新・お出かけ紀行
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生誕150周年 南方熊楠が過ごした和歌山・田辺市を巡る旅
夏目漱石、正岡子規と東大の同期生だった南方熊楠は、1867年、和歌山県で生まれた。変形菌(粘菌)類・菌類の研究者として知られる日本を代表する博物学者。米英遊学後の1904年から田辺に定住し、41年に…
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見ごろは16日以降 北信州の桜の里・須坂へ
JR長野駅から残雪の北信五岳を眺めながら長野電鉄で約30分。須坂市はかつて製糸業で栄えた。現在は、当時の蔵が立ち並ぶ町並みにその名残をとどめながら、郊外にブドウ畑やリンゴ畑が広がる果樹王国の一面を持…
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京都が呼んでいる
京都に流れる空気はよそとは違う。それは、決して思い込みではないはず。じかに感じに出掛けないか。 「旧三井家下鴨別邸」は、豪商・三井家が祖霊社を参拝する際の休憩所として大正14(1925)年に建…
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3つの秘湯スポットをめぐる旅 福島県・天栄村で温泉三昧
賑やかな温泉街もいいが、ひなびた一軒宿で何もせずのんびりと過ごすのもいい。おすすめは福島県の天栄村だ。猪苗代湖の南の山あいの村で、自噴する天然温泉が3カ所もあり、いずれも秘湯と呼ぶにふさわしいたたず…
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再開 常磐線で知る震災の爪痕
東日本大震災で被災したJR常磐線は昨年末、浜吉田(宮城県亘理町)から相馬(福島県相馬市)間の開通に伴い、仙台駅と小高駅(福島県南相馬市)の直通運転が再開された。震災から6年、南相馬市、相馬市を訪れた…
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直虎だけじゃない もう1人の“女城主”がいた 岐阜・岩村城
今年の大河ドラマは女城主が主人公。実は同じ戦国時代、ドラマの舞台から80キロほど北の岩村城(現岐阜県恵那市)にも女城主がいた。その名は「おつや」(※諸説あり)。織田信長の叔母でありながら、最期は信長…
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伊井直虎ゆかりの浜松へ 観光客は「真田丸」超え?
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が好調だ。浜松市にある大河ドラマ館も、昨年の真田丸のそれを上回るペースで来場者を集めているそうだ。そうと聞けば一度は行かねば、というわけで、直虎ゆかりの地を訪ねて…
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海遊館の裏側も? 大阪人も知らなかった“穴場”を初体験
お好み焼き、たこ焼き、串カツ、豚まん……。大阪にはウマイもんがいっぱいあるけど、それだけやないで! 親族全員、大阪南部の出。「旅行で大阪」なんて当然考えたことがなかったが、このたび縁あって大…
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スコセッシ監督作で話題 長崎で「沈黙」の舞台をめぐる
現在、公開中のマーティン・スコセッシ監督作品「沈黙-サイレンス-」。原作は遠藤周作の「沈黙」。禁教令が敷かれる1640年代、長崎に渡ったポルトガル司祭と潜伏キリシタンの姿が描かれている。潜伏キリシタ…
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名作「破戒」の構想も 島崎藤村が愛した信州小諸への旅
「破戒」「夜明け前」などで知られる自然主義文学作家、島崎藤村。彼の作風に大きな影響を与えたとされるのが、長野県小諸市だ。教師として赴任し、結婚して子を授かり、退職するまでの6年間を過ごした。滞在中に書…
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金沢・富山 寿司三昧旅行
北陸の冬の味覚といえば「カニ」。東京から新幹線で最短2時間半、金沢で海の幸と文化に触れた。(小野真依子) ■香箱でカニ面寿し体験 2001年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された…
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千葉「アクアラインイースト」は冬こそオススメ
「アクアラインイースト」とは、文字通り東京湾アクアラインの東側のこと。木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市の4市が、2014年から「アクアラインイースト観光連盟」の名のもと、合同で観光PRを行っている。…
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雲の上の温泉街 長野県「奈川」へ行ってきた
長野県松本市の西部に位置する「奈川」は、良質な雪に恵まれたスキー場で知られるが、つくられた観光地ではない、里山の原風景が残る。あちこちで、薪ストーブに使う薪を積んだ「木棚」が見られ、囲炉裏がある家も…
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今しか見られない! 熊本城歴史の爪痕
昨年4月の地震から半年以上が過ぎた。無残な姿が報じられた熊本城や阿蘇神社は今、どうなっているのか。訪ねてみた。 まずは「くまもとよかとこ案内人の会」会長・吉村徹夫さんと、熊本城(熊本城総合事…
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長野県上田市 「真田丸」の舞台でノルディックウオーク
大河ドラマ「真田丸」は18日、最終回を迎えたが、舞台の地・上田城(上田市二の丸)には今も幸村(信繁)ファンが集まる。1583年に昌幸によって築城され、徳川の大軍を2度にわたって退けた城。現在は、城跡…
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南伊豆1泊2日で心身解放 「駅間ウォーク」に挑戦してみた
東京から踊り子号でヒュンッ! 南伊豆には絶景がいっぱい。体も心も解放された。 南伊豆を回った中で、最も印象に残ったのが美しい海の景色。特に、伊東から伊豆急下田間の伊豆東海岸を走る「リゾート2…
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発掘調査に参加も 徳川家康が過ごした静岡県で歴史めぐり
東海道新幹線のひかり号で東京から1時間。都民にとって静岡市は、普段着で立ち寄れる街だ。構えずふらりと出かけられるから、移動は苦痛という熟年夫婦にぴったりである。 NHK大河「真田丸」で内野聖…
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テーマは「各地の料理を食べる」 週末に中国旅行を楽しむ
11月2日、国内LCC初の羽田~上海便が就航した。上海ラブ記者が早速、自腹で上海へ。 羽田空港発は深夜2時10分で、上海の浦東空港発は深夜1時25分。土曜の午前中から日曜の遅くまでの“週末上…
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観光シーズン真っただ中 地震に負けず「鳥取営業中!」
先月21日、マグニチュード6・6の地震が鳥取県中部を襲った。倉吉市、湯梨浜町、北栄町で震度6弱の激しい揺れを観測。住宅の被害は1万2767棟で、11月24日現在も14人の方が避難生活を余儀なくされて…
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記念日に最適 南伊豆の海岸線を走るリゾート列車の車窓旅
今年7月にデビューしたリゾート列車・伊豆クレイルが人気だ。全席グリーン指定席。海側に面した2人掛け席から景色を見ながら、オシャレなランチを味わう。小田原~下田間の約2時間30分は、普段の休日とは違う…