現地ルポ 能登半島地震まもなく1年
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是枝裕和監督長編デビューの地…集団避難を乗り越えた83歳女性「ここにいられれば、これ以上望むことはない」
かつての面影はもう残っていない。 能登半島のシンボルのひとつ、石川県輪島市の「輪島朝市」は、正月の地震で発生した火災で200棟以上が焼け、ほぼ全域にあたる約5万平方メートルが焼失。鎮火して2…
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町には更地が広がり…「復興には時間がかかる。若者はどんどん珠洲から出ていくでしょう」
将来への不安が、住民を襲う。 石川県珠洲市の中心地から5キロほど東に行った蛸島町は、正月の地震で8割の家が全半壊し、被害を免れた家はほとんどなかった。 本紙記者が震災直後の1月9日に…
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「賑わいが戻るまで10年はかかる」北陸随一の温泉街・和倉温泉が抱えるもどかしさ…夜の街も悲鳴
「正直、壊滅的ですよ」 地元住民はため息交じりだ。北陸随一の温泉街・和倉温泉(石川県七尾市)も、正月の地震で甚大な被害を受けた。先月下旬に現地を訪れ目撃したのは、復興が進まぬ実態だった。 …
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「この集落はなくなります」地震と豪雨で壊滅状態、80代元住民が嘆く厳しすぎる現状
「もうここには住めない」という悲痛な声が聞こえてきた。 まもなく発生から1年が経とうとしている能登半島地震。災害に脆弱な過疎地域を中心に大きな被害に見舞われ、消滅の危機にさらされている集落が少…