木曜日は夜ふかし本
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「化け者手本」蝉谷めぐ実著
「化け者手本」蝉谷めぐ実著 物語の舞台は、文政時代の江戸。元女形の田村魚之助と、なぜか彼のお供としてたびたび声をかけられる日本橋の鳥屋の藤九郎の元に、不可解な事件の話が持ち込まれた。 …
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「入り江の幻影」辺見庸著
「入り江の幻影」辺見庸著 ある夜、著者は犬の頭をなでながら暗然と「未来」を思う。いまより、よき未来がやってくると本気で信じている人はどれくらいいるだろうかと。 著者には妙な確信がある。…
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「レシート探訪」藤沢あかり著
「レシート探訪」藤沢あかり著 買い物をするたび店から渡されるレシート。店名や日付、品名、金額が記されたそれを見直すと、その場で会った人や話したこと、当時の気持ちや情景が浮かび上がってくる。著者…
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「可燃物」米澤穂信著
「可燃物」米澤穂信著 12月8日午後10時、群馬県太田市昭和町3丁目のゴミ集積所から出火していると、消防に通報が入った。偶然通りかかった近所に住む男が消火したため大事には至らなかった。ところが…
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「パリの空の下 ジャズは流れる」宇田川悟著
「パリの空の下 ジャズは流れる」宇田川悟著 20年ものパリ生活で、フランスの音楽について取材を続けてきた著者によるフランスジャズ変遷記。ジャズという音楽を単体でとらえるのではなく、文学、舞台、…