語り部の経営者たち
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R65 山本遼社長(1)65歳以上に特化して部屋探しを支援
R65は、65歳以上を対象に賃貸物件を紹介する国内唯一の不動産会社だ。 日本は世界で最も高齢化が進んでいるにもかかわらず、高齢者の4人に1人以上が、年齢を理由とした賃貸住宅への入居拒否を経験…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(6)搬送料金が割高でも利用してくれる人の“お困りごと”を解決するために
「患者さんのお父さん、お母さんは、何回も何回も搬送するたびに使ってくれます。でも、片道でも1万~2万円、往復で数万円と圧倒的に費用がかかる。これが年間で何回も続くこともあるのに、『アンビュランスやから…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(5)能登半島地震で奔走するも「ボランティアですよね?」と予算は半額に
コロナ禍で大いにその存在意義を示した民間救急。しかし、コロナ禍の喧騒が次第に収束していくと、民間救急を活用する熱気が冷め、雰囲気が元に戻る自治体も出てきた。 そんなさなかの今年の元日、能登半…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(4)救急車が足りない…コロナ禍で発揮した民間救急の底力
「コロナの時に一番感じたのが、消防局の救急車だけじゃ絶対に足らないということ。圧倒的に足らなくて、待機がすごく問題になりました。発熱患者が急激に増えたピーク時、大阪市消防局は、毎日SNSで『今お電話い…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(3)廃業危機に直面して「イベント救護」に乗り出す
「自分ひとりだけじゃなくて、他の従業員、ましてや、うちを利用したいと思ってくれている方々のためにきちんとしなければと。数字を適当にやっていること自体、その方々に失礼なことになると」 大阪で多く…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(2)救急救命士の有資格者が浮かばれない現実を憂慮
コロナ禍が明け、インバウンドによる観光客が増えている今、外国人患者を日本国内の病院から母国の空港まで送り届ける機会も増えている。医療従事者であるスタッフがその業務を担うのが、株式会社アンビュランスの…
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アンビュランス 畔元隆彰社長(1)コロナ禍に2万件出動した「民間救急」とは?
2020年以降、世界中を襲ったコロナ禍。救急車を呼んでもなかなか来ない、やっと来ても受け入れ先の病院が見つからない……。そんな状況の中、大阪で多くの人命を救う「民間救急」事業の先駆者として尽力したの…
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JBS 牧田幸弘社長(4)クラウド時代に必要なのは好奇心と失敗力
「創業30年超ではありますが、全体的に若い人材が多く、これからもっと成長して、お客さまの役に立つサービスを提供していきたいという熱意あふれるフレッシュな会社です。22年の上場はゴールではなく、スタート…
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JBS 牧田幸弘社長(3)虎ノ門ヒルズに移転を機に「人が来たくなるオフィス」に
牧田幸弘(67)にとって2010年代の大きな出来事といえば虎ノ門ヒルズへの本社移転だ。創業以来、港区芝の小さな雑居ビルから始まり、順調に業績を伸ばしながら何度かオフィスを移り変わってきた。 …
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JBS 牧田幸弘社長(2) マイクロソフト製品の導入に関する2大プロジェクトが飛躍のきっかけに
2000年、JBSは本社を東京・芝公園のファーストビルに移転した。 品川区勝島から都心の一等地へ移るこの引っ越しは、床面積が約300坪から約400坪へと約3割アップしただけでなく、家賃が3倍…
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JBS 牧田幸弘社長(1)営業マンからシステム会社を創業
マイクロソフトのクラウドサービスの導入とサポートを手掛けるJBS(日本ビジネスシステムズ)。2022年8月に東証スタンダードに上場を果たした同社は、売上高1128億円(23年9月期)の大型IT企業だ…
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日本酒ベンチャーClear 生駒龍史社長(4)1本3万5000円に1万人が殺到
日本酒情報を提供するウェブメディア「SAKETIMES」を運営するClearは、2018年に日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」を創業した。ブランドパーパスは、世界中の人々の「心を満たし、人生…
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日本酒ベンチャーClear 生駒龍史社長(3)日本酒市場は大きく変化「高価格帯のものが売れています」
全国各地の日本酒や日本酒関連のイベント、さらには日本酒の楽しみ方など日本酒に関する情報を提供するウェブメディア「SAKETIMES」が誕生したのは、ちょうど10年前のこと。日本酒の素晴らしさをより多…
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日本酒ベンチャーClear 生駒龍史社長(2)10年前に立ち上げ資金をクラファンで集めた
前回、「日本酒が世界で飲まれ始めた」と書いた。しかしそれとは裏腹に、国内の日本酒市場は縮小を続けている。ピーク時の1973年には170万キロリットルを超えていた出荷量が、2022年には40万キロリッ…
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日本酒ベンチャーClear 生駒龍史社長(1)熊本産「香露」を飲んで衝撃を受ける
日本酒が世界で飲まれ始めた。「獺祭」を製造・販売する旭酒造は昨年秋、ニューヨーク近郊に新工場を建設、純米大吟醸「DASSAI BLUE」を製造し、ニューヨーカーたちに販売を始めた。また月桂冠は199…
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YKK 猿丸雅之会長(4)「善の巡環」を次世代に伝えていく
猿丸雅之(72)がYKKの入社を決めた理由のひとつに「善の巡環」という企業精神がある。創業者の吉田忠雄が唱えたもので、「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」という意味を持つ。 猿丸はこの…
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YKK 猿丸雅之会長(3)グローバル企業向けに現地主義から窓口一本化へ
YKKのファスナーは衣料品向けが約7割を占める。日本の市場に出回る衣料品の約98%が海外で生産されるため、同社の主戦場も海外になる。 1994年、猿丸雅之(72)は米国から帰国すると、東南・…
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YKK 猿丸雅之会長(2)フィラデルフィア支店長就任後、YKKファスナーが米国の官需に採用される
1975年、猿丸雅之(72)は上智大学外国語学部英語学科を卒業後、YKKに入社した。 入社3年目、「3年ぐらい勉強してきたら?」と上司に言われてニューヨークに赴任するのだが、結果的には17年…
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YKK 猿丸雅之会長(1)大企業では極めて珍しい定年制度廃止に踏み切った理由
YKKは、ファスナーのトップブランドだ。ファスナーといえば、衣料などのファッション分野で馴染みが深いが、それだけではない。 宇宙服や明石海峡大橋の排水溝に採用されている水も空気も通さないファ…
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ASNOVA 上田桂司社長(8)「社員の平均給与を建設業界トップレベルにしたい」
2013年に創業したアスノバは、10周年を迎えるにあたってブランディングにも力を入れ始めた。さらなる飛躍を遂げるには認知度の向上が必要だからだ。株式上場においてもそれを期待しており、株式分割や優待制…