ウラジーミル・プーチンとは何者か
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「アウルス」対「ビースト」 米ロ大統領専用車どっちが強い?
大国トップの専用車というと、米大統領が乗る重装備の「ビースト(野獣)」が有名だ。 では、プーチン大統領の車は? ホワイトハウスのものほど強くはなさそうだが、ウクライナに2014年に軍事介入、…
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高給提示でウクライナに派遣 日常も戦争も“労働移民頼み”のロシアの現実
日本では社会機能を支えるエッセンシャルワーカーの一部を外国人が務めているが、ロシアも事情は同じ。首都を訪れれば、工事現場やカフェ、清掃などで汗を流しているのはいわゆる「白人」ではなく、中央アジアの旧…
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ロシア将軍が次々と戦死…不穏な「クトゥーゾフ少将」の訃報
ウクライナでロシア軍の損害は大きく、夏に「死傷者7万~8万人説」(米国防総省)も出た。プーチン大統領や治安機関の誤算から首都キーウを電撃制圧できず、春に軍が主導権を取り戻して東部ドンバス地方の総攻撃…
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ロシア兵の奪還目指すプーチン政権の“価値観”…人命軽視も、捕虜は別扱い
「一人の生命は地球より重い」と言ったのは、1977年のダッカ日航機ハイジャック事件で、人質解放のため犯人グループの要求に応じた福田赳夫元首相。ロシアの価値観は、その正反対ではないかとも思える。ウクライ…
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白衣のプーチンが見舞った“負傷兵”は元気そのもの…戦争中も茶番は続く
白衣のプーチン大統領。ロシアで「天使」と見えるかは別として、ウクライナ人にとっては「悪魔」だろう。モスクワの軍事病院を訪問し、ウクライナ侵攻後初めて「負傷兵」2人を見舞ったのは、5月25日のこと。か…
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プーチンの次女に新しいパートナー報道…気になるお相手は「バレエ界のゼレンスキー」
ロシアのプーチン大統領が、目に入れても痛くないだろう次女カテリーナ・チホノワ。「アクロバットロックンロール」というダンスで表彰台に上った元運動少女で、その後は「モスクワ版シリコンバレー計画」を背負う…
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軍艦級ヨット「シェヘラザード」がイタリアで差し押さえられたワケ
その昔、人間不信の横暴な王がいた。妻に裏切られたことから、毎晩、新しい女性をめとっては殺す。何かの報復か、それとも被害妄想か。見かねた大臣の娘が名乗り出て、王の元へ。夜な夜な、物語を聞かせることにし…
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北欧2カ国がNATO加盟申請 ロシアはシュートのつもりが…オウンゴール確定
ロシアによるウクライナ侵攻のさなか、プーチン大統領の「オウンゴール」が早くも確定した。陸や海を隔てて北方にあるフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請し、承認されてしまった…
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ロシアのお家芸「偽旗作戦」の謎…チェチェン紛争でも“でっち上げ”疑惑が浮上
相手の攻撃をでっち上げて、一方的に反撃する──。これがウクライナ侵攻で盛んにいわれた「偽旗作戦」の簡単な説明だろう。大義名分がないなら、つくってしまう。日本が南満州鉄道の線路を爆破して「中国の仕業」…
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プーチンに「ウクライナ軽視」を教えた“歴史の先生”メジンスキー補佐官
ロシア人は米国にあこがれつつ、文化や歴史では自分たちが上だと信じる「コンプレックス」を抱いている。確かに、文学や音楽で名をはせた大国。しかし、歴史観がゆがんでいたらどうなるか……。安全保障問題が原因…
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ドンバスにシリア…過去の紛争を足し算した進化なき「ロシアの戦い方」
ウクライナでのロシアの戦い方を簡単に言えば、2014年の東部ドンバス地方の紛争と、15年のシリア軍事介入を「足し算」したようなものだ。 前者は重火器に依存した地上戦、後者は精密誘導兵器か疑わ…
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水増し戦果を報告…「お茶の間の顔」コナシェンコフ報道官に論功行賞
プーチン大統領はウクライナ侵攻に際し、苦戦にあえいだ司令官を次々と更迭したとされる。一部の将官に勲章を与えて昇進させており、分かりやすい「論功行賞」もあった。功労者として光が当たった一人は、国防省報…
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ふてぶてしいラブロフ外相 在任18年でもプーチン大統領の最側近ではない
2004年に就任したロシアのラブロフ外相。在任期間の長さに「本人は早く辞めたがっている」とうわさが絶えないが、きっと辞めさせてもらえないのだろう。外交の世界で長らくプーチン大統領の代弁者として君臨。…
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クリミア併合時に脚光浴びた「美人検事長」が異例の反戦
ロシアという舞台でさまざまなキャラクターが踊る「プーチン劇場」。主役ばかりに目が行きがちだが、脇役も面白い。脚光を浴びた後、勢いを失った「あの人は今」的な政治家もいる。その一人が、何かとお騒がせなナ…
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プーチンに従順な前大統領メドベージェフがSNSで言いたい放題のわけ
ロシアのプーチン大統領の「忠臣」は何人もいるが、ドミトリー・メドベージェフ前大統領(現在は安全保障会議副議長)ほど従順な人間もいないのではないか。憲法が定めた連続3選禁止のため、1回休みのプーチンに…
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プーチンの後継者は誰だ? ロシア土産の定番「マトリョーシカ」の法則性
ロシアといえば「マトリョーシカ」を思い浮かべる人も多いのではないか。スカーフをかぶった女性の入れ子人形。いろいろな種類があり、ソ連時代にさかのぼって歴代指導者が次々と出てくる土産物も定番だ。少し古い…
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右腕キリエンコは元リベラル派 暗殺された野党指導者の葬儀にサプライズ登場
ウクライナにおけるロシア占領地のキーマンとして前回、セルゲイ・キリエンコ大統領府第1副長官を紹介した。日本で聞き慣れない官職だが、プーチン大統領の右腕として、反政権派の弾圧を含めて内政を統括する要職…
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現代の皇帝プーチンが耳を傾ける側近 キリエンコ第1副長官に存在感
われわれがのぞけないクレムリンの奥の院。世界を翻弄したロシアのプーチン大統領を、制御できる人物はいないものか。今回の有事の中、内部の様子が珍しく伝えられた。地方知事を定期異動させるための2022年9…
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ロシア内部では不協和音も役人は受け身 ささやかれる後継者は3人いるが…
ロシアのウクライナ侵攻でプーチン大統領の指導力に疑問符がついたとして、外国メディアで「クーデター説」がまことしやかに報じられた。古巣の連邦保安局(FSB)で不満が高まったり、政権高官や新興財閥(オリ…
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闇将軍パトルシェフ書記はウクライナ侵攻の共謀者か? 長男は七光りで閣僚に出世
ロシアのプーチン大統領が無理のあるウクライナ侵攻を決め、短期戦には失敗した。トップの判断がまずければ、周囲が全力で阻止していたはずで、やはり共謀者がいたことになる。本連載で側近を何人か挙げたが、この…