経済ニュースの核心
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まさに究極の選択 「大和証券」の再編相手に“伏兵”現れる
金融界は合併の歴史である。経営者は常に再編を視野に入れて経営している。 その金融界でいま急接近しているのでは、と囁かれているのが大和証券グループ本社と三井住友トラスト・ホールディングス(HD…
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リーマン再来か 日米でたまる「サブプライム」のマグマ
2008年に米国で発生したサブプライム・ショックがまた起こりかねないと金融界で囁かれている。しかも「今度は、日本でも同時に起こりかねない」(メガバンク幹部)というから穏やかではいられない。どういうこ…
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“超巨大官庁”厚労省の分割議論で再浮上する「こども省」
「またか、という感じだ」――。厚生労働省の中堅職員は、自民党内で検討が進む省庁再々編構想に半ば呆れ顔でこう嘆く。省庁再々編は9月の自民党総裁選を見据えた安倍首相の人気取り政策で、官僚がまた泣かされかね…
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元日銀理事・安斎隆氏 同期の自殺「今でも信じられない」
日経新聞の「私の履歴書」に8月1日から、セブン銀行特別顧問の安斎隆氏が登場し、金融界の話題を集めている。元日銀理事ながら、イトーヨーカ堂(現セブン&アイ・ホールディングス)の鈴木敏文氏に請われて、ア…
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現実味おびる農商務省の誕生 人事異動で経産省色が濃厚に
農水行政の破壊的改革者と呼ばれた奥原正明農水事務次官が退任した。後任には交流人事で経産省に出向していた末松広行産業技術環境局長が就いた。 「農水省次官は水産庁や林野庁の長官など省内幹部から昇格…
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北制裁で金融庁が調査 日朝合弁10社はどんな会社なのか
金融庁が全国の金融機関に報告命令を出した「日本と北朝鮮の合弁会社10社」が注目を集めている。 「歴史的な米朝首脳会談は実現したものの、依然、北朝鮮の核開発を巡る疑惑は解けていない。核開発のため…
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ペット購入で1000万円融資? スルガ銀行フリーローンの怪
首都圏を中心に女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ(東京都中央区)の経営破綻を契機に浮上したスルガ銀行の暗部は、底なしの様相を呈している。その一端がまた、明らかになった。…
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奨学金も対象に サービサー法改正で“取り立て地獄”再来か
与野党の超党派議員と「全国サービサー協会」が進める「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)の改正案が波紋を広げている。 この改正法案は、これまで債権回収会社(サービサー)が対象に…
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シェアハウスの不正融資で揺れる 「スルガ銀行」の行く末
シェアハウスのオーナー向け融資で不正が発覚したスルガ銀行の行く末が、金融界で話題になっている。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの破産で露呈したスルガ銀行の不正融資は、オ…
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大手生保で初 明治安田生命に“女性広報部長”が誕生し話題
大手生保会社で初の女性広報部長が誕生したと話題になっている。明治安田生命保険の森本律子氏(53=写真)だ。安倍政権が進める「すべての女性が輝く社会」に向けて、保守的と見られがちな金融界でも、女性の幹…
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依頼殺到で一時サービス停止 “レシート買い取り”危ぶむ声
スーパーやコンビニ、居酒屋などさまざまなレシートを1枚10円で買い取ってくれるアプリ「ONE」。 その手軽さもあり、12日のサービス開始前から「小遣い稼ぎにもなる。ぜひ、使ってみたい」(20…
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松本氏を射止めた RIZAP瀬戸健社長は孫正義2世になれるか
屈指のプロ経営者としてその去就が注目されていたカルビーの松本晃会長兼最高経営責任者(70)が、急成長中のRIZAPグループの最高執行責任者(COO)に就くことが決まった。 松本氏を射止めたの…
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「東芝メモリ」売却 圧倒的な“稼ぎ頭”をなぜ手放したのか
東芝は6月1日に半導体事業「東芝メモリ」を米ベインキャピタルなど日米韓連合へ売却した。売却額は2兆円で「東芝はメモリー事業の資産価値と売却総額の差額である約1兆円の売却益を手にした」(大手信用情報機…
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「日本製鉄」復活 “財界の鞍馬天狗”が社名に寄せる思い
新日鉄住金は16日、来年4月1日付で、社名を「日本製鉄」に変更すると発表した。1970年に八幡製鉄と富士製鉄が合併して新日本製鉄(現・新日鉄住金)となって半世紀、歴代社長の宿願であった日本製鉄が復活…
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金融庁が今夏にも解禁 銀行店舗「平日休業OK」の裏テーマ
金融庁は今夏にも銀行店舗の平日休業を認める方針だ。銀行は企業間の決済を担う社会インフラであるため、当座預金を取り扱う店舗は、土日や祝日、年末年始だけしか休むことは認められていない。この規制を緩和し、…
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ゆうちょ銀行・佐護副社長 ソフトバンクへ移籍のウラ事情
ゆうちょ銀の佐護勝紀副社長が突然退任することが決まった。6月の株主総会を経てソフトバンクの取締役に就く。佐護氏は元ゴールドマン・サックス証券副社長で、ゆうちょ銀の運用力強化の責任者として2015年に…
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被害オーナー激怒 「かぼちゃの馬車」元代表の法外な報酬
今月18日に民事再生法の適用申請を東京地裁から却下され、破産手続きに入った女性向け格安シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ。その元代表者らに年7000万円を超す法外な役員報酬が支払…
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マネックス「コインチェック買収」 まことしやかな密約説
マネックスグループ(松本大社長)による仮想通貨交換所コインチェックの買収が16日に完了した。買収額は36億円だが、買収にあたり松本社長は、今後3年間に利益の最大半分を現株主に追加で支払う「アーンアウ…
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事故や不正の一因 「三菱UFJ」は顧問制度廃止で平野1強へ
三菱UFJフィナンシャル・グループは、従来の相談役と顧問制度を見直し、任期が原則として最長6年で経営に関与しない新たな「特別顧問制度」を7月1日から導入する。ガバナンス(企業統治)改革の一環で、金融…
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70年ぶりの悲願達成 「大蔵」を卒業した横浜銀行の今後
「70年ぶりの悲願が達成した」――。こう語るのは横浜銀行の有力OBだ。戦後一貫して旧大蔵省から天下りトップを受け入れ、「大蔵銀行」と揶揄されてきた横浜銀行。その持ち株会社トップに初めて生え抜き行員が就…