注目の人 直撃インタビュー
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投稿でSEALDs励ます 加藤敦美さん「若者たちに希望感じる」
12万人が国会周辺を埋め尽くした安保法制反対の8・30国民大運動。それを主導したのは学生団体SEALDs(シールズ)だが、彼らの活動を励ましたのが、元予科練の加藤敦美さん(86)が朝日新聞に寄せた投…
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作家・池澤夏樹氏が危惧「筋交いがない日本という家は潰れる」
「日本の三権分立は死にかけている」と朝日新聞のコラムで書いた。実際、憲法判断を放棄している司法、さながら大政翼賛会と化している立法府。民意は無視され、憲法破壊が公然と進んでいるのだから、ひどいものだ。…
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“Mr.文部省”寺脇研氏 「新国立問題の迷走は政治家の暴走」
新国立競技場の建設問題、国立大学・大学院の人文社会系分野の見直し、ますます強まる愛国教育――。文部科学行政の迷走が止まらない。古巣の体たらくをOBはどう見ているのか。ゆとり教育を旗振りし、“ミスター…
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鳥越俊太郎氏が警鐘「集団的自衛権で日本はテロ標的になる」
「アベ政治を許さない」──。安保法案反対の抗議運動で有名になったこのポスター。全国一斉に掲げようと作家の澤地久枝さんと一緒に呼びかけたのがこの人、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏だ。抗議行動は拡大し、今も…
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20年ぶり演説の村山富市元首相 「国民に主人公意識芽生えた」
「村山談話」を骨抜きにするのか。安倍首相の戦後70年談話に注目が集まる中、91歳の元首相が積極的に動いている。先月24日には若者たちの国会前デモに登場。背筋をぴんと伸ばし、安倍政治を批判した。元首相を…
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施光恒・九大大学院准教授「英語押しつけで日本人は愚民化」
安倍政権は安保法制で何を守ろうとしているのか。根本的な問いかけをしている話題の書が、施光恒・九大大学院准教授が著した「英語化は愚民化」(集英社新書)である。米国の繁栄を前提に、とことん米国に追随しよ…
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「年内は不安定」エコノミスト西濵徹氏に聞く中国株暴落の行方
中国株のバブル崩壊は日本市場を急襲した。中国政府のなりふり構わぬPKO(株価維持策)によって、株価は辛うじて持ちこたえたが、先行きは不透明だ。世界2位の経済大国にのし上がった中国の迷走は、日本経済を…
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ジャーナリスト岩瀬達哉氏が語る「漏れた年金」問題の深層
5000万件の「消えた年金」問題で社保庁が解体され、2010年1月に日本年金機構が発足。たった5年半でなぜ、125万件の個人情報が流出する「漏れた年金」問題が起きたのか。ズサンな組織の実態を、「消え…
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山口二郎法大教授「安倍首相は劣情で国民を道連れにするな」
憲法学者の「違憲表明」に耳を貸さないばかりか、「学者に平和は守れない」とケンカを売った安倍政権に「このケンカは買うしかない」と立ち上がったのがこの人、政治学者の山口二郎法大教授だ。宣戦布告した戦う政…
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地球物理学者の島村英紀氏「火山・地震国の日本で原発は無謀」
日本全国で火山の噴火が頻発している。ここ1年ほどで、御嶽山、浅間山、口永良部島などが噴火し、警戒中の箱根山でも、先月末、ついに小規模噴火が起きた。いったい今、日本列島で何が起こっているのか。地震・火…
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共産党・志位委員長 「安倍内閣には戦争法案を扱う資格なし」
党首討論では舌鋒鋭く安倍首相に迫るが、国政選挙では独自路線を歩む日本共産党。戦争法案を阻止するために野党はどこまで共闘できるのか。委員長のホンネに迫った。 ■「これほど米国に無条件追従する国は…
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現役最年長の加藤一二三 九段 「将棋指すごとに精神活性化」
古希を過ぎて出演したバラエティー番組をきっかけにブレーク。将棋と縁の薄い子どもや若者にまでファン層を広げ、「加藤一二三九段」よりも「ひふみん」と呼ばれる機会が増えた。恰幅のいい体を揺らしながら、「こ…
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琉球新報・普久原均氏が抉る「オスプレイ」首都配備の危険性
空飛ぶ棺桶といわれる「オスプレイ」が横田基地にも配備されるが、東京都知事が抗議するわけでもなく、都民もノホホンと構えている。それでいいのか。琉球新報でオスプレイの危険性と米軍の横暴、日米地位協定の問…
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西川のりおが語る「橋下氏は問題提起だけで解決していない」
大阪市民として、芸能界で一、二を争う政治好きとして、7年半の橋下政治をウオッチしてきた漫才師の西川のりおさん(63)。その是々非々の鋭いツッコミに、大阪都構想の住民投票直後、〈西川のりおの橋下徹批評…
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山田元農相が語るTPP“漂流”の可能性 「阻止は時間との闘い」
大メディアはてんで報じていないが、TPPの行方が一気に不透明になってきた。旗振り役だった米国で議会が猛反発しているのである。TPP断固阻止で闘ってきた山田正彦元農相(73)に見通しを聞いたら、「漂流…
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保坂展人・世田谷区長が指摘「都構想より『区』の権限強化を」
橋下大阪市長が仕掛けた大阪都構想は住民投票で否決された。その際、反対の論陣を張ったのがこの人、東京・世田谷区長の保坂展人氏(59)だ。国会の「質問王」から世田谷区長になり2期目。橋下は「東京都の23…
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憲法学者・青井未帆氏が危惧 「安保法制で憲法が紙切れに」
一連の「安全保障法制案」が14日、閣議決定された。集団的自衛権の行使容認を解釈改憲によって法制化するという、日本にとっての一大転換だ。安倍政権は与党合意と日米ガイドラインの見直しで既にすべて完了した…
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気鋭の学者・白井聡氏「首相は自衛隊の犠牲望んでいるのか」
日本の大メディアは安倍首相の訪米について、「日米新時代」と手放しだったが、冷徹な目で「米国の傀儡政権かと思わせる内容だった」と切り捨てたのが京都精華大専任講師の白井聡氏(37)。近著「偽りの戦後日本…
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GPIF運用委員を務めた小幡績氏が指摘「国民にリスク説明を」
ついに2万円の大台を突破した東証株価だが、投資家からはこんな声が聞こえてくる。「クジラの後を泳げばいいのだから楽だ」――クジラとは130兆円もの資金を持ち、株を買い上げているGPIF(年金積立金管理…
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エコノミスト浜矩子氏が看破する「チーム・アベ」の欺瞞
マネタリーベースを2年間で2倍に増加させ、2%の物価上昇を実現する――。日銀の黒田総裁が打ち出した異次元の金融緩和も、この4月で3年目に突入した。本人は「所期の効果を発揮している」と強気だが、肝心の…