松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由
日本唯一の雑誌専門の図書館、大宅壮一文庫(東京・世田谷)は、入館者が雑誌の記事内容を調べる際の「索引」を集計し、毎年2月に前年1年間の「索引ランキング」として調査・発表しているが、それを累計した「人名索引総合ランキング『ベスト50』」では、「松田聖子」がなんと32年連続で1位を誇っている。
大宅文庫では、財団法人運営以前の1960年代から私設の図書館として、ジャーナリストたちが活用、当時から検索項目を「索引」としてデータベース化してきたが、93年に「松田聖子」が「田中角栄」を抜いて1位に。以来32年間、現在にいたるまで不動の1位となっているのだ。次点は「小沢一郎」で、「長嶋茂雄」が4位、歌手としての知名度もあり、様々なスキャンダルもあった「美空ひばり」ですら28位。聖子がどれだけ話題性が高かったかが明らかだ。「恋愛関係の話題が650件」という特徴含め、同館ではこう分析する。
「『松田聖子』の初出は、79年10月11日号の『週刊現代』で、聖子さんが長く活躍されているだけでなく、私生活の話題が多いというのも大きいと思われます。中でも恋愛に関する索引が5200件中、650件というのは聖子さんの特徴を物語っているのではないでしょうか。本人インタビュー掲載が185件しかなく、本人がいなくても記事になるのは『生まれ変わったら一緒になろうね』『ビビビ婚』など、どの時代でもキャッチーな言葉を残しているところも大きいと思います」(広報担当)