声を放つ 当事者の証言
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「津山市 小3女児殺害事件」未解決2事件の嫌疑が浮上の無期懲役囚が文通で見せた独特な素顔
2006年に兵庫県たつの市で小4の女児が刺された事件の容疑で、兵庫県警が一人の男を逮捕した。その勝田州彦受刑者(45)は、04年に岡山県津山市で小3の女児が殺害された事件で無期懲役判決を受けた人物。…
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葛飾女子大生殺害事件の取材を重ねる社会部記者「現場で不審者情報が多くあったのは間違いない」
事件が起きたのは、1996年9月9日のことだった。この日はどんよりとした空模様で、朝からしのつく雨が降り続いていた。 被害者の小林順子さんは、上智大学の学生で2日後にアメリカ留学を控え、この…
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浜名湖連続殺人事件 「無罪主張は弁護士がしたこと」法廷で黙秘した死刑囚が面会室で饒舌に語った本心
2016年7、8月、静岡県の浜名湖岸で男性2人の遺体が見つかった連続殺人事件は、検挙された宅地建物取引士の男が裁判で黙秘したまま1、2審ともに死刑判決を受けた。男は上告審でも判決直前に上告を取り下げ…
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池田市小学校児童殺人事件 元死刑囚の生家近くの住民「速報をテレビで見てな、ピンと来たんや。アイツやと思ったよ」
2001年6月8日、大阪教育大学付属池田小学校に包丁を持った男が侵入し、児童8人を殺害するという痛ましい事件が起きた。 ◇ ◇ ◇ 事件後、犯人の名前が報道された。男の名前は宅…
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「桶川ストーカー殺人事件」実行犯の男が獄中手記で明かす…ストーカーの兄が首謀者とされた真相
今から25年前の1999年10月26日、埼玉・桶川駅前で刺殺された女子大生の猪野詩織さん(当時21)は事件前、元交際相手の小松和人(同27)らに凄絶な嫌がらせを受けていた。犯人の久保田祥史(同34)…
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赤城神社 主婦失踪事件 神社の近くに住む女性「あれは不思議な事件だったね。誰も姿を見ていないんだよ」
日本では古来、人がある日、突然いなくなることを神隠しと呼んだ。その犯人は天狗であるとされてきた。江戸時代には、江戸の町から突然消えた寅吉という名の少年が、数年後にひょっこり戻ってきて、天狗のもとで修…
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武富士に盗聴され、訴えられて攻防3年…勝ち抜いたジャーナリストが明かす内幕
2003年12月、消費者金融最大手「武富士」の創業者、武井保雄会長(当時73)が部下に指示し、ジャーナリスト宅の電話を探偵社に盗聴させた容疑で逮捕された。武井氏は執行猶予付きの有罪判決が確定。同社は…
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長岡京ワラビ採り殺害事件の捜査に携わった消防士「いろんな死体を見たけどな、女性の遺体はひどいもんやった」
「えぐいな、えぐいの一言や。あん時のことは、一生忘れんよ。仕事柄いろんな死体を見たけどな、亡くなった女性の遺体は、ひどいもんやった。木の棒まで入れてあったんや。亡くなったひとりの方を知っておったから余…
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船橋18歳少女生き埋め殺人事件 無期懲役囚になった加害少女が文通で明かした心情
2015年4月、船橋市の18歳の女性が高校の同級生だった少女A子らとトラブルになり、成田空港近くの畑に生き埋めにされ、殺害された。この残酷な事件を起こしたA子と共犯の2人の男は、裁判で無期懲役刑が確…
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吉展ちゃん事件 連れ去り犯の生家近くの住民「昔は道なんてなかった。ここは馬車しか走ってなかった」
台東区下谷にある公園には、親に見守られ遊ぶ子どもたちの姿があった。どこの公園でも見かけるありふれた日常の光景だ。 この公園で、幼児が連れ去られたのは、1963年3月のことだった。広く知られる…
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大阪高検 公安部長「口封じ」逮捕事件 「検察の裏金問題」告発に協力したミニコミ紙の社主が語る
2002年4月、大阪高検の三井環公安部長(当時57)が詐欺などの容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。三井氏は当時、検察の裏金問題を報道機関に実名告発する準備を進めていたため、「口封じだ」と検察を批判す…
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つくば市高齢夫婦殺害事件 近隣女性が明かす「近所づき合いのない夫婦でしたね。ただ…」
事件が発覚したのは、2018年1月1日のことだった。茨城県つくば市の民家の2階で小林孝一さん(77)と妻の揚子さん(67)が頭などを執拗に殴られ殺害されていた。 夫婦は17年12月30日午後…
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湖東記念病院事件の冤罪被害女性が明かす「刑事は腐っているが検事は頭を下げてくれました」
2003年5月、滋賀県愛知郡(現・東近江市)の湖東記念病院で、意識の戻らない状態の男性入院患者Aさんが急死し、04年7月、同病院の看護助手だった西山美香さん(当時24)が殺人容疑で逮捕された。西山さ…
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北海道カレー店殺人事件 娘と孫を殺された男性「たった10年で出てきてしまうんですから、娘と孫の命の重さって何なのかと…」
「もうそろそろ出てくるっていう話なんですよ。何とも複雑な気持ちですよね」 私は、義理の息子であったネパール人の男に娘と孫を殺害された男性と話をしていた。 そろそろ出てくるというのは、そ…
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和歌山カレー事件 林真須美死刑囚と関係を断っている兄が密かに信じる「妹の無実」
1998年7月、和歌山市の夏祭りでカレーを食べた67人がヒ素中毒に陥り、うち4人が死亡した事件では、地元の主婦だった林真須美死刑囚(63)が逮捕され、2009年に死刑が確定した。だが、本人は一貫して…
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本庄保険金殺人事件 八木死刑囚の幼馴染み「金貸しもやっていたから金に困っていた様子はなかったな」
本庄保険金殺人は、八木茂死刑囚が自分の愛人を使って、3人の男たちと偽装結婚させ、多額の保険金をかけたうえで2人を殺害。身の危険を感じた3人目の被害男性が、マスコミに名乗り出たことにより明るみに出た。…
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首都圏連続女殺人事件 無罪確定後に人を殺めた老受刑者が文通で明かした罪への思い
今から50年前の1974年夏、首都圏で女性が乱暴され、殺害される事件が多発した。うち1件のOL殺人事件の容疑で逮捕された小野悦男受刑者が全事件の犯人であるかのように報道された。小野受刑者は91年、裁…
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吉田有希ちゃん事件 受刑者の母親は息子の無実を信じ…「脅されて自白したと言っている」
事件が発生したのは、2005年12月1日午後2時50分ごろのことだった。当時小学校1年生の吉田有希ちゃんが下校途中に連れ去られ、翌2日午後2時ごろ、連れ去られた現場から約65キロ離れた茨城県常陸大宮…
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「吉展ちゃん誘拐殺害事件」上告審の弁護人が明かす 犯人・小原保の知られざる主張
「戦後最大の誘拐事件」といわれる1963年発生の東京都台東区の4歳児・村越吉展ちゃん誘拐殺害事件。警視庁の名刑事・平塚八兵衛が執念の取り調べで犯人の時計修理工・小原保を自白させ、事件を解決した逸話は有…
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大阪姉妹殺害事件 元死刑囚の幼少時代を知る女性「お父さんが大酒飲みで、暴力を振るって…」
JR大阪環状線芦原橋駅で電車を降り、改札を出ると、片側2車線の広い幹線道路がある。その両脇に立つ高層建築のビルが目についた。 私は、2005年に発生した大阪姉妹殺害事件の現場に向かっていた。…