時間栄養学と旬の食材
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すべてのゴマに含まれている「ゴマリグナン」が酸化を防ぐ
ゴマは、発祥地であるアフリカからシルクロードを経由して、奈良時代にはもう国内で栽培されていたといわれています。ゴマ科の植物の種子で、その種類は3000以上。種皮の色の違いから、白、金、黒という3種類…
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ブドウには脳機能低下の防止や集中力を高める効果がある
ブドウは世界一生産量が多い果物で、種類もなんと1万もあります。皮の色によって栄養価が若干異なるのですが、大きく分けて巨峰やピオーネなどの「紫」、デラウエアなどの「赤」、シャインマスカットなどの「緑」…
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鮭は「紅」がオススメ 朝食べると体内時計のリセットに役立つ
鮭(さけ)にはさまざまな品種があります。日本で一般的なのは「白鮭」。特に種類名などが表示されず「鮭」とだけある場合は、たいていこの白鮭と思っていいでしょう。 秋に市場や一般のスーパーに並ぶ秋…
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エネルギーづくりを助ける銀杏は朝に向くが食べすぎに注意
原産は中国といわれる銀杏(ぎんなん)の旬は9月から11月。イチョウの木の実で、イチョウの漢字も「銀杏」と書き、2億年以上も前から地球にある「生命力の強い食べ物」とも呼ばれています。 独特のに…
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体内時計を動かしづらい炭水化物を含むカボチャは夕飯向き
冬至にカボチャを食べると風邪をひかないとよくいわれています。 カボチャは輸入物も多いですが、収穫時期は夏から始まり、旬は今。 夏にとれたカボチャを冬至に食べる習慣があるのは、夏の時期…
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ムール貝はアミノ酸が豊富 パスタと合わせると朝食に向く
ムール貝の旬は採れる場所にもよって違いますが、7~10月ごろ。スペインのパエリアやイタリアのペスカトーレなど地中海地方をはじめとするヨーロッパでよく食べられる貝類で、軟らかい身とクリーミーなうま味が…
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【桃】疲労回復に即効性あり ミネラルを取るなら夜に生で
日本では、古くから「桃湯」が親しまれており、江戸時代から夏の土用には桃の葉を浮かべた湯に入ることで、あせもや湿疹の予防をする習慣があったそうです。 私たちが食べる果実の主成分は水分、その中に…
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トウモロコシは朝食べると体内時計をリセットする作用あり
トウモロコシは米や麦と並ぶ、世界3大穀物のひとつです。私たちがイメージする青果用のトウモロコシは「スイートコーン」と呼ばれる甘味種。すべての粒が濃い黄色をしているのは「ゴールデンコーン」、白い粒のも…
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栄養が豊富 イチジクが「不老不死の果物」と呼ばれる理由
イチジクは夏から出回り始め、9月に旬を迎えます。今まさに、はしりの果物だといえます。 イチジクは実の内側に花をつけて、外側からは花が見えないため「無花果」という漢字が当てられているのです。そ…
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疲労回復効果が望めるスダチとカボスは酸味で使い分ける
刺し身や焼き魚、鍋などの薬味としておなじみのスダチとカボスは今からが旬です。 どちらもユズの近縁種でミカン科の香酸柑橘(かんきつ)類。値段もほぼ一緒であることから混同されがちですが、見分ける…
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【ウナギ】本当の旬は秋冬だが…夏に必要な栄養素がたっぷり
土用の丑(うし)の日にウナギを食べてスタミナをつける季節になってきました。今年は7月21日、8月2日が丑の日に当たります。 今ではウナギ=夏というイメージが定着していますが、実はウナギの旬は…
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スイカにはトマトの1.4倍のリコペン 朝の一切れが若返りに
「夏の果実の王様」などと呼ばれるスイカは果肉の約95%が水分(果汁)で、このうちのたった4~6%が糖分です。甘いから太ると思われがちですが、たくさん食べ過ぎなければ問題ない糖質量ではないでしょうか。 …
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きゅうりはカリウム豊富ゆえ夜に摂るべし ぬか漬けでビタミンB1が10倍に
きゅうりが1987年にギネス登録されたのをご存じでしょうか?「最も栄養のない野菜」と記憶している人がいますが、実際は「Least calorific fruit(最もカロリー値の低い果実)」です。 …
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【トマト】活性酵素を除去してがんや老化を抑えてくれる
トマトは医者いらずといわれるように栄養価が豊富な食材です。価格も手ごろで一年中手に入るので馴染みがあります。 トマトに含まれる赤い色素成分は「リコペン」です。生活習慣病予防や老化抑制に働くこ…
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大葉(青じそ)は食後の血糖値上昇を抑える 夕食時に最適
そうめんやうどんなど、さっぱりとした料理の薬味として大葉を使う方も多いのではないでしょうか? 大葉も青じそも実は同じものなのですが、刺し身に添えたり、刻んで薬味などに使われるときは青じそ、…
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【枝豆】最強のおつまみだがプリン体には要注意
枝豆は6月が旬のはしりになります。枝豆は大豆の未成熟豆で、成熟する前に収穫した大豆が「枝豆」です。最近はブランド枝豆なども有名です。 しかし、枝豆として収穫する品種と、大豆として収穫する品種…
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【ニンニク】切ることで殺菌効果や刺激臭を発揮する
ニンニクの生産量日本一の青森では、6月中旬あたりの梅雨前に収穫が始まり、収穫後20日間程度、乾燥させてから市場に出回ります。それ以外の地域では5月中旬ごろから収穫期となります。 ニンニクには…
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グレープフルーツ摂取後は注意…紫外線を吸収しやすい体に
グレープフルーツはアメリカのフロリダや南アフリカ、イスラエル、メキシコなどで栽培される亜熱帯原産の果物です。グレープとはブドウの意味でブドウのように果実をたくさん含んだ果物であることからその名がつけ…
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朝の眠気覚ましには「緑茶」体内時計を整える成分が多い
「夏も近づく八十八夜~」の歌にもあるように、立春から数えて88日目(5月3~5日)ごろに新茶が採れます。新茶は葉が柔らかく、水分やミネラル分、うま味や甘味の成分で緊張を和らげる働きのあるテアニン、眠気…
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新ジャガにはビタミン4倍 血糖値の上昇が緩やかで夕食向き
春から初夏にかけて、通常のジャガイモより少し小さめの新ジャガイモがスーパーや青果店に並びます。普通のジャガイモと何が違うのでしょうか。 一番の大きな違いは、収穫後すぐに出荷される点。ジャガイ…