時間栄養学と旬の食材
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唐辛子はアドレナリン分泌を促し体温アップ 食欲増進なら朝に
唐辛子は世界中で最も食べられているといわれる香辛料のひとつです。鷹の爪だけでなく、なんとピーマンやシシトウ、パプリカも唐辛子の仲間で、辛さは栽培環境によって大きく異なります。 そんなバラエテ…
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朝は「黄」で夜は「青」 パパイアは2種類を食べ分ける
カリブ海沿岸での呼び名である「アババイ」がなまったものであるとも言われるパパイア。 スペインやポルトガルなどの地域では、果実の様子が赤ん坊にお乳を飲ませる母(ママ)の乳房のように見えたため「…
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ドラゴンフルーツはバナナの65倍の不溶性食物繊維で便通を促す
ドラゴンフルーツはサボテンの仲間。外皮が龍の鱗のような見た目をしていることからその名前がつけられたと言われます。英語では「ピタヤ」と呼ばれますが、現在ではドラゴンフルーツという名前の方がメジャーかも…
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王の果実パイナップルは食前に取ると消化器系障害に効果あり
果実の形が松かさに似ていて、味がリンゴのように甘いので、「パイン(松の実)アップル(リンゴ=価値のあるおいしい果実)」と呼ばれるパイナップル。日本でパイナップルの栽培が本格的に始まったのは1930年…
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冬瓜は9割が水分で熱中症予防に最適 抗酸化作用もあり
冬瓜(とうがん)は漢字からは想像しづらいですが、夏野菜です。保存能力がとても高い野菜で、冬まで長持ちして食べられることからその名が付いたといわれています。丸のまま温度13~15度、湿度70~75%く…
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ハモは日本人が不足している不飽和脂肪酸が豊富で朝食向き
ウナギの仲間であるハモの旬は6~8月。広島では「ハム」、九州地方では「ウミウナギ」と呼ばれ、夏を代表する食べ物です。 硬くて長い小骨がびっしり通っているため、1寸(約3センチ)の間に包丁で2…
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ゴーヤーは日焼け対策に レモンより多くビタミンCが含まれる
独特の風味と苦味が特徴的なゴーヤー。もともと中国からやってきたものなので中国で呼ばれているのと同じ「苦瓜(ニガウリ)」や、和名の「蔓茘枝(ツルレイシ)」が一般的。しかし、近年沖縄料理が全国的に普及し…
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アユは「天然」と「養殖」で含まれる栄養成分が大きく違う
アユは、淡水にすむ魚で旬は6月から9月。寄生虫の影響から生食はおすすめできませんが、塩焼きなどで焼いて食べるのは絶品ですよね。旅先で販売されている天然物のアユは実はとても貴重で、市場に出回るものはほ…
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桑は数千年前から「漢方」として使われた栄養価の高い果実
養蚕で知られている桑の木に実る赤や黒紫色の果実は「マルベリー」と呼ばれています。ヨーロッパやインド、北アフリカ・中東など世界中で見ることができ、日本では6月から8月にかけて収穫されます。甘味と酸味の…
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夏が食べごろのマンゴー 「葉酸」が豊富で妊婦にもおすすめ
マンゴーはそのおいしさから、「世界3大美果」のひとつとされている他、「果物の女王」「熱帯果樹の王様」という呼び名も持つ果物です。いまはスーパーで一年中見ることができますが、国産のマンゴーの旬は夏。こ…
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ビタミン豊富なパプリカは「色」によって味と栄養素が変化
色鮮やかなパプリカは、ナス科トウガラシ属に分類される野菜。学名も「Capsicum annuum」とピーマンや唐辛子と同じ仲間です。日本では、果実色の特徴から通称「カラーピーマン」と呼ばれることもあ…
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ワカメは夜がおすすめ 塩分やコレステロールを排出する働きが
日本人によく食べられているワカメは、縄文時代の遺跡からも見つかっています。古事記や日本書紀に記載されるように古くから食用とされ、漢字では「若布」と書くことも。ワカメに含まれる栄養素が若返りの妙薬とさ…
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ラッキョウは「食物繊維の王様」焼くと抗酸化作用が20倍に
漬物として年中売られているラッキョウですが、生で購入できる期間は限られていて、その旬は5月から7月になります。 ラッキョウに含まれる栄養素はほとんどが水溶性なので生がおすすめ。甘酢漬けの場合…
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【サザエ】ダイエット中なら朝、疲れているなら夜に食べる
名前の由来に「ささやかな家」という意味があるとされるサザエは、エサとなる海藻の匂いが基となる独特の香りとコリコリの食感が魅力の食材です。ちょうど初夏から夏が最も栄養を蓄える産卵期なので、一般的には春…
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脳を覚醒させ腸の働きを高めるタケノコは朝食にピッタリ
シャキシャキとした食感と春の風味を感じられるタケノコには糖質・脂質などの栄養素がほとんど含まれていません。「タケノコには栄養がない」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか…
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ウルイはビタミンCが豊富 紫外線対策として朝に食べたい
4~5月が旬の「ウルイ」は、春に出回るユリ科の植物のこと。「オオバギボウシ」という植物の若葉で、山菜として食べられているほか、地域などによって「キンボ」や「コレイ」などとも呼ばれています。また、葉を…
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キクラゲは骨折・がん・感染症予防に役立つ夕食向けの食材
キノコの仲間であるキクラゲは、非常に栄養価に優れた食材です。ゴボウの約3倍もの食物繊維が豊富に含まれ(どちらも茹でた状態で比較)、不溶性・水溶性両方の食物繊維も含まれています。特に不溶性食物繊維が多…
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低カロリーのサメは朝に食べるダイエット食材として優秀
サメ肉は淡泊で上品な味わいですが、独特の臭いが気になるといった話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、現在は輸送や冷凍の技術が進歩しており、生でも冷凍でも、きちんと下処理を済ませたサメ肉であれば…
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アシタバは特有のポリフェノールが老化予防で注目されている
アシタバは、摘んだ翌日には新しく芽が出る生命力から「明日葉」と書かれます。日本の関東地方から紀伊半島にかけて育つ多年草で、八丈島では江戸時代ごろから野菜、薬、飢饉時の救荒作物として多方面で利用されて…
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ホタテはグリシンが豊富 寝る前に食べると目覚めがスッキリ
ホタテの主な産地は北海道や青森県など東北から北の地域です。ホタテと聞いてイメージする部分は貝柱でしょう。100グラム当たりの糖質は3.5グラムで、そのほとんどは、でんぷん同様の性質を示すグリコーゲン…