気になる新刊
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「老いの作法」菊池和子著
現在81歳の著者は元体育教師で、健康に直結する動き方を追求した「きくち体操」の創設者。本書は“コロッと死ぬ”ために自身が日々していることを紹介する「老い支度」の手引だ。 例えば、少しずつでも…
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「消化力」西脇俊二著
疲れが取れない、肩こりがひどい、うつ気味である……。このような症状の原因は「消化力」にあるかもしれないと本書。消化力が低下すると必要なホルモンが適切に作られず、自律神経のバランスが崩れて免疫力も弱ま…
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「日本酒をまいにち飲んで健康になる」滝澤行雄著
古来「酒は百薬の長」といわれてきた。近年、これに医学的な裏付けを与える研究結果が報告されている。 例えば、日本人の飲酒者にはがん死亡率が低いという大規模疫学研究がある。 厚生労働省が…
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「『認知症』『寝たきり』になりたくなければ筋肉を鍛えなさい」田辺解著、久野譜也監修
認知症の原因のひとつでもある筋肉量の減少。70代になると、20代の頃の半分にまで筋肉が減るといわれるが、こうなると歩くことがつらくなり、家に引きこもりがちになって、肥満による生活習慣病の増加から認知…
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「最初に知っておきたい認知症」杉山孝博著
認知症患者の家族の介護負担を軽くするための“9大法則”を紹介する本書。認知症を正しく理解することで、認知症特有の困った症状に上手な対応ができるよう分かりやすく解説していく。 例えば、「感情残…
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「寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい」久野譜也著
人間の筋肉量は20代以降、1年で1%ずつ減っていくという。20代の時点を100とすると、30代では筋肉量が10%減、40代では20%減ということだ。 こうした筋肉量の低下は30代ぐらいまでは…
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「うつの8割に薬は無意味」井原裕著
うつ病を治す薬として処方される抗うつ薬。しかし、8割の患者には効果がないと著者はいう。 厚生労働省の調査では、うつ病の患者数は100万人を超えたとされているから、およそ80万人は抗うつ薬を服用し…
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「男をあきらめるな」林雅之著
ED(勃起不全)は生死に関わる問題でない。しかし、男性が男を感じられなくなることは精神的に大問題だ。 そう考える医師が、勃起のメカニズムからEDの原因となる病気、アソコが元気になる精力剤や漢…
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「ステロイドと『患者の知』」牛山美穂著
アトピー性皮膚炎の治療に用いられるステロイドは、副作用の問題から使用の是非が問われ続けている。本書では、いまだ明確な方向性の見えていないステロイドの使用について、近代医療や民間医療などさまざまな専門…
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「体質改善には、3つの呼吸を覚えなさい」大野君子著、山本晴義監修
呼吸とは酸素を取り込むだけでなく、横隔膜を刺激して肝臓や胃をマッサージする効果があり、自律神経を整えてストレスを軽くする効果もあると説く。科学的見地からも体調改善効果が実証されているという縹(はなだ…
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「断薬セラピー」宇多川久美子著
多くの日本人が“薬は必要”と思い込まされているが、元薬剤師である著者は薬をやめることこそ健康への第一歩であると説いている。 例えば、血圧の薬。かつて高血圧の基準は「年齢+90㎜Hg」とされて…
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「なぜ私は人工透析を拒否してきたか」リュウ・ウェイ著
バイオリニストである著者は、41歳で慢性腎不全と診断される。病状は中期のステージ3で、医師からは治療に専念するよう指導されるが、著者は人工透析を拒否。食事療法や代替療法を行いながら、仕事を続ける道を…
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「しなやかな血管が健康の10割」島田健永著
人間の全身の血管を1本につなげると、その長さは地球2周以上の9万キロメートル。内腔の総面積はテニスコート6面分の3000平方メートルにも及ぶ。 血管とは全身の細胞に栄養や酸素を運び、老廃物を…
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「人の寿命は『肌』でわかる、『腸』で決まる」荒浪暁彦著
顔にシワが多く、年齢以上に老けて見える人は要注意。皮膚は体内の状態を映し出す鏡でもあり、老け顔の人は早死にする可能性が高いという研究報告もあると、皮膚科医の著者は言う。 近頃、健康長寿の敵と…
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「あなたのがんは『これ』で9割防げる」佐藤俊彦著
がんは早期発見と早期治療が大切だが、今後は「ステージ0」の見えないがんを見つけて治す時代が来ると本書。 その方法は「テロメスキャン」という血液検査で、最先端技術によってまだがんの塊にすらなっ…
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「ドクター徳田安春の養生訓」徳田安春著
生まれ育った沖縄で医師となり、“世界一の長寿集団”といわれてきた沖縄県民の健康変化をリアルタイムで目撃してきた著者が、健康長寿を実現するためのヒントを伝授する。 高齢になっても寝たきりになら…
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「腸が寿命を決める」澤田幸男、神矢丈児著
腸に大きな負担をかけてさまざまな疾患の原因をつくるのが、肉類をたっぷりと使った欧米型の食事であると著者は説く。 動物性タンパク質は悪玉菌の格好のエサであるため、肉類を食べ過ぎると発がん性のあ…
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「体の不調は『唾液』を増やして解消する」 森昭著
唾液には口腔内の洗浄作用や抗菌作用があり、不足すると歯周病になりやすくなることが知られている。また、歯周病菌が増殖して歯肉から血管内に入り込むと、インスリンの働きを邪魔して糖尿病になりやすくなったり…
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「本当は怖い食べ物の賞味期限」愛食舎監修
ペットボトルの水やお茶を飲むとき、注ぎ口に直接口をつけて飲んでいる人がほとんどだろう。しかし、実は気温15~30度では、わずか2時間で雑菌が繁殖し、飲用に適さない状態になるという。本書では、開封後や…
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「『悪い脂が消える体』のつくり方」吉川敏一著
健康のために野菜中心の生活にしているという人がいる。だが、トリプトファン、リジン、メチオニンなどの必須アミノ酸は、タンパク質を取らないと不足しがちになる。また、肉類のタンパク質は、大豆などの植物性タ…