は夕方から深夜までの夜勤状態だった。 「プロ野球ニュースの出番が終わり、アナウンス室に戻ると、もう12時すぎ。いや、1時…
-
牧原俊幸さん<2>夜勤で同期と顔を合わせる時間もなかった
1983年4月、牧原さんは、フジテレビアナウンサーとしてのサラリーマン生活をスタートさせる。 「フジに入って最初に驚いたのは、入社式に家族を呼んでくれたこと。しかも、往復の交通費も出してくれる…
-
牧原俊幸さん<1>フジテレビ合格で“運を使い果たした”と…
去年の夏、フジテレビのベテランアナウンサーが60歳の定年を機に退職した。この顔を見れば、だれもが思い出すはず。牧原俊幸さん(61)だ。担当はワイドショーやニュース番組はもとより、バラエティーでは、「…
-
レンタルなんもしない人 森本祥司さん<5>退職前にメールを
入社当初から会社が嫌になり、正解が見えにくい仕事のやりづらさを感じていた。2年目は単純作業が多く、同期と過ごす昼食時間にストレスを解消した。 「各部署の同期が集まって、わいわい食べるのが日課で…
-
レンタルなんもしない人 森本祥司さん<4>人事の勧めで結婚
配属後はOJT(On The Job Training)が始まり、実際の業務を通して、やり方や手順などについて、先輩の指導を受けた。 「事前にミスが起きないようにフォローをしてくれるし、なんと…
-
レンタルなんもしない人 森本祥司さん<3>人間関係が苦痛に
「配属先は希望する部署に決まってうれしかったです」 新入社員研修のグループワークをきっかけに、会社の方針に馴染めないかもしれないと思っていたが、配属先は希望通りに数学の通信教材を編集する部署だ…
-
レンタルなんもしない人 森本祥司さん<2>精神的打撃を負う
「4月に入社すると、最初の2週間くらいは新入社員研修です。挨拶の仕方とか、社会人としてのマナーや配属後に必要な知識を教えられました。ゲームのような遊び感覚で学ぶものもありました。中でも印象深かったのは…
-
レンタルなんもしない人 森本祥司さん<1>流されて会社員に
「僕の会社員時代は、特になんも成果も上げないままです」 こう言うのは「レンタルなんもしない人」として話題の森本祥司さん。「なんもしない」という新しいサービスを打ち出し、依頼が殺到。テレビなどの…
-
矢島光さん<4>仕事も仲間と飲むのも楽しいだけでいいのか
サイバーエージェントには、「maxims(マキシムズ)」という行動規範がある。 「オールウェイズ・ポジティブ、ネバーギブアップ」「行動者のほうがかっこいい」「新しい産業を、自らの手で創るという…
-
矢島光さん<3>8cmのハイヒールで気持ちを奮い立たせて出社
サイバーエージェントの同僚や先輩を「キラキラした人たち」と表現するが、矢島さん本人はどんな社員だったのか。 「たまに遅刻しましたけど、大筋はマジメでしたよ。注意を受けたことはありません。でも、…
-
矢島光さん<2>毎日のようにあったイベントが好きでした
2012年、サイバーエージェントに就職すると同時に、新人漫画家としてデビューする。いきなりの二足のワラジは、かなりハードだったという。 「入社までは漫画の方が大変で、『編集さんに見放されるんじ…
-
矢島光さん<1>異例の厚遇で入社したサイバーエージェント
小学3年生のころからの夢をかなえて漫画家として活躍する矢島光さんは、2015年からの初連載「彼女のいる彼氏」(新潮社)でアラサー女子のリアルな日常を描いて注目される。昨年は「バトンの星」(集英社)で…
-
横田砂選さん<5>上九一色村の風景に見とれていたら牛糞を
「普段通りでいいんだよ。今しゃべった、街のおばちゃんの声でやってみたらいいよ」 横田さんは今、もともとやりたかった声優の仕事に就いている。 「幼い頃に憧れた南極観測隊員にこそなれませんで…