関西の“失敗しない”食事処
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喜作(大阪・肥後橋)そば屋らしい酒の肴の“名物”を
我が友人の食通が誘ってくれた肥後橋のそば居酒屋「喜作」は、なかなかの活況を呈しており、サラリーマンらが会社帰りに集って一杯やる姿が印象的。同店を営む池敏彦さんは、年季の入ったそば職人で、堂島のそば居…
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壷坂酒造(姫路・夢前町)100年前の名酒 平成最後に蘇った
4月から姫路・夢前町が歴史と食をテーマに町興しをして話題を呼んでいる。1555年の赤松氏の料理・狸食(たぬくい)の再現と100年前の日本酒を蘇らせるのが今回の目玉で、その一つ「呼應(こおう)100年…
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炭味家えびす丸(梅田)エタリの塩辛を使った逸品の数々を
大阪駅前第3ビルの地下2階にある「えびす丸」は、巻き網漁船の元船主だった田中さんが営む炭火焼きの店。一夜干しを中心に魚介類を楽しむ、えびす丸セット(8品=1580円)などリーズナブルに魚が味わえると…
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冨士屋製菓本舗(富田林)進化し続ける大阪名物の豆菓子
茶色い豆菓子で、中には落花生が入っているといえば、「雀の玉子」を思い浮かべるのは関西人の証しであろう。それくらい「雀の玉子」は、大阪を代表する駄菓子の一つで、昔から関西に根づいている。明治末期から大…
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たまごや(姫路)玉子かけご飯専門店で元祖・茶碗蒸しを
姫路城門前にある「たまごや」は、その名からもわかるように玉子かけご飯の専門店。同店の親会社は、100年続く飼料販売の藤橋商店で、その系列に村上ポートリーなる養卵業を有している。だから使われる卵は自社…
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GOOD GOOD MEAT(南海なんば)自然の中で育った赤身肉を
苦楽園で評判をとっている「GOOD GOOD MEAT」が大阪へ進出。南海なんば駅に直結した商業施設なんばスカイオ5階のフードホール・ITADAKIMASU FOOD HALLで味わえるようになった…
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夢さき夢のさと夢やかた(姫路・夢前町)地のそば粉を堪能
中国自動車道・夢前IC(スマートインター)が出来て便利になった姫路市夢前町。農業が盛んな地で、地元野菜を使った料理を味わったり、夢前産の米やイチゴを買いに行ったりする産直マニアに注目されているという…
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うどん工房 淡家(伊川谷店)凄まじいほどのこだわりぶり
「淡路島愛があふれたうどん屋です」と紹介するのは「うどん工房淡家」の店主・田﨑健さん。津名と三木、伊川谷の3店のセルフうどんを展開している。 このうち伊川谷店は、昨年の12月にオープンしたばか…
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Double Doors Kitchen(難波)地方の食のこだわりや大阪で
南海なんば駅に直結するなんばスカイオの5階に一味違ったフードコート「ITADAKIMASU FINE FOOD」がある。同施設は、カフェ経営者の中島大介さんと、かつて関空で物流を担当していた高橋さん…
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上山旅館(姫路)塩田温泉名物しゃぶしゃぶ鍋と湯壺がゆ
姫路の奥座敷とも呼ばれる塩田温泉。江戸期には共同浴場として利用され、今の「上山旅館」の先祖がその管理を行っていた。文献に「田畑の中に塩の湧く処あり、その地名を塩田とする」とあるように「上山旅館」に湧…
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さかばやし(石屋川)女子大生考案のオリジナル酒粕レシピ
酒粕文化の存亡をかけて始まった酒粕プロジェクトが、危機を乗り越え、今や酒粕ブームを巻き起こしてしまった。5年間の取り組みが浸透し、2月の神戸の風物詩になりつつある。本年は東灘区の岡本商店街と神戸酒心…
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水曜日のオルタナ(天満橋)週一限定の高野豆腐入りカレー
天満橋にある「カフェ・トキオナ」は、レトロな雰囲気漂う人気カフェ。この店が水曜日のみカレー屋に変貌する。店名も「水曜日のオルタナ。」となり、行列ができるほど、ここのカレーを味わおうと人がやって来る。…
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大衆焼肉ホルモン やまだ(JR三田)上質な三田和牛を提供
JR三田駅前にど派手な焼肉屋がある。焼肉の唄が四六時中流れ、道行く人が足を止める。「大衆焼肉ホルモン やまだ」が開店したのは、昨秋。地元出身の実業家・福西文彦さんが企画したが、なぜ店名が福西ではなく…
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餃子日和(和歌山)餃子ごとにタレを替えて味わい楽しむ
JR和歌山駅東口からすぐの所にある「餃子日和」は和歌山では珍しい餃子専門店。酒造会社・中野BCで研究開発を担当していた大野由里子さんが一念発起し、独立して開いた店である。 大野さんは「当時、…
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割烹 竹之内(野田阪神)出汁で食べる猪肉と松波キャベツ
阪神・野田駅から歩いて5分ほどの所にある「竹之内」は、カジュアルな割烹。日本料理店のわりには猪肉や鹿肉などジビエ分野にも秀でている。ボタン鍋とボタンのしゃぶしゃぶ(各1800円と2500円の2種)は…
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ニューミュンヘン曽根崎店(大阪北区)伝説の鶏の唐揚げを
病みつきという言葉がふさわしいのか、ついつい足を向かわせてしまう料理がある。そのひとつが「ニューミュンヘン」の唐揚げだ。なぜかと聞かれると子供のころから食べ続けているから私の嗜好になっているとしか答…
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酒肆 大関(三宮)清酒大関を片手に昔ながらの炉端焼きを
居酒屋とは、日本独特のスタイルらしく、訪日観光客の間で人気があると聞く。定義によると、酒とそれに伴う簡単な料理を出す店となる。よく居酒屋を炉端焼きと呼ぶ人がいるが、その2つは厳密には違う。居酒屋の一…
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中華料理紅宝石(神戸)老舗中華店の新名物“キャベツ焼売”
神戸・元町トアウエストにある「紅宝石」は、通が好む中華として有名で、日本料理界の巨匠・佐川進先生や御所坊の河上和成総料理長も通うほど味に定評がある。 店主の李松林さんは横浜出身で、父親の店を…
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西洋料理店ふじもと(北新地)キャベツのうま味を味わう
「最近はコンビニでもコールスローを売っているんですね。いろんな所のものを買って研究しました」と話すのは、北新地で洋食屋を営む「西洋料理店ふじもと」の藤本直久さん。 泉佐野の松波キャベツの甘さに…
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三津森炭酸泉店(有馬温泉)邸宅街の和館の一部を移築
有馬温泉炭酸泉公園のそばに位置する「三津森炭酸泉店」は、炭酸煎餅(せんべい)で有名な三津森本舗が「象徴的な店を」と平成24年に開いたもの。東灘区御影山手の邸宅街にあった和館の一部をこの地に移築し、店…