新・お出かけ紀行
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塩田が作った町並み 広島県竹原市で郷土料理“魚飯”に舌鼓
新幹線の停車駅、JR三原駅すぐの三原港から高速船「ラビットライン」で30分の「大久野島」へ向かう。ここは瀬戸内海国立公園にある自然豊かな島。900匹以上のウサギが生息するため、“うさぎ島”とも呼ばれ…
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巨大オブジェに大理石の丘 尾道市「芸術の島」を散策する
広島県東部は鉄道から船やレンタサイクルまで、あらゆる乗り物を利用した旅が充実している。昨年は、「サイクリングロード」として人気の瀬戸内しまなみ海道も開通20周年を迎えた。尾道駅の新駅舎も開業し話題は…
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賢治とワインのまち 岩手県花巻市でのんびり冬のシニア旅
花巻といえば宮沢賢治の故郷として有名だが、近ごろは美味なるワインの生産地としても知られる。少し山間に行けばオヤジ好みのひなびた温泉地も。インスタ映えするスポットはないが、シニアがのんびり旅するにはも…
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冬こそ旬のグルメ旅 うまい「北陸の海幸」を食べ尽くす!
新幹線の開業から今年で5年。独自の文化と伝統に彩られた北陸を訪れる人はどんどん増えている。日本海のうまいものも、観光客のお目当てのひとつ。とりわけ海水温がグンと下がるこの時季は、北陸ならではのグルメ…
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蘇った「或る列車」九州を走る豪華列車で非日常なグルメ旅
今から110年以上前、米国製の上質な客車を九州で走らせる計画があった。のちに国有化される九州鉄道が発注した車両は、製造メーカーにちなみ「ブリル客車」、または「或る列車」と呼ばれたそうだ。 そ…
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温暖な瀬戸内海が育むカキとタコ 広島冬グルメを食べ歩き
広島といえばカキ!……だけじゃない、実はマダコも特産品で、最盛期は夏だが1、2月も旬。温暖な瀬戸内海が育む広島の冬の味覚を、現地で食べ歩いてきたゾ! ◇ ◇ ◇ 三原市は江戸時…
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世界遺産に登録 仏教の聖地「高野山」で信仰の源泉を辿る
1200年ほど前、留学先の唐から帰国した弘法大師空海が標高800メートルの盆地に真言密教の修行道場を開いた。それが高野山と呼ばれる仏教の聖地。明治以前は山全体が「総本山金剛峯寺」という寺だった。20…
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岡山県倉敷市 白壁商家点在の美観地区を支える創業家の街
2017年に「一輪の綿花から始まる倉敷物語」が文化庁の「日本遺産」に認定された倉敷市。倉敷川畔、倉紡記念館、倉敷アイビースクエアなどが構成文化財として、選ばれている。倉敷美観地区には、洋風の建築物に…
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多くの文豪が魅せられた…伊豆「踊り子歩道」をめぐる
伊豆半島の南端に近い東海岸に位置する河津町は桜で有名だ。東京から踊り子号で修善寺駅まで2時間、そこから路線バスに乗り、河津駅を目指した。途中の浄蓮の滝バス停から湯ケ野バス停までの18・5キロは、「踊…
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神話が彩る神武天皇ゆかりの地 奈良県橿原市をめぐる旅
奈良県第2の都市、橿原市は、奈良盆地の南部に位置する神武天皇ゆかりの地だ。元号が変わり、即位に伴う儀式が続く中、神話が彩る世界を訪れた。 その昔、神武天皇は45歳の時に日向国(宮崎)の高千穂…
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埋没林と日本随一の飲み屋街…富山県魚津市でぶらり一人旅
魚津と聞いてさっと場所が思い浮かぶ人は相当な富山ツウだ。県の北東部に位置し、富山駅からは列車で20分あまり。名物は蜃気楼と埋没林(?)という地味な町なのだが、戦国武将ファンには有名な合戦があった場所…
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流行の発信源だった長崎県松浦市 蒙古襲来の戦場跡を歩く
長崎県北部の北松浦半島の鷹島沖は、鎌倉時代の弘安の役(1281年)で元軍の船団が暴風雨により沈没したところだ。2011年に松浦市と琉球大学が海底調査を実施し、元の軍船を発見。翌12年には、日本で初め…
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全国屈指の古墳数 高崎市で古代から続く歴史文化をめぐる
江戸時代に高崎藩の城下町だった群馬県高崎市は、中山道の宿場町だったこともあって、モノとカネが集まる商業の街として栄えた。現在も上越、北陸新幹線と関越、北関東、上信越自動車道が交わる交通拠点都市となっ…
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兵庫・豊岡&丹波篠山で大人のスポーツとぼたん鍋を舌鼓
兵庫県は、シーカヤックやトレイルランニング、ロングライドなど山や海の雄大な自然を生かしたスポーツが盛ん。体験施設も充実している。注目のアクティビティーを体験した。 ◇ ◇ ◇ …
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秋真っ盛りの「飛騨高山」で町歩きと山歩きを同時に楽しむ
外国人観光客、いわゆるインバウンドでにぎわう飛騨高山。天領として栄えた面影を今に残す古い町並みが有名だが、北アルプスの山々にも近く、気軽に3000メートル近い山の頂に行くことができる。つまり町歩きと…
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中国・湖南省で絶対に食べたい「黒臭豆腐」と「米粉」の味
中国の中南部、長江の中下流に位置する湖南省は、共産党の指導者だった毛沢東の故郷としても知られる。しかし、中華料理好きの日本人にとっては、「あの辛い料理の地域」という印象が強いのではないか。昨今は日本…
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新潟・庄内 知る人ぞ知る美食地域の「伝統料理」を味わう
国民民主党の小沢一郎氏は、自らを「不器用で口下手な東北気質」と表現した。小沢氏のルーツは岩手だが、日本海側もキャラクターは同じなのかもしれない。新潟から山形にかけての沿岸部は、魚はもちろん肉、米、野…
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自然豊かな鹿児島県霧島市 黒グルメ&温泉で健康になる旅
天孫降臨神話の舞台として知られる霧島市。海山に囲まれた自然の豊かさ、温泉の豊富さ、東京からのアクセスの良さなどから、観光客だけでなく移住者も増えている。かの地の何が人々を魅了するのか。訪ねてみたら「…
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特別な知床の秋に「地の果て」で出合える絵画のような風景
シリエトク――アイヌ語で「地の果て」を意味する知床の秋は、空気がピリリと澄んでいて、美しい景色を楽しむことができる。雪に閉じ込められるまで、ぜいたくな時間を過ごすことができるだろう。 ◇ …
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鎮守府開庁から今年で130年 長崎県佐世保市で巡る日本遺産
明治時代、旧軍港4市(横須賀、舞鶴、呉、佐世保)には海軍の機関である鎮守府が置かれた。佐世保には1883(明治16)年に、東郷平八郎の軍艦「第二丁卯」が鎮守府の候補地を探すために訪れた。湾口は狭いが…