認知症治療の第一人者が教える 元気な脳で天寿を全う
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近年注目の「脳腸相関」で腸内フローラを整えて認知機能低下を防ぐ
9月21日は「世界アルツハイマーデー」。1994年のこの日、スコットランドのエディンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されたことから、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO…
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アルツハイマー病という敵を知り迎え撃つために必要なもの
検査はゴールではありません。そのことをしっかり理解していますか? 「近々、健康診断(または人間ドック)があるので、お酒や脂っこいもの、お米やパンを控えている」という話をよく聞きます。しかしそれ…
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糖尿病・高血圧・脂質異常症は、なぜ脳にもダメージ与えるのか?
糖尿病、高血圧、脂質異常症の生活習慣病は、「2つ、ないし3つとも」という人が珍しくありません。もっと言うなら、肥満の人は、糖尿病、高血圧、脂質異常症の3つの生活習慣病を抱えている人が多い。その理由は…
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コロナ太りと認知症の意外な関係 リスク2倍アップの可能性も
コロナ禍で太った人、活動量が減った人、何か対策を講じていますか? このまま解消されず、それどころか体重増加が今後も続くようなら、それが、将来の認知症リスクへ押し上げる可能性があります。 体重…
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検査で「異常なし。大丈夫」と言われても油断しない
認知症を疑うべき点は、「変化」です。これまでの暮らしぶりや仕事ぶりから考えて、「何かおかしい」と感じる変化はないか? それを繰り返していないか? 最初に気付くのは、恐らくご自身です。そういった場合、…
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病気が原因の「物忘れ」と健常者の「ど忘れ」何が違うのか
アルツハイマー病の進行は非常にゆっくりです。初期の段階では一人暮らしは十分に可能ですし、仕事も続行できます。認知症の進行を遅らせる手だてはいくつもありますから(もちろん、薬以外でも!)、早くに発見す…
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脳の健康寿命を延ばすには「変化」を見逃さないことが重要
日本人の平均寿命は延びています。厚労省が発表する2020年の簡易生命表では、男性の平均寿命は81.64歳、女性87.74歳。男女ともに前年の平均寿命を上回っています。 では、脳の寿命はどうで…
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「アミロイドPET検査」でアルツハイマー病を迎え撃つ
アルツハイマー病は、現在「治す薬」がありません。日本で承認されている4種類の薬はいずれも症状の進行を遅らせるもので、しかも、その効果は長く続きません。 だから長らく「アルツハイマー病を恐れる…
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アルツハイマー病を発症しても… 人生はまだまだ終わりじゃない
私は長年、順天堂大学で認知症、特にアルツハイマー病に関する研究を行ってきました。それは基礎と臨床を中心としたもの。そこで得た最先端の成果を数多く論文として発表し、医学会で活動してきました。 …
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WHOの12指針で認知症リスクを下げる 今すべきは2次予防と3次予防
病気の予防には段階があります。新型コロナウイルスでは、1次予防がワクチン接種で感染しないようにする、2次予防がマスク着用・手洗い・3密回避などで発症を遅らせる、3次予防が発症しても薬で重症化しないよ…
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アルツハイマー病は発症前に見つける 受けるべきは「アミロイドPET検査」
アルツハイマー病を発症前に見つける──。これは、私が院長を務める「アルツクリニック東京」で力を入れていることのひとつです。 アルツハイマー病とは認知症の一種で、認知症の原因の7割を占める病気…