メジャーリーグ通信
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メジャー新球団招致レースは本命不在“ダンゴ状態”の様相
2005年以降、フランチャイズの移転はなかったが、ここにきてにわかに動きが見られるようになった。今年6月、タンパベイ・レイズは、成績が良くても客の入りが極端に悪いことを理由に、来季からホームゲームの…
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3度目は永久追放…メジャー違反行為に対する罰則の軽重
まずは、クイズにお答えいただきたい。 メジャーリーグのルールで、最も厳しく処分されるのはどれか? ①コルクバットを使用した者 ②乱闘で相手選手を骨折させた者 ③筋肉…
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MLBのルール変更は日本人選手に多大なメリットをもたらす
MLBのルール変更で、来季から、ベンチ入り枠が現行の25人から1人増えて26人になる。リリーフ投手は登板すると最低でも3人の打者と対戦することが義務付けられる。 この2つの新ルールは、日本人…
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ルール改正で期限が7月末に 一本化されたトレード戦線の裏
昨年までは7月末のトレード期限を過ぎてもウエーバー公示をすれば、8月末まではトレードが可能という例外規定があり、8月31日に大物が動くケースもあった。今年は3月のルール改正で8月トレードが廃止され、…
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大活躍する大物日系ルーキー「ヒウラ&ヤマモト」の可能性
日本の名字を持つ日系人大リーガーは、これまでに10人誕生しているがレギュラー級になったのはアスレチックスやツインズで正捕手を務めたカート・スズキ(ハワイ出身の日系3世、現ナショナルズ)だけ。それ以外…
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司法も腐敗…殺人が無罪になるドミニカ球界の無法地帯ぶり
2016年限りで引退した大打者デービッド・オルティスが先週、ドミニカ共和国に帰国中に野外バーで銃撃される事件があった。銃弾が腹部を貫通したものの、幸い急所を外れ一命は取りとめたが、この事件は改めてド…
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秘訣は?プロ未経験メジャーリーグの名監督と名コーチたち
ツインズの新任投手コーチ、ウェス・ジョンソンが注目の的になっている。 メジャーはおろか、マイナーでも全く投げたことがないプロ未経験者で、昨年までは大学野球の投手コーチを務めていた。今季ツイン…
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イチローが来年から年平均4.4億円を手にする“カラクリ”は
メジャーリーグでは球団が一部の高額年俸選手と年俸の一部を引退後に支払う「ディファード・ペイメント契約」をしているケースが少なくない。 予算規模の小さい球団の場合、複数の高額年俸選手に年俸をフ…
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イチローのような“感動”は皆無…MLBスター選手の引退模様
イチローのように大きな感動の中で、引退する選手は皆無である。大選手でも引退表明→記者会見→ホーム最終戦で簡単な引退セレモニー、というクラシックなパターンで引退するケースが最も多いが、他にもさまざまな…
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戦国時代に突入…玉石混交の“無料”野球データをジャッジ
米国では新たな選手評価法が次々に開発され、野球データ戦国時代の様相を呈している。新しい評価法やデータは、まさに玉石混交。本当に価値あるものもあれば、疑問符の付くものも。以下はそれらの中で無料で利用で…
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キャンプ地には危険がいっぱい メジャー“グルーピー事情”
メジャーリーグには裏文化が存在する。 その代表的なものにベースボール・アニー(野球グルーピーの女性)の存在がある。彼女たちが最も活発な動きを見せるのはキャンプ期間中である。ひいきチームの選手…
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強盗団多発…高級車を乗り回す“成金”キューバ選手にご用心
昨年12月、ベネズエラのウインターリーグに参加していた選手の乗ったクルマが、強盗団が高速道路に置いた岩をよけようとして横転。エンゼルスで大谷翔平と仲良しだったバルブエナと、DeNA、ロッテに在籍した…
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菊池雄星のボラス氏も 大物代理人と球団のただならぬ関係
メッツが主力選手5人の代理人を務めるバン・ワジネンをGMに指名したことは、大物代理人の球団に対する影響力の大きさを再認識させる出来事だった。 有力代理人と球団が緊密な関係にある例は他にもある…
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GM市場に異状アリ 宿敵からの横滑りや代理人からの転身も
メジャーリーグでは今季成績が振るわなかったジャイアンツ、メッツ、オリオールズのGMがクビになり、その後任選びが行われた。3球団のうち、オリオールズはアストロズのGM補佐マイク・イライアスをGMに据え…
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カリフォルニア州の山火事 大リーガー宅も襲われショック
米カリフォルニア州で8日(日本時間9日)に発生した山火事は、州北部のパラダイス市周辺、州南部のロサンゼルス近郊のベンチュラ郡の2カ所で、合わせて1万数千軒の家屋が焼失した。 メジャーリーグの…
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メジャー新監督候補にベンチコーチがもてはやされる裏側
メジャーリーグではオリオールズ、ブルージェイズ、ツインズ、エンゼルス、レンジャーズ、レッズの6球団が監督を解雇し、新監督の選考作業を始めている。 今回の監督人事の特徴は、実績のあるベテラン監…
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デレックは父親譲りの強肩で…スーパーDNAの注目2世たち
メジャーリーグでは「殿堂入り」レベルの大選手を父に持つ「スーパーDNA」の2世選手が注目を集めるようになった。 その先駆けとなったのは大捕手イバン・ロドリゲスを父に持つジャイアンツの右腕デレ…
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好調チームも伸びず 今季メジャー観客動員数大幅減の3要因
今季のメジャーは客の入りが悪い。8月末時点の平均観客動員数は2万8787人で、長年キープしてきた3万人の大台を割り、15年ぶりに低調だ。 主な要因は次の3つ。1つはシーズン序盤に大きく負けが…
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ドミニカ共和国の大リーガー育成システムに漆黒の闇
メジャーリーグでは現在、85人のドミニカ人選手が活躍しており、同国の野球熱の高さは、日本でも度々報じられている。 しかし、テレビなどで語られるのは表面の部分だけで、裏面からは漆黒の闇が見えて…
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隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬
ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(19)は「10年に1人の天才打者」としてブルージェイズ傘下の2Aで7月末までプレーし、打率4割2厘をマーク。今季終盤にメジャー入りし、来季は開幕から打線の中軸を担…