プロ野球2020年 躍進若手の正体
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広島・大盛は“練習の虫”学生時代は黙々とバットを振る日々
「野球部は恋愛禁止。さらに体育コースなので3年間クラスに女子はいませんでした。僕なんかは入学当初『え?』と衝撃を受けたほど。だけど、大盛はひたすら練習に没頭していました」 そう語るのは高校3年…
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巨人・松原聖弥「パンチ力」の源はスタンドでの太鼓叩き
焦燥と屈辱をバネに見事に這い上がった。父・秀樹さんがこう語る。 「育成の後輩が先に一軍デビューをしていく中、相当な焦りがあったようです。それに、一軍戦に一度でも出場すると、優勝した際の胴上げに…
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ヤクルト長谷川宙輝 悩み抜いた末にたどり着いた新境地
昨オフ、育成選手として所属したソフトバンクを退団し、ヤクルトに支配下選手として入団。新天地で念願の2ケタ背番号をもらった今季、中継ぎとして26試合に登板。150キロの直球を武器に、7月は11試合で失…
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楽天・黒川内野手 “敵に塩を送った”男のバックグラウンド
主砲の浅村をして「19歳とは思えない。芯が一本、ドンとある」と言わしめた。デビュー戦となった4日のオリックス戦に「7番・二塁」で先発出場すると二回、無死満塁の好機で迎えた初打席のファーストスイングで…
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阪神・小幡 自由を手にしてなお追い込みをかけた高校時代
このチャンスをモノにできるか。8月22日のヤクルト戦で一軍デビューすると、スタメン出場した29日の広島戦では二回のセーフティーバント、三回の内野安打で2打点を挙げ、お立ち台も経験した。 これ…
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ソフトバンク栗原 プロ入りしても変わらぬ謙虚さと向上心
開幕から全試合に出場し、打率・261、11本塁打、45打点(8月31日現在)。昨季まで5年間で一軍出場46試合だった男は、8月11日のオリックス戦から9試合で4番に抜擢され、同28日の日本ハム戦では…
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ロッテ和田 6人きょうだいの四男「光速王子」の野生児時代
「光速王子」として女性ファンが急増中だ。 育成選手として入団して3年目の今季。6月に念願の支配下選手に“昇格”すると、6月19日の開幕戦でさっそく自慢の快足を見せつけた。1点ビハインドで迎えた…
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広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由
鮮烈なデビューだった。 さる7日の阪神戦、「2番・二塁」で一軍戦に初出場初先発。初めての打席できっちり送りバントを決めると、五回には右中間へ貴重な追加点となる2点適時三塁打を放った。4打数2…
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楽天太田 クビ振ったらクビ…大学時代の太田ルールで磨き
光ファイバー。早くもそんな異名がついた。二塁送球1・90秒の強肩で、今季の盗塁阻止率(17日現在)は、リーグトップの・379。あの「甲斐キャノン」を上回る。 18年ドラフト2位で楽天に入団し…
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オリ太田椋「打撃より断然守備」高校時代の監督が語る強み
開幕には出遅れたものの、先月16日のソフトバンク戦で今季初出場し、プロ初安打となる本塁打を放った。この一発は「21世紀生まれで初めての本塁打」として注目を集めた。 これを皮切りに今季は12試…
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DeNA平良 毎日10kmの走り込みで鍛え上げたトルネードの礎
DeNAに移籍して4年目。巨人で「将来のエース候補」と期待されていた潜在能力がついに花開いた。 プロ入り7年目となる今季、自身初の開幕ローテを掴みとると、27日現在、6試合に先発して2勝1敗…
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G戸郷 高校時代にその名を轟かせた遠投大会117mの鉄砲肩
15日の広島戦で6回2安打無失点の好投。リーグトップタイの3勝目を挙げた。 高卒2年目以内で開幕ローテーション入りし、開幕から3試合で3勝は、2戦2勝だった桑田真澄を超えて2リーグ制以降では…