潮流を掴め
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東エレクが強気予想 高依存度の「内外テック」に上昇余地
先週、半導体製造装置大手の東京エレクトロンがオンライン説明会で驚くべき予想を披露した。河合利樹社長は、同社が得意とする前工程の半導体製造装置について、今年の市場規模は10%程度伸びて、過去最高になる…
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相場上昇トレンドは不変「ニチイ学館」相続対策MBOに妙味
株価は「戻り過ぎ」の修正局面に入った。しかし、コロナ禍で世界規模の金融相場、つまり緩和マネーを原動力にした不況下の株高は数年継続しそうだ。株価の上昇トレンドにも変化はないと思われる。 今週は…
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コロナバブルの中 覚悟を決め「日経レバレッジETF」を狙う
日経平均は先週末の時間外取引で2万3000円台に乗せ、コロナ前の年初来高値(2万4115円)が視野に入ってきた。市場では、上げピッチの速さに対する警戒感も高まっていて、現在の株高は「コロナバブル」と…
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読売との提携サービスで「SBSホールディングス」全国区に
香港国家安全法を巡って米中対立が激化している。休戦状態にあった貿易戦争も11月の米大統領選に向けて再燃しつつあり、株式市場には逆風が強まりそうだ。ただ、日本株は緊急事態宣言の全面的な解除を好感して、…
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自粛特需を享受 コロナ後も期待できる段ボールのレンゴー
新型コロナウイルスを逆手に取って業績を伸ばしている業界は少なくない。ネット通販や動画配信、スーパー、ドラッグストアなどである。中でも外出自粛や商業施設の営業自粛でネット通販の需要は世界的に急拡大した…
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コロナ逆手に需要増 イー・ギャランティの売掛保険に注目
帝国データバンクによると、1000万円以上の負債を抱えて4月に倒産した企業数は前年同月比16・4%増の758社に達した。負債総額は実に同54・3%増の約1614億円。また、これとは別に今月13日まで…
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回復基調の相場で半導体関連「大阪有機化学工業」で勝負
日経平均は先週末に2万円の大台を回復した。株価を押し上げた原動力は、新型コロナウイルスの初の治療薬として「レムデシビル」が米国に続き、日本でも特例で承認されたことだ。もちろん、それに連動して「アビガ…
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コロナ治療薬として注目のフサンを製造「日医工」が安値圏
米原油先物相場の暴落で、世界的な株価の回復は小休止となった。ただ、一時的にせよ、原油先物価格がマイナス40ドルまで急落した割には、株価の下げは小幅で済んだと言える。先月だったらNYダウで2000ドル…
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コロナ禍に強い半導体関連 追い風が吹く「東京応化工業」
半導体受託生産で世界トップのTSMC(台湾積体電路製造)が先週16日、1~3月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比で42%増、純利益は同90%増と大幅な増収増益となった。 1月こそコロ…
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人気の光回線 アルテリア・ネットワークスに先行メリット
政府の緊急事態宣言を受けて、指定都府県を中心にテレワークやオンライン学習が一段と広まりそうだ。一部報道によれば、3月下旬の日中のデータ通信量は2月比で最大4割増加したという。安倍総理がイベントの中止…
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「ジャストシステム」スマイルゼミでシェア拡大の好機到来
外国人投資家の日本株売りが止まらない。3月第4週(23~27日)は実に9517億円の売り越し。その額は1週間で1兆円に迫った。月初からの累計でも約2・2兆円と歴史的な売り越しである。この間、個人投資…
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世界的巣ごもり需要増 全米市場トップ「東洋水産」に勢い
中国は先週、外国人の入国を一切禁止して鎖国状態に入ると表明した。インドは全土で外出制限を発令。欧州の都市もほとんどが外出禁止令の対象だ。世界的に人の移動制限は厳しくなる一方である。日本ではまだ、緊急…
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中国も認めた有効性 特効薬アビガンが市場の混乱を鎮める
世界は新型コロナウイルスに対して、ようやく有効な対抗手段を手に入れた。中国政府は先週、富士フイルムホールディングスの抗インフルエンザ薬「アビガン」について、臨床研究の結果、新型コロナウイルスへの有効…
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幻のTOBが意識されて…旧ドン・キホーテHDに買いシグナル
世界の株式市場は先週、リーマン・ショック級の大暴落に見舞われた。ただ、感染源の中国だけは、国内の感染拡大が終息しつつあることを追い風に、急落を免れている。中国株はこと新型コロナウイルスに関しては、免…
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「ユニゾHD」下値リスク限定的 コロナ禍の最中も買収合戦
新型コロナショックによる株式市場の大混乱は一向に収まる気配がない。今回のような歴史的な株価の急落局面では、株価が急落して相当割安になった銘柄でも、2番底、3番底とさらなる急落に見舞われるリスクが高ま…
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新型コロナの画期的検査を開発中「栄研化学」を再評価
株式相場は世界同時株安の真っただ中にあり、おいそれとバーゲンハンティングもできない状況だ。今週は世界的な新型肺炎騒動が落ち着き、相場の底入れが観測された時という前提で、栄研化学(4549)を取り上げ…
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中国の規制緩和「純パラジウム上場信託」に吹く猛烈追い風
新型肺炎の経済への悪影響が数字で表れてきた。日本では外国人旅行客の急減で百貨店売上高が大幅に減少。2月前半の大手百貨店の売上高は軒並み2桁減になったもようである。高島屋の免税売上高は今月13日までで…
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モノ言う株主が上値買い? 親子上場の「 ダイビル」を追撃
完治した患者の「血漿」が新型コロナウイルスの特効薬になる可能性が報じられてから、株式市場のムードは変わってきた。致死率が2%程度と低いとはいえ、重症化した場合はこれまで打つ手がなかったわけで、世界経…
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活発化する親子解消の思惑から「テクノアソシエ」に注目
米中貿易戦争に入れ替わり、特大の悪材料として新型肺炎が世界の株式市場を震撼させている。ただ、NYダウは先月17日につけた史上最高値から4%ほどしか下げていない。市場参加者の心理を反映するVIX(恐怖…
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TOBで珍事も まだまだ大きい「前田製作所」の水準訂正余地
先週20日、中堅ゼネコンの前田建設工業が傘下の前田道路に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けるという珍事が起きた。これに対して前田道路は、前田建設に資本関係の解消を提案したという。 前田…