神戸小1女児殺害事件の犯人が死刑判決破棄後、別の獄中者に明かした本心

2009年の裁判員制度施行以来、裁判員裁判の死刑判決8件が控訴審で破棄され、そのたびに物議を醸した。うち1件が14年9月に神戸市で起きた小1女児殺害事件だ。
私の手元には、この事件の犯人、君野康弘(58)が大阪拘置所に勾留されて裁判中、同拘置所に収容された別の獄中者A氏にあてた手紙のコピーがある。それには、こうつづられている(〈 〉内は引用。原文ママ)。
〈先週の歌ようスクランブルは、1970年代~1980年代の曲が何曲か流れてなつかしかったです〉
〈夕食マーボカレーはうまくて、とうふも食べました〉
〈7月20日は白身魚のかばやきが夕食で出ます。久々のごちそうですよ。楽しみですね!〉
文章からは獄中生活を楽しむ様子がうかがえる。
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