コービー氏のヘリ墜落事故死…過去にはイチローの元同僚も
先月26日、NBAのスーパースターだったコービー・ブライアントがヘリコプターで娘のバスケットボールの試合に向かう途中、墜落事故で亡くなり、米社会に衝撃が走った。MLBでも全国ニュースのヘッドラインになるような有名選手の航空機事故やモーターボート事故が過去に起きている。
■ロベルト・クレメンテ(1972年12月)
長い間パイレーツの主砲として君臨し、MVPになったクレメンテはプエルトリコ出身。同じラテンアメリカのニカラグアで大地震が発生し、多くの被災者が出ていることに心を痛め、私財で救援物資を調達し、それをチャーター機に積み込んでニカラグアに運ぶことを計画。プエルトリコのサンフアンの空港からニカラグアへ向け飛び立ったが、悪天候のため離陸後間もなく輸送機が海に墜落、38年の生涯を閉じた。
■サーマン・マンソン(1979年8月)
マンソンはMVPを受賞したこともある強打の捕手で、事故当時はヤンキースのキャプテンだった。趣味は自家用機の操縦で、79年8月2日、シーズン中の休日を利用して購入したばかりのセスナ機にインストラクターを同乗させて離着陸の練習に出掛けた。ところが着陸時に操縦を誤って近くの林に墜落し帰らぬ人となった。享年32。