語り部の経営者たち
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カチタス 新井健資社長<4>米国大手のコンサル会社に入社
中古住宅再販の最大手カチタス。同社を率いる新井は28歳のとき、都議選に落選したことなどをきっかけに政治から足を洗い、ビジネスの世界に戻ることにした。 最初は3年間の銀行員経験を生かそうと、金…
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カチタス 新井健資社長<3>銀行を退職して都議選に出馬する
カチタスは、中古住宅を買い取り、リフォームをして販売する事業を行う会社だ。同社を率いる新井は、高校時代から政治家を目指していた。 「今だったら社会的起業家などの選択肢もありますが、世の中を良く…
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カチタス 新井健資社長<2>上司が「お前は土下座したのか」
中古住宅を買い取り、リフォームをして販売する事業を行うカチタス。社長を務める新井は、もともとは政治家を目指していた。 高校、大学の頃にはリクルート事件や首相の女性スキャンダルなどが起こり、政…
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カチタス 新井健資社長<1>中古住宅再販で圧倒的シェア
カチタスは、全国に100店舗以上を展開する中古住宅再販の最大手だ。近年、成長著しく、2017年12月に東証1部上場を果たした。 一般的に、中古物件の取引は仲介が多い。その場合には個人間の売買…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<7>宅配ボックスの未来は
1986年に販売をスタートした宅配ボックスは現在、全国に3万台以上。しかも、今では宅配物の預け入れに限らない多様化を見せている。 サイクルシェアリングシステムもその一つ。電源付きボックスの中…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<6>配達作業時間の削減へ
住民の声を大切にしてきたフルタイムシステムの宅配ボックスは、時代の流れにも敏感に対応してきた。販売開始からちょうど10年経った1996年には、ボックスから宅配便を集荷・発送できるサービスをスタート。…
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フルタイムシステム原幸一郎社長<5>立ちはだかる役所の壁
原氏が「一番の転機だった」と語る出来事は1991年、滋賀県に住む女性からの一本の電話が始まりだった。 「たまたま僕が管理センターにおって電話を取ったら、その女性が『なぜ郵便小包は宅配ボックスに…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<4>大手が扱ってくれない
宅配ボックスを開発するにあたって、原氏がまず行ったのがアンケート調査だ。自社で管理する100カ所ほどのマンションに、宅配便に関するアンケートを取って回ったという。 「その結果、配達時間において…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<3>荷物預かり業務を開始
1968年、世界一周の旅から大阪に戻った原氏が就職したのはセメント会社だった。 「同志社の先輩がその会社におられて、僕に声をかけてくれたんですよ。高度成長期に加えて大阪万博開催に向けて盛り上が…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<2>一山当てて世界旅行へ
同志社大学を卒業後、原氏はアメリカに渡った。 「在学中に小田実さんの体験記『何でも見てやろう』を読みましてね。僕も世界一周したいと思うとったんです」 ちょうど原氏が大学を卒業する前年の…
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フルタイムシステム 原幸一郎社長<1>宅配ボックスを開発
年間42億5000万個。これは国土交通省が発表した2017年度の全国宅配便取り扱い個数である。しかも、このうちの2割が不在などを理由に再配達となっていて、輸送効率の低下といった社会問題を生んでいる。…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<4>「次の100年」見据えた長期戦略
東京急行電鉄は2022年、創立100周年の節目を迎えるのだが、社長の髙橋和夫は「2000年前後が正念場だったかもしれない。東急グループ各社がバラバラで、遠心力が働いていたような時期でした。その後、選…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<3>「上からでなく同じ目線で話す」
東京急行電鉄社長の髙橋和夫はかつて、赤字に陥っていたバス事業を再生するべく、分社化して東急バスの設立に携わった。自らも東急バスに出向し、同社で取締役、常務を務めている。強い労働組合に真正面から向き合…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<2>粘り強い交渉でバス事業を分社化
東京急行電鉄社長の髙橋和夫は1980年に同社に入社し、バス事業を手がける自動車部に配属。赴任した弦巻営業所(東京・世田谷区)では、自分の父親ほど年齢が上のバス運転手たちを束ねる役割だったが、労働組合…
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東急電鉄 髙橋和夫社長<1>同期の中で1人だけ“自動車部”に
関東の私鉄の雄といえば、東京急行電鉄。髙橋和夫は2018年4月に同社社長に就任した。出身は新潟県で、地元の六日町高校時代、すでに一人暮らしをしていたという。 「両親は2人とも学校の先生をしてい…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<4>受験英語を捨て会話する
セブ島を英語留学の聖地にした英会話学校の「QQイングリッシュ」。最近は、有名企業の経営者などもお忍びでやってくるという。 創業者の藤岡頼光は、まったく英語を話せなかったが、40代の頃、セブ島…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<3>競合ありきのブランド化
フィリピン・セブ島を、英語留学の本場にした英会話学校の「QQイングリッシュ」。20代、30代の日本人が、次々に英会話を学びに留学している。日本にいても英語を学べるように、24時間対応の「オンライン英…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<2>セブ島の語学留学に商機
若いサラリーマンの間で「英語留学するならセブ島」という声があがるほど、語学留学先として人気が高くなっているフィリピンのセブ島。火付け役となったのが、現地で英語スクールを経営する「QQイングリッシュ」…
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QQイングリッシュ 藤岡頼光社長<1>26歳でバイク便会社設立
フィリピンのセブ島は今、英語留学がブームとなっている。「英語留学ならセブ島」と考える日本人が増えている。格安でマンツーマン指導を受けられるからだ。 火付け役となったのが、日本人で初めてセブ島…
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TBM 山﨑敦義社長<4>社名に込めた“時代の架け橋”への思い
2011年、山﨑は、紙やプラスチックの代替品になる新素材「LIMEX」の製品化を目指してTBMを設立する。 社名は、「100年後も残る技術や事業を創り、時代の架け橋となる会社にしたい」という…