岸田内閣の大臣を“丸裸”にする
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金子原二郎農相は長期政権でも処理できなかった岸田派の“お荷物”…国会でポンコツ露呈の可能性も
衆院議員を5期務めた後、長崎県知事を3期、さらに参院議員を2期務める異色の経歴を持つ金子氏は、数年前から入閣適齢期だったが、安倍・菅政権の約9年間で登用されることはなかった。それだけに、「よほど大き…
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林芳正外相は政界入り時から「いつか総理」に強い野心…公用車でセクシーヨガ通いの過去も
岸田派ナンバー2の座長を務める。外相だった茂木氏を幹事長にした時から、岸田首相は林氏を後任に決めていたが、安倍元首相と麻生副総裁は「日中友好議連会長」を理由に反対。それを岸田首相が押し切って指名され…
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二之湯智 国家公安委員長、防災相 引退表明したベテランの「思い出作り」で初入閣
改選を迎える来夏の参院選に出馬せず政界引退を6月に表明。竹下派で、総裁選では岸田首相の推薦人に名を連ねて初入閣を果たすも、「思い出作り入閣」との声も。本人も就任会見で「一部で大臣職を与えていいのかと…
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末松信介文科大臣は自他ともに認める門外漢 初入閣は来夏改選の“ハク付け”のため
「私は末松信介ですよ」 岸田首相から電話で文科相起用を伝えられ、驚きのあまりこう応じたという。「希望を持ち、感激いたしました」と本人は深イイ話のように語っているが、これほど不安を広げるエピソー…
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西銘恒三郎復興、沖縄・北方相はフツーのおじさん 初入閣も消去法で
岸田首相の初入閣は沖縄担当相。沖縄担当相は思い入れのあるポストだ。来年、沖縄は日本復帰50年の節目を迎える。当初から沖縄担当相には沖縄選出議員を充てる意向を持っていたようだ。 「とくに西銘さん…
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金子恭之総務相は風貌のまま地味で朴訥 ただし生真面目で仕事は細かい
岸田派所属、当選8回。いわゆる“派閥順送り”による初入閣である。国土交通行政が長く、総務大臣は本人も意外だったらしい。打診された時「私が総務大臣でいいんですか」と岸田首相に聞き返している。 「…
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古川禎久法相 官僚→焼き鳥屋の異色エリートは政界随一の「永ちゃん」ファン
総裁選では河野太郎前行革担当相の推薦人に名を連ねた。石破派で2015年の派閥結成時から3年にわたって事務総長も務めたが、総裁選直後の9月30日に退会。無派閥になった途端の初入閣だった。法相就任後、旧…
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若宮健嗣万博・消費担当相は選挙に弱く実績もなし…党員獲得できず罰金200万円の過去
初入閣して選挙前にゲタを履かせてもらったが、立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長に選挙区で敗北した。 「選挙戦は、所属する旧竹下派会長代行の茂木幹事長や安倍元首相、甘利前幹事長や岸田首相など大物が連…
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斉藤鉄夫国土交通相はかつて「公明党のホープ」 穏やかな人格者すぎて出世は微妙
2012年の第2次安倍政権以降、国交相は公明党の指定ポストだ。前任の赤羽一嘉氏の再任説が流れたが、組閣直前に斉藤氏が浮上し、就任した。斉藤氏は08年の福田康夫内閣で環境相の経験があるが、選挙区を比例…
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後藤茂之厚労相は岸田首相誕生の論功行賞で就任…“コストカッター”がコロナ対策を仕切れるのか
コロナ対策を最優先としている岸田政権。後藤氏を厚労相に抜擢したのは「そつがないから」(永田町関係者)だという。 「前任の田村厚労相は自民党内きっての『厚労行政通』ですが、自負心が強く、輪をかけ…
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山口壮環境相は民主を離党→自民入党6年半で大臣ゲットした「爺殺し」
民主党政権で外務副大臣も務めた「移籍組」だ。旧民主党から自民党に移ってから、わずか6年半で初入閣を果たした。他の移籍組が自民党内でくすぶり、細野豪志氏がなかなか入党を認められなかったのに比べると破格…
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鈴木俊一財務相 華麗なる閨閥がかすむ地味なそば好きオジサン
麻生派の“番頭格”で、領袖が8年9カ月務めたポストを引き継いだ派閥順送り。 総裁選で岸田首相の推薦人代表を務めた論功人事でもある。 「性格は温厚で安定感と調整力には定評がありますが、押…
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堀内詔子ワクチン担当相 初入閣&選挙圧勝でノリノリも「堀内家vs長崎氏」の戦争が再燃
夫である光一郎富士急行社長の父、故・堀内光雄氏の地盤を受け継いだ。光雄氏は総務会長や通産相を歴任し、宏池会(現岸田派)の会長も務めた。義父の威光か当選3回で初入閣を果たしている。地元の大企業、富士急…
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松野博一官房長官 安倍元首相をイラつかせた再入閣 あだ名はつくのか?
新聞各紙の「閣僚の横顔」では〈地味〉〈目立つ存在ではない〉と存在感の薄さを何かと書かれた。入閣は5年ぶり2回目。自民党政調会長時代の岸田首相に会長代理として仕え、信頼関係が就任の決め手になったと解説…
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野田聖子少子化・地方創生相「4度目の正直」の裏に“元夫婦の絆”
ライフワークとして取り組んできた少子化対策や女性活躍を担う。オッサンばかりの自民党内で「女性」「子ども」の問題を語れる人材ではある。 「9月の自民党総裁選で、同じく初の女性総理を目指す政調会長…
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山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒
甘利明前幹事長を「政治の師」と仰ぎ、自他ともに認める「一番弟子」。甘利氏が力を入れる半導体の議員連盟でも中核を担った。師匠の強いプッシュで初入閣を果たしたが、甘利氏は衆院選で選挙区敗退して幹事長を辞…
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牧島かれんデジタル相は「狩りガール」 心配なのは“利権”の罠にハマること
永田町では納得の人選だという。自民党で「デジタル」といえば真っ先に名前が挙がるのが国会で「ワニ動画」を見ていた平井卓也前大臣だが、その下で“デジタル人材”として汗をかいてきた若手のひとり。党の「デジ…
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小林鷹之経済安保担当相 手腕は未知数も評判はすでに「進次郎超え」
若手ながら新設の目玉大臣に抜擢された理由は、人事を仕切っていた甘利前幹事長の“一本釣り”があったからだ。二階派に所属しているが、実質“甘利チルドレン”とみられている。 経済安全保障の法整備を…