患者に聞け
-
糖尿病(1)空腹時血糖値が170を超えた!医師から非常事態宣言
数年前から血糖値が基準値を超えながら、自分にさまざまな言い訳をして治療を先延ばししている人もいるのではないか。今回は突然、空腹時血糖値が170ミリグラム/デシリットル、HbA1cが9%を超えたことを…
-
脊柱管狭窄症<4>2泊3日の手術から6日目…「成功です」と
千葉県香取市にある「国保小見川総合病院」での手術は午後1時半から始まった。私の脊柱管狭窄症は、第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板にヘルニアが起きていて、下肢にいく太い神経を圧迫しており、歩くだけで激痛が…
-
脊柱菅狭窄症<3>手術の経験は高校2年のときの虫垂炎だけ
私の脊柱管狭窄症は、第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板にヘルニアが起きていて、下肢にいく太い神経を圧迫しているため、歩くだけで激痛が走るというものだ。 手術は、患部に8ミリの穴を開けて、そこから…
-
脊柱菅狭窄症<2>手術が終わればマチュピチュだって大丈夫
脊柱管狭窄症はどんな病気なのか。千葉県香取市の国保小見川総合病院のホームページにこう書かれてある。 <腰椎の老化による変形のため足へいく神経の通る管が狭くなって起こります。(中略)通常は薬やブロッ…
-
脊柱菅狭窄症<1>手術するなら日本一がいいに決まってる
「マチュピチュだろうがエベレストだろうが、どこへ行っても大丈夫ですよ、カッカッカッ」――。大きな声で笑いながら主治医の清水純人先生は太鼓判を押してくれた。手術をしたのが2017年11月22日、翌23日…
-
【中心性網膜炎】失明することはほとんどない
大手新聞社から教育事業関係の企業に転職してほぼ10年を迎える富永康生さん(仮名、55歳)は近視で、眼鏡歴40年。中学3年生のとき、黒板の文字が読みにくくなって近視と分かり、以来、眼鏡使用になった。 …
-
【心臓神経症】左乳首の下、狭い範囲が痛む
昨年の夏、千葉県松戸市に住む中沢保さん(仮名、48歳)は転職を余儀なくされた。役員を務めていた広告代理店が倒産し、東京・新宿で友人が経営する健康食品販売会社に拾ってもらったのだ。 月収は3分の2…
-
【脊椎圧迫骨折】自然に骨がくっつくまで待つのがつらい
「脊椎は、こんなにも簡単に折れるものですかねえ?」 腰の周囲を手でさすりながら話すのは神奈川県川崎市の食品販売会社で、マーケティングを担当している吉川修さん(仮名、59歳)だ。 身長1…
-
【脳血栓症】 気づくのが遅かったら脳梗塞になっていた
東京・新宿区内で、不動産仲介業を営む舟橋泰一さん(仮名、56歳)は、これまで2度入院したことがある。 1度目は30代のとき。交通事故を起こし、足を骨折した。2度目は50歳を迎えてまもなくのこ…
-
【胃潰瘍】検査結果を待つ間、コーヒーの味がわからず…
「もしかしたら『胃がん』じゃないかと不安になりました。胃の周辺が少し痛いし、胸焼けもある。食事も進みません。酸っぱいゲップが時々出てきて、吐くために深夜に起き出すこともありました。排便にしても色が黒い…
-
【胆のう結石】 痛みが右わき腹から背中に移ると同時に激痛が…
「ときどき下腹部周辺に不穏な痛みを覚えていました。食べ過ぎ、飲み過ぎで疲れた胃が原因かと思い、しばらく近所の薬局で買ってきた胃薬を飲んでいたんです」 都内にあるサービス業系の専門学校で、事務長…
-
【ピロリ菌】 除去が不十分だと再感染するケースも
昨年の秋、東京・世田谷区に住む団体役員、渡辺惣一さん(仮名、59歳)は、勤め先に10日間の欠勤願を出し、愛知県の実家に帰郷した。 目的は年老いた母親の入院見舞いだった。 「幸い母親の病…
-
【糖尿病】治療はやはり専門病院で 病院“渡り鳥”にならない
「糖尿病」で怖い3大合併症は「神経障害」「網膜症」「腎症」だ。ほかに血管障害や脳血管疾患などもある。 20年間、糖尿病の治療を受け続けている無職、大泉雅俊さん(仮名、66歳=東京・練馬区)は、…
-
【機能性腹部膨満】排便に苦しみガスも出ない
東京・神田に住む不動産仲介業の瀬戸喜一さん(仮名、60歳)は、年に2、3回の割合で下腹部に痛みが走り、塗炭の苦しみに襲われる。 最近では3月上旬、JR山手線で事務所に向かうとき、下腹部に症状が表…
-
【高次脳機能障害】感情のコントロールができず記憶も曖昧に
実に厄介な病気だ。交通事故や脳卒中等が原因で脳に障害が起こり、症状(記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、認知障害等)は多岐に及ぶ。 3年前の8月30日、東京・北千束でレストラン…
-
【肺結核】 「日本では消えたと思っていたから病名を聞いて驚きました」
埼玉県川口市に住む無職、瀬戸浩一さん(仮名、69歳)。自宅近くの内科医で毎年1回受けていた、市が奨励する定期健診で「肺に気になる影があり、感染症呼吸器疾患の疑いがあります。大きな病院を紹介しますから…
-
【肝臓移植】「東京では無理と言われ関西の病院を探してもらった」
2カ月に1回、東京大学医学部付属病院(東京・文京区)で肝臓や胃の定期検査を受けている多田治さん(仮名、64歳)は、“肝臓移植”者のひとりだ。 本人いわく、戦後間もない幼少の頃、使い回しの注射…
-
【心臓病】30年間に3度発症「何度も経験して言えることは“緊急事態でも慌てるな”です」
この4月、「日本大学駿河台病院」(東京・御茶ノ水)に「心筋SPECT検査」(心臓内の血液の流れをカメラで撮影する検査)を予約しているエネルギー開発会社(東京・日本橋)の会長、島中浩一さん(仮名、65…
-
【高血糖症】「毎日食べた全てをメモ。食事の順番を変え、5キロやせました」
「明日からでも入院してください!」 昨年の11月、東京・中野に住む団体職員、永川壮一さん(仮名、58歳)は、いきなり内科医にこう告げられた。 自宅から車で10分の近場にある総合病院に通…
-
【慢性心筋梗塞】 毎日何種類も薬を飲み、定期健診を続けるも4度目のカテーテル治療
東京・大田区内に住む自営業の内藤輝夫さん(61=仮名)は、病院で正月を迎えた。内藤さんが長年抱えている病名は「慢性心筋梗塞」である。入院治療を受けるのは、これで4度目だ。 最初の入院は50歳…