語り部の経営者たち
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ローランド ゴードン・レイゾン社長(4)ユーザーが最高レベルの満足を得られる製品を提供したい
新たな音楽市場を切り開く、ゲームチェンジャーな製品を世に送り出すローランド。社長のゴードン・レイゾン氏(58)は海外部門の立て直しなどで手腕を発揮した。2021年夏の週末、キャンプを楽しむレイゾン氏…
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ローランド ゴードン・レイゾン社長(3)前社長からの直々のヘッドハンティング
楽器メーカーのローランドは、シンセサイザーや電子ドラム、ギターのエフェクターなどで定評がある。社長のゴードン・レイゾン氏はイギリス出身だが、2013年から同社のイギリス法人で働き始めることになる。 …
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ローランド ゴードン・レイゾン社長(2)3つのスキルを買われ「フェンダー」からの“誘い”が
キーボードやリズムマシンなどで知られる楽器メーカー、ローランドは、売り上げの9割を海外が占めるグローバル企業でもある。社長のゴードン・レイゾン氏はイギリス出身だ。大学で会計学を学び、会計担当者のトレ…
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ローランド ゴードン・レイゾン社長(1)日本を代表する楽器メーカー初の外国人社長と「演劇」
シンセサイザーやギターのエフェクター、電子ドラムなどで定評のある楽器メーカー、ローランド。実は売り上げの9割を海外が占めるグローバル企業でもある。そんな企業らしく、2022年から社長を務めるゴードン…
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AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(4)高額木桶味噌が即完売「あれでスイッチが入った」
山本浩丈(53)が、米屋だけれども米屋でない「AKOMEYA TOKYO」(アコメヤ)に入ったのは2020年2月。 すぐにコロナ禍が襲ったために入社前に考えていた海外展開の夢はついえる。その…
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AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(3)改めてビジョンを定めるも内部改革にスタッフが猛反発
AKOMEYA TOKYO(アコメヤ)社長の山本浩丈(53)は、アコメヤの前は、雑貨店「フライングタイガー」を担当していた。アコメヤもフライングタイガーも、サザビーグループの一員である。 デ…
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AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(2)1999年にダイエーを離れ、スターバックスに転職
価格破壊を推し進める創業者・中内㓛氏の考えや行動力に引かれて就職先にダイエーを選んだ、AKOMEYA TOKYO(アコメヤ)社長の山本浩丈(53)。中内氏と間近に接する機会にも恵まれ、充実した日々を…
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AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(1)早大卒後、かつて日本一小売業のダイエーに入社
東京メトロ東西線・神楽坂駅の出口を出て、信号を渡ってすぐのところに波形トタンの外壁の建物がある。若い人たちから絶大な支持を受けている、米屋であって米屋でない、食に関するセレクトショップ「AKOMEY…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(7)「沿線まるごとホテル」事業がスタート
嶋田俊平(45)はやむにやまれず、自分が分散型古民家ホテルの開発・運営会社の代表になることにした。 スタッフの採用、村民との協力体制など開業までにやらなければいけないことは山積しており、ホテ…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(6)過疎高齢化地域の課題は人材不足
小菅村の村長から、伴走コンサルティングを依頼された嶋田俊平(45)は、「分数村民制度」をはじめ、さまざまなアイデアを駆使したプロジェクトを打ち出していく。 「一見、何もない村に見えて、『ここす…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(5)多くの自治体が「伴走」を求めていた
2012年、嶋田俊平(45)は長野県信濃町の「癒しの森事業」で知り合った3人とともに、さとゆめを設立する。 と言っても、当初、さとゆめはあくまで副業という位置づけだった。 嶋田も週末…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(4)独立の足がかりとなった信濃町の「癒しの森事業」
2004年、嶋田は環境系コンサルティング会社に入社する。同社は主に、環境共生型のまちづくりや地域振興の計画策定、調査を自治体から請け負っていた。 「世の中って、こういうふうに動いていくんだなと…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(3)ふるさとを守れるプロになりたい
京大生だった嶋田俊平(45)は、森づくりを学ぶ場を求めていた。 知り合いになった京都府の林務担当者に相談したところ、京都市北区にある雲ケ畑森林組合を紹介された。 嶋田は当時所属してい…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(2)「熱帯雨林を再生する仕事がしたい」と京都大学農学部へ
さとゆめは「ふるさとの夢をかたちに」をミッションに、地域創生事業を手がけるコンサルティング会社だ。 嶋田は、父の仕事の関係でタイとインドで通算9年間、子ども時代を過ごした。 小学3年…
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さとゆめ 嶋田俊平社長(1)「700人の村がひとつのホテルに」で実現した地方創生の成功モデル
さとゆめは、地方創生のトップランナーとして、今や全国の自治体から引っ張りだこのコンサルティング会社だ。 一般的な地域創生コンサルティングは、課題解決につながる計画や戦略を練り上げ、それを報告…
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パインアメ 上田豊会長(4)阪神優勝で創業以来初の月次売上げ達成も「ここで調子にのったらあかん」
昔から見た目は“変わらず”、時代を経ても安心感とノスタルジーを感じさせてくれる存在のパインアメだが、実は密かに改良が重ね続けられているという。 「また、見た目のデザインや大きさなども変化してい…
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パインアメ 上田豊会長(3)創業以来の最大危機! 不許可の添加物が飴に含まれていることが判明
上田氏が入社後しばらくした1981年、パイン製菓株式会社からパイン株式会社へと改称。88年に滋賀県草津にある工場(64年建設)に、新たに新工場を建設し、生産能力を倍増させた。 「2020年に次…
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パインアメ 上田豊会長(2)東京で就職も上司と衝突、家業の「パイン製菓」に入社
戦後、混乱期の1948年にパイン株式会社の前身となる業平製菓が創業。51年に個人商店から株式会社に生まれ変わり、56年パイン製菓株式会社となった。 その後も、パインアメの類似品が出回る騒動に…
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パインアメ 上田豊会長(1)阪神・岡田監督の大好物「貴重なパインをもっと気軽に」という憧れから誕生
阪神が38年ぶりに日本一になり、岡田彰布監督の大好物で話題となった「パインアメ」。工場もフル稼働しているが、パインアメの生産は追いついていない状態だという。 パインアメが生まれたのは、戦後す…
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セブン銀行 松橋正明社長(4)「適任者は自分」とセブン-イレブンのATM事業に参画
セブン&アイグループからNECグループに「銀行業務に参入するので、セブン-イレブンに置くATMの開発を担う人材を探している」と話が持ち込まれたのは1998年のことだった。NECはATM開発を手がけて…