「パナウェーブ研究所」事件 教団施設にいた信者「スカラー波の攻撃を受けていたので…」
「パナウェーブ研究所」2003年

今から20年以上前、福井市五太子町に現れた白装束集団パナウェーブ研究所。当時、写真週刊誌のカメラマンだった私は、教団施設の撮影をするため、施設裏の崖から施設内を撮影した。
何の意味があるのか、新聞紙を丸めて作ったバット形の棒で、何かをぶつぶつ言いながら頭を叩いたり、尻を叩く儀式を行っていた。叩く回数はだいたい10回未満だろうか。叩く人間は決まっていて、叩かれる人間も大概決まっているようだった。
その後、何人かを叩いたあと、叩き役の男が私に施設内から叫んだ。
「帰れ」
それでも無視してレンズを向けていると、教団の施設内から3人の白装束姿の男が私のところへやってきた。
「プライバシーの侵害です。撮影をやめてくれませんか」
「撮ったフィルムを出しなさい」
男たちはかなり興奮していた。その後、白いタオルを振り回しながら、襲い掛かって…
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