ニューヨークからお届けします。
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米国に570万人 アルツハイマー病の遺伝子療法に大きな一歩
約570万人のアルツハイマー病患者がいるといわれるアメリカで、その有効な治療法開発への第一歩となる画期的な実験が成功し、大きな話題になっています。 アルツハイマー病発症には、ある特定の遺伝子…
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NY大学が研究 新たな“内臓”発見でがん転移を止められるか
人体でこれまで認識されていなかった「内臓」が発見され、がんの転移と大きく関係しているというニュースが大きな話題になっています。 これまで内臓や血管の間などに流体状の組織があることはわかってい…
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市民に止血訓練広がるも 全米が恐怖する“半自動小銃”とは
「銃乱射を想定した一般市民のための止血トレーニング」がニューヨークの病院で始まり、全米に広がっています。 しかし、より多くの犠牲者が出たラスベガス、さらに今年のフロリダの高校での銃乱射を受け、…
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アルコールが認知症を引き起こす 専門誌の調査結果が波紋
酒を多量に飲む人は認知症になるリスクが高い――。こんな調査結果が報告され波紋を呼んでいます。 発表したのは医療専門誌「ランセット・パブリック・ヘルス」で、2008年から13年までの5年間にフ…
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ニューヨーカーも悩む花粉症 ワクチン実験が着々進行中
つらい花粉症の季節です。ここニューヨークでも、4月から6月にかけてが花粉症のピークとなります。日本に多いスギ花粉ではなく、ニレ、カエデ、クワ、オークといった樹木や、芝生をはじめとした草の花粉もアレル…
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あのアマゾンも 米国の大手企業が医療に続々参入宣言
「世界一、医療費が高い」といわれるアメリカでは、同じような医療を受けても日本の2.5倍のお金がかかるという数字があります。その分、保険料も高く、企業にも個人にとっても大きな負担になっています。 …
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最新調査で判明 若い女性の心臓発作は見落とされがち
心臓発作の症状で知られているのは強い胸の痛みですが、こうした症状を伴わないある種の心臓発作が問題になっています。特に55歳以下の女性がこうした心臓発作で死亡するリスクが男性よりも高いことが、最新の調…
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がん細胞と体内で闘うロボ 「DNAナノボット」への期待度
体内に送り込まれた小さなロボットが病気と闘う――。 まるでアニメ映画のような世界が間もなく医療の現実になるかもしれません。 「DNAナノボット」と呼ばれる自動的に作動する微小なロボット…
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米ミレニアル世代が支持 NYでは化粧品も“農場直送”の時代
「ファーム・トゥ・テーブル」といえば、野菜や肉などの生産者とレストランが提携し、生産地から直接レストランのテーブルに、新鮮で質の高い食を提供しようというもの。食の安全や地球環境の保全にこだわる若いミレ…
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米でも猛威のインフル “呼吸だけで感染”という衝撃データ
インフルエンザが、ハワイとワシントンDCを除くアメリカのほとんどの州に広がり、政府は正式にインフルエンザ大流行を宣言。専門家は「史上最悪のインフルエンザシーズンになる可能性もある」と警告しています。…
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BMIは29.9で“太りすぎ” トランプ大統領の本当の健康度
トランプ大統領の、就任以来、初めての健康診断の結果が話題を呼んでいます。記者会見に登場したホワイトハウスのロニー・ジャクソン専属医によると、「トランプ大統領の健康状態は全体的に素晴らしく、任期中はこ…
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テクノロジーで良質な眠りを 米国では2018年のトレンドに
アメリカ人の大人の平均睡眠時間は約7時間ですが、4割の人が睡眠不足と感じています。 それならばテクノロジーの力で睡眠の質だけでも上げようというのが2018年の大きなトレンドになりそうで、続々…
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アメリカの平均寿命は78.6歳に 2年連続で短くなった理由
ちょうど1年前、「アメリカの平均寿命が22年ぶりに短くなった」とお伝えしました。その傾向は進み、先日発表された2016年の平均寿命は78.6歳で、前年に比べさらに0.1歳短くなりました。 そ…
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米国で増加中 地肌クーリングで抗がん剤治療の副作用軽減
今年、普及するのではないかとみられているのが化学療法(抗がん剤治療)を受ける患者のための「地肌クーリングシステム」です。 化学療法の最大の副作用のひとつが脱毛です。医療技術が進歩してもなかな…
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米大学教授が発見と話題 頭痛薬は「心の痛み」にも効果的?
何かとストレスが多い年末。パーティーに私だけ呼ばれていない……なんて時に「胸がチクリと痛む」などと言いますが、そうした場合でも「痛み止め」が効果ありというニュースが話題になっています。 その…
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コーヒーは1日3~4杯がベター 英医学誌に最新調査結果が
「コーヒーは体にいい? 悪い?」「1日何杯までOK?」というような論争は、永遠に続いている印象があります。 ところがこのたび発表された研究結果は、それを終わらせるかもしれません。少なくとも、し…
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スマホで服用チェック 米で初認可の“デジタル錠剤”に賛否
11月、アメリカ食品医薬品局が通称「スマートピル」を初めて認可しました。医師が処方した薬を患者が処方通りに服用しているかを知ることができるデジタル錠剤です。 大塚製薬とプロテウス・デジタル・…
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あらゆる病気を予防 「抗炎症ダイエット」がNYで大人気
ニキビから関節炎、うつ病まで、考えられるあらゆる人間の病気の共通点は、繰り返し発生する「慢性炎症」です。特に心臓疾患、がん、腎臓病、呼吸器疾患、脳卒中、アルツハイマーなど命に関わる病気も、長年繰り返…
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米国では10代の「不安神経症」が急増 原因はSNSだった
アメリカでは強度の不安を訴える10代が急増し、社会問題になりつつあります。かつて、若者の心の問題は「うつ」に代表されていました。ところが過去10年間、それに取って代わったのが「不安神経症」です。 …
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7割が太りすぎで4割が肥満…アメリカ国民の“肥大化”深刻
アメリカ疾病対策センターが「国民の7割が太りすぎ、4割が肥満症」というショッキングな数字を発表しました。 太りすぎの基準はBMI(ボディーマス指数=体重を身長の2乗で割ったもの)が25以上。…