気鋭の医師 注目の医療
-
遺伝子変異からがんのタイプを見分け創薬や治療に役立てる
「精密医療」とは、最先端のゲノム医学を用いて細胞を遺伝子レベルで分析し、最適な薬を投与する医療のこと。国内では国立がん研究センター東病院によって全国270以上の医療機関が参加し、がんの精密医療の研究プ…
-
手術不能の患者に希望を与える欧米流「がんの時間治療」
動物のあらゆる生体機能には、1日のうちで働きや分泌が最も高まる時間帯がそれぞれあり、時計のように規則正しいリズムを刻んでいる。それによって病気が悪化する時間帯にもリズムがある。この体内時計のリズムに…
-
薬に頼らずおいしく楽しく 嗜好品を保健指導に取り入れる
“血圧やコレステロールの数値が高めだが、できれば薬は飲みたくない”――。 そう思っている病気予備群を中心に、嗜好品(好みの飲食物)を積極的に取り入れた保健指導を行っているのが椎名一紀医師だ。「…
-
【オンライン診療】豊田剛一郎医師(株式会社メドレー)
通信やIT機器を活用し、会社や自宅にいながらにして医者に診てもらえる「遠隔診療」。これまでは離島やへき地にいる患者以外は原則禁止と見なされてきたが、2015年8月以降、厚労省が遠隔診療の適応範囲を広…
-
救急医療の現場に新風を吹き込んだ草分け的存在
夜間の救急患者を専門に受け入れる「救急クリニック」が少しずつだが、全国(現在4カ所)に増えつつある。その救急医療の現場に新風を吹き込んだ草分け的存在が上原淳院長だ。 2010年に国内初となる…
-
4Kモニターで声帯病変を“見える化” プロ専門のクリニック
歌手、俳優、声優、ナレーター、アナウンサーなど声を職業とするプロのパフォーマーから絶大な信頼を得ている駒澤大吾院長(写真)。駒澤院長自身が日本のソウルシンガーの大御所、故渡辺大之伸氏を師匠にもつ、歌…
-
乳酸菌を活用 世界初の経口薬によるHPV標的免疫療法を開発
若い女性(20~30代)のがんの中では一番多い「子宮頚がん」。年間約9000人がかかり、約2700人が亡くなっている。 原因は「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染。そのためワクチン接種…
-
大腸内視鏡検査(水浸法)/新宿内視鏡クリニック(東京都新宿区) 後藤利夫医師
全国各地の医療施設に出向いて、「痛くない」新方式の大腸内視鏡検査を広めている後藤利夫医師(写真)。近年は「無痛」と称して鎮静剤を併用する施設が増えてきているが、それとも違う。後藤医師が普及に努めてい…
-
脱毛症長新東京クリニック/美容医療・レーザー治療センター(千葉県松戸市) 瀧川恵美センター
再生医療のひとつに「PRP(自己多血小板血漿)療法」という治療法がある。 患者から採血した血液を遠心分離機によって血小板を多く含むPRPを取り出し、それを患部に注射したり、塗ったりする。血小…
-
男性ホルモンを抑えることで膀胱がんの再発を70%抑制
「ホルモン療法(抗アンドロゲン療法)」の膀胱がんへの適応拡大が期待されている。その有効性を世界で初めて報告したのが、横浜市立大学医学部泌尿器科の泉浩司医師を中心とする研究グループ。その功績で2014、…
-
半年以内に9割を鑑別 イタリアの名探偵コナンと呼ばれる男
今年4月、国内初となる「失神センター」が開設された。 失神の診療を専門とする「失神外来」(週1日)は、2012年から同大本院で行われていたが、それを本格的な診療部門(週6日)として切り離し、…