天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか
天皇家のプライベートマネーが盗まれていた!
宮内庁は5月1日、天皇一家の生活費にあたる「内廷費」を窃盗していた20代の侍従職を懲戒免職にしたと発表した。盗まれた360万円はすでに弁済されていて、宮内庁との示談も済んでいるが、皇宮警察本部に刑事告発したという。
事件が発覚したのは今年の1月下旬。それから2カ月後に職員は盗みを認めたという。そこから1カ月以上も経って公表したのだが、宮内庁は当該職員の氏名、年齢、性別、具体的な宮中での役職、盗んだ動機など一切明かさなかった。
神武天皇以来、長い天皇家の歴史の中で、恐らく“前代未聞”“驚天動地”の大事件であるはずだが、新聞、テレビは宮内庁の発表を短く伝えただけだった。
内廷費は年間3億2400万円。それからすればはした金だが、事はそう簡単ではない。
GWの谷間という発表のタイミングも含めて、宮内庁側に事件を矮小化しようとする「意図」を察した週刊新潮(5月15日号)は、独自取材を重ね、犯人は25歳の男性(記事中では山崎永太=仮名)で、宮中では「内舎人(うどねり)」という役職にあったことを突き止めた。