ゴルファー羽川豊の「プロの目」
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世界目指すなら常に臨戦態勢のベストコンディションを保て
日本ツアーとアジアンツアーとの共催大会「SMBCシンガポールオープン」で藤本佳則が優勝争いを演じて、2位フィニッシュでした。 最終日は単独首位発進からの逆転負けと悔しい結果でしたが、それでも…
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松山、今平、小平ら日本人選手がクーチャーに学ぶべきこと
2019年の米ツアー2戦目「ソニーオープン」は40歳のマット・クーチャーが2位に4打差をつけて優勝。2018~19年シーズンは昨年11月の「マヤコバゴルフクラシック」に続く2勝目となり、ポイントラン…
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シャウフェレ逆転劇で今季2勝目 実力プロの仕上がりが光る
米ツアーは年が明けてすぐの3日に、昨年の優勝者がハワイに集結して「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」が開幕しました。 会場はアップダウンがきつく、総距離が昨年より延びて、さらに強…
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日本人プロは「変革の時代」に取り残されてはいけない
ゴルフ界は今、いろんな意味で変革の時代を迎えています。 松山英樹、畑岡奈紗が米ツアーで複数回も勝つようになり、若手の意識も海外に向けられるようになりました。今年は世界ランク50位内入りを目標…
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今平周吾の課題「マスターズ出場権獲得」に向けての心構え
来年のマスターズには、松山英樹、小平智、アマチュア金谷拓実と日本勢3人の出場が決まっています。そしてもうひとり、今平周吾が先週、出場資格のひとつである年内世界ランク(WR)50位入りを狙って、インド…
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オフシーズン入りのプロが来季開幕に向けてやるべきこと
ゴルフツアーは男女レギュラー、シニアとも来春まで試合のないオフシーズンに突入しています。 プロは今シーズンを振り返り、どういうゴルフができたのか、結果はどうだったのかをじっくり見直し、すでに…
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現役プロへ…人気の復活のために立ち止まらず走り続けろ
今季男子ツアーの全日程が終わりました。最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、今年4月の米ツアー「RBCヘリテージ」に勝った小平智が、石川遼、ハン・ジュンゴンとのプレーオフを制して勝ちました。 …
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来季から日本で米ツアー 本場の迫力熱狂を肌で感じられる
2019年から6年間、米ツアー「ZOZO選手権」が日本で開催されることになり、ファンの関心を集めています。来年は10月24日開幕と米ツアーは新シーズンが始まったばかりなので、わが国ではなじみのない選…
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進藤キャディーとコンビ解消 松山英樹の新たな挑戦始まる
日本ツアー2戦連続出場の松山英樹でしたが、ダンロップフェニックスは44位に終わりました。 自分の考えとスイングにずれが生じており、優勝争いに絡めなかったのはゴルフの調子が下降線ですから仕方あ…
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復調のきっかけをつかめず迷い…松山英樹には焦りがある
松山英樹が2年ぶりに三井住友VISA太平洋マスターズに出場。米ツアーで戦う強い松山のプレーを一目見ようと、会場には連日多くのギャラリーが押し寄せました。 ところがショットの精度は一向に上がら…
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畑岡が米ツアー1年目の苦い経験を経てつかんだ自信と勢い
「勝ちたいという強い気持ちがあった。結果を残せたのはうれしい」 畑岡奈紗が日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」を逆転で制した後のコメントは、狙った試合をモノにするプロの真骨頂で…
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長く続けるには…気持ちと成績のギャップに苦しむ松山英樹
男子、女子、シニアの各ツアーは今季も終盤に入り、賞金レースやシード権争いが注目されるようになってきました。 シニアは4試合を残して早々と5勝のP・マークセンが3年連続の賞金王を決め、私は賞金…
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今平周吾のツアー2勝目は迷いを吹っ切る“良薬”になった
今季は何度も優勝争いに絡んで2位2回、3位3回、4位1回と悔しい思いを続けてきた今平周吾がブリヂストンオープンでやっと勝ちました。 上がり3連続バーディーの勢いで、終盤の17番ホールに川村昌…
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稲森佑貴がつかんだ初優勝 曲がらない自分のスタイル貫く
今年の日本オープンは例年とコース設定が違いました。これまではフェアウエー幅を絞り、ラフを伸ばして出場選手にはドライバーの精度が要求されました。 ラフにつかまるとグリーンに止まらない、グリーン…
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畑岡奈紗これからの課題 日本女子オープン2位で明らかに
世界のトップランカーが多く出場した今年の日本女子オープンは、いい試合になりました。 大会3連覇が期待された畑岡奈紗は、初日に好スタートを切れなかったのが残念でした。それでも最後まで優勝争いに…
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ウッズ5年ぶりVでツアー80勝 今後はもっと強くなっていく
前週の後援競技「ヴィクトリアゴルフグランドマスターズ」は、最終日に追い上げてくる尾崎直道、室田淳を1打差で振り切り優勝できました。 60歳を越えると飛距離とショット精度が落ちてきます。年々、…
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マークセン賞金レース独走 シニアでも吹き荒れるタイ旋風
男子ツアーは先ごろタイ出身のT・クロンパがマッチプレーで初優勝を果たして話題を呼びましたが、シニアでもタイ旋風が吹き荒れています。 前週のセヴンヒルズカップKBCシニアオープンは、参戦1年目…
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PO最終戦の出場権も手に 松山の表情から焦り怒りが消えた
男子ツアーISPSハンダマッチプレーは、タイ人のT・クロンパが日本ツアー参戦5年目で初優勝を果たしました。3位決定戦で池田勇太を破ったのも同じタイ出身のR・ワナスリチャンでした。 タイでは今…
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若手が2週連続Vも プロは1勝しただけで満足してはいけない
先週のフジサンケイクラシックは、ツアー屈指の難コースで22歳の星野陸也が初日から首位をキープ。最終日も追随を許さずにスコアを伸ばして逃げ切り、会場でのトーナメント記録を更新して初優勝を遂げました。 …
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25歳・出水田大二郎はこれからが楽しみな大型プレーヤー
KBCオーガスタでツアー初優勝を遂げた出水田大二郎は25歳と若く、183センチ、83キロのガッチリした体格の大型プレーヤーであり、男子ツアーにとって明るい材料になります。 大会2日目からトッ…