利権の巣窟 国家戦略特区の闇を暴く
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自民党議員の一族が経営する病院が事業者に選ばれていた
広島の整形外科からスタートし、ここ20年ほどで全国に急拡大している医療法人「葵会」。傘下の「AOI国際病院」は、神奈川県川崎市にある。羽田空港から多摩川を渡り、川崎市に入ったあたりに位置し、このごろ…
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特区委員が会合で自グループ戦略を売り込むメチャクチャ
「保険外併用療養推進については、活用実績が少ないというご報告をいただいております」 「保険外併用療養の特例については、その前提条件の見直しが今後必要であると思います」 先月16日、中央合…
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現行法でOKなのに…過疎地でライドシェア緩和のデタラメ
「岩盤規制の打破」を口上に始まった国家戦略特区。タクシーの業界団体が「白タク行為の合法化につながる」と猛反発するのをヨソに、2016年5月にいわゆる「ライドシェア」(相乗り)が規制緩和された。「過疎地…
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「ミスター特区」竹中平蔵氏が諮問会議議員の利益相反
加計学園問題をきっかけに、国家戦略特区の実態が明らかになってきた。「岩盤規制の打破」を名目に、仲間内や特定企業に利益を分配してきた疑惑である。それを、わずか4人の閣僚と、5人の民間議員がトップダウン…
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国際医療福祉大学 医学部新設も“1校だけ”の特別扱い
「成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること」――。加計学園の獣医学部新設を巡る文科省文書に登場する成田市。安倍官邸が国家戦略特区の“前例”として倣った国際医療福祉大(国福大…
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「岩盤規制を壊す」とは新利権を“アベ友”に与えること
加計学園問題でにわかにクローズアップされた「国家戦略特区」。“アベ友”だから便宜が図られ、獣医学部新設が認められたのではないかという“国家の私物化”疑惑が渦巻いているが、そうした怪しい案件は加計だけ…