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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

今季の新外国人はメジャー球宴経験者より韓国経由組に期待

公開日: 更新日:

 日本の各球団による新外国人選手補強は、これまでとは違う特徴が見られる。

 最大の特徴は21人の新外国人の中に、オールスター経験者が3人もいることだ。MLBの球宴は30球団の選手から選ばれるため、狭き門。「元オールスター選手」の肩書は最高のステータスになっている。その肩書を持つのがオリックスのアダム・ジョーンズ、ヤクルトのアルシデス・エスコバー、ソフトバンクのマット・ムーアの3人である。

 ただ、日本で活躍するかどうかは別問題だ。これまでもオールスター経験者は少なくなかったが、活躍したのはホセ・ロペス(現DeNA)くらい。ユーキリス(楽天)やグリーンウェル(阪神)のように早々と姿を消したケースの方が多い。ジョーンズもエスコバーもメジャーでは早打ち打者の代表格だったので、なかなかストライクを投げてこない日本式の投球法にフラストレーションを爆発させ、帰国する可能性は否定できない。

 今回の新外国人補強のもうひとつの特徴は、1月下旬まで待てばメジャー契約できそうな選手が、未練を残さず、早めに日本行きを決断したことだ。

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