ゴルファー羽川豊の「プロの目」
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全米プロで痛感 「世界の壁」はますます厚くなっている
今年のメジャー最終戦、全米プロは随所に素晴らしいショットを見せて、単独2位に終わったタイガー・ウッズが完全復活間近を強烈にアピールしました。何度も手術した腰の痛みは全く見られず、アイアンも全盛期のキ…
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不振の理由を解明できず深みに…松山の試行錯誤はまだ続く
1年前は最終日にコースレコードタイの61を出す爆発力を見せて逆転優勝したWGCブリヂストン招待でしたが、今年の松山英樹にはその時の面影はなく、悩んでいるのがわかります。 試合中もトップからの…
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松山英樹は従来と違う取り組みにチャレンジしている
今季メジャー3戦目の全英オープンは、活躍を期待された松山英樹が予選落ちでした。2日目の上がり18番で左ラフからの2打目を左に曲げてOBとなり痛恨のトリプルボギー。結局、この1打が響きました。 …
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2018年会場「カーヌスティGL」は全英会場でもっとも難しい
先週の日本シニアオープンは、プラヤド・マークセン(タイ)がただひとり、4日間アンダーパーに突入し、通算5アンダーで大会3連覇を遂げました。 シニアデビュー戦で2位に終わった谷口徹に5打差をつ…
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節目の10年目 3度目の日本シニア取りに最後まで必死に戦う
今年はシニア入りして節目となる10年目を迎えました。レギュラーで日本オープン、ゴルフ日本シリーズのメジャー2勝を挙げ、シニアでも日本タイトル獲得を目標に戦っており、毎年優勝を狙う日本シニアオープンが…
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全米女子プロも大活躍 畑岡奈紗に一番いい流れが来ている
畑岡奈紗が2週前のウォルマートNWアーカンソー選手権で初優勝した時に、「2勝目は遠くないはずです」と指摘しましたが、翌週行われたメジャー大会の全米女子プロ選手権でもすごいプレーを見せてくれました。 …
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米ツアー初V畑岡奈紗 不振の1年前と何が変わったのか?
米ツアー2年目の畑岡奈紗がウォルマートNWアーカンソー選手権で初優勝を遂げました。 19歳での優勝は日本人選手最年少であり、3日間でボギーは初日の1つだけ。最終日は攻撃の手を緩めずに8バーデ…
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松山も 過酷なメジャー経験すれば強いメンタルが身に付く
ブルックス・ケプカが29年ぶりとなる大会連覇を遂げた今年の全米オープンは、優勝スコアが1オーバーと久しぶりに過酷な試合になりました。 14年ぶりにシネコックヒルズGC(米ニューヨーク州)に戻…
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プロはファンやスポンサーへの感謝を忘れてはいけない
男子ゴルフはプロゴルファーという個人事業主の集まりですが、たった一人の不適切な行動が社会問題となり、人気回復に取り組んでいる男子ツアーに大きなダメージを与えてしまいました。 片山晋呉が日本…
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松山英樹に変化 全米オープンに向けて調子が上向いている
今季メジャー2戦目の全米オープンを来週(14日開幕)に控えて、松山英樹が「ショットが悪くて何が原因なのかわからない」と不安を明かしましたが、実を言うとあまり心配していません。 先週は4年前に…
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3戦連続トップ10 畑岡奈紗が全米女子OPに向けて好調キープ
米ツアーで戦う畑岡奈紗が3戦連続トップ10入りと、今週の全米女子オープン(31日開幕)に向けて調子を上げています。 参戦1年目の昨季は何度も予選を通過できず、賞金ランク140位とシードに届か…
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米ツアー2年目でV争い 畑岡奈紗は初優勝に近づいている
米ツアー2年目の畑岡奈紗がキングスミル選手権でメジャータイトルを持つアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、チョン・インジ(韓国)とのプレーオフに残る優勝争いを演じました。 プロ初経験のプレーオフは…
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谷口徹の50歳メジャーVで露呈…男子ツアー20代プロの低迷
先週の日本プロゴルフ選手権は、50歳になった谷口徹がプレーオフの末に優勝しました。それまでジャンボが持つ49歳だった公式戦の最年長優勝記録を更新し、日本プロタイトルは3度目の快挙です。シニア年齢にな…
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復帰後の松山 いい流れが来るまで“焦らず待つ”ことも大事
2月のフェニックス・オープンで左手親指付け根を痛めてからツアーを長く離脱し、復帰後もなかなか優勝争いに絡まない松山英樹を心配しているファンも多いでしょう。 しかし、私の考えは違います。 …
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2020年はゴルフ人口急減 真剣に取り組まなければ手遅れに
今年から選手会長とJGTO副会長職に就いた石川遼が大忙しです。 スポンサーとの折衝や理事会に出席したり、さまざまなアイデアを出したりと、試合会場でも自分のゴルフだけに専念するわけにはいきませ…
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小平智の米ツアー初優勝は日本人選手に刺激を与えた
海外からうれしいビッグニュースが飛び込んできました。小平智がRBCヘリテージで日本人男子5人目の米ツアー初優勝です。 首位と6打差の12位タイ発進の最終日は、「爆発したい」という宣言通りの6…
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マスターズには最終ホールまで勝敗が読めない凄みがある
パトリック・リードの初優勝で終わった今年のマスターズは見ごたえがたっぷりあり、やはりアイアンショットの精度がしっかりしていないと会場のオーガスタ・ナショナルGCでは好スコアを出せない、勝てないという…
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今年のマスターズ 松山英樹が活躍するかどうかは五分五分
今年のマスターズは開幕前からすごい盛り上がりを見せています。 歴代チャンピオンのフィル・ミケルソンやバッバ・ワトソンが今年に入ってからツアー優勝し、過去4勝のタイガー・ウッズにも復活の勢いが…
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ヘッドには個体差あり 松山英樹はドライバーに一抹の不安
2週間後に迫ったマスターズ(4月5日開幕)に向けてビッグネームがそろって調子を上げており、今季メジャー初戦が楽しみになってきました。 アーノルド・パーマー招待は2打差3位発進のローリー・マキ…
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上り調子のタイガー・ウッズから目が離せなくなった
1月に本格ツアー復帰して4戦目のバルスパー選手権で今季ベストの2位フィニッシュ。 すでに42歳になりましたが、まだまだ十分に戦えるだけのプレーを見せたタイガー・ウッズが楽しみになってきました…