カラオケ療法
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<8>歌うことで筋肉が鍛えられ舌の位置が戻り呼吸力アップ
口を閉じたときの舌先の位置は上の前歯の歯肉にある切歯乳頭に触れるのが正しい。ところが、舌の筋肉が弱い人はそれができない。あおむけに寝たときはとくに舌が重力に負けて喉の方に落ち込み、正常な呼吸を阻害す…
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<7>歌うことは「のみ込む筋肉」を鍛えることにつながる
「歌うこと」が健康寿命につながることは「はぎの耳鼻咽喉科」(東京・町田市)の萩野仁志院長も認めている。 萩野院長は「『医師』と『声楽家』が解き明かす発声のメカニズム~いまの発声法であなたののど…
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<6>「聴覚と視覚の活性化で認知症予防策になっている」
老化防止、認知症予防などの高齢者対策としてカラオケを導入している老人施設が増えている。 8年ほど前からカラオケの効果効能を継続調査している「東北福祉大学(健康科学部)」(宮城県仙台市)や、「…
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<5>歯学部が実証 歌うことで嚥下率が高まりストレスも軽減
近年、関心を集めている「誤嚥性肺炎」の予防対策として、身近にある「カラオケ」にも効果があることが分かってきた。 口から物をのみ込む働きを嚥下機能という。加齢とともにこの機能が低下する。結果、…
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<4>高齢者に勧める医師は多い 糖尿病に効くこれだけの理由
国民病として定着している糖尿病の怖さは、失明、血管・神経障害(足の壊死)などの重い合併症を起こすことだ。主な治療法は食事制限、運動、薬物の3点。ところが高齢者ほど、ジョギングや散歩、水泳など体を動か…
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<3>好きな歌を歌うと脳血流が増え脳波もリラックス状態に
カラオケが脳を活性化させる? という話は本当なのか。 脳神経外科学に詳しい「ルイ・パストゥール医学研究センター文理融合型先端医科学研究室」(京都・左京区)の高垣雅緒室長がこう言う。 「…
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<2>COPDの予防と改善に 10曲連続の演歌は1キロ走と同効果
急速に増えている「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)は、慢性気管支炎や肺気腫の総称。「日本呼吸器学会」の発表によると、日本人の死因(男性)の第7位を占める。 「WHO」(世界保健機関)の統計では、…
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<1>目に見えて効果が上がるのは「高血圧」?
人生には歌がある――。テレビ番組のタイトルではないが、歌といえばカラオケである。 近年、カラオケ装置を設ける老人ホームが相次ぎ、入居者たちが余暇時間を楽しむという生活が、随分と増えてきた。 …