語り部の経営者たち
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住友生命 高田幸徳社長(3)加入者にメリットある新商品を発売、社内から反発が起きた
「ターンオーバー問題」。生保会社が長年取り組んでいる課題で、営業職員がすぐに辞めてしまい、定着しない問題である。そのため現場では、常に採用業務に追われている。 そこで高田幸徳・住友生命社長は2…
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住友生命 高田幸徳社長(2)秋田支社長時代 採用制度を大きく変えた
住友生命社長の高田幸徳が、京都大学経済学部を卒業し、入社したのは1988年。最初の配属先は大阪南支社だった。以降、支部や支社などの現場と、本社勤務を繰り返していく。その中でも忘れられない現場が2つあ…
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住友生命 高田幸徳社長(1)人に請われたら、それは一つのチャンスと思っている
今年、グランドオープンした「東京ミッドタウン八重洲」。八重洲の再開発事業によって建設されたビルだが、ビル最上部には「住友生命」の4文字が輝いている。住友生命は、もともとミッドタウンが立つ土地の地権者…
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モンベル 辰野勇会長(8)人間関係に悩んだら、理屈抜きで自然の中に身を置いてみる
自治体と連携し、日本の魅力を発信する取り組みを行っているモンベル。グループ会長の辰野氏はイベントやツアーを通し、単に自然に触れるだけではなく、そこに“人”がいることで、自治体の魅力がさらに発揮される…
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モンベル 辰野勇会長(7)富山県立山町との地域包括協定から生まれた「わんパック」
現在は、さまざまな地方自治体や企業、教育機関などと包括連携協定を結び、地域の活性化を進めているモンベル。包括連携協定とは官公庁や企業、団体、研究機関などが協力し、同じテーマについて協議、連携しながら…
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モンベル 辰野勇会長(6)大腸がんで直面した恐怖…“死と隣り合わせ”の山岳事故との違い
辰野氏が2007年に会長に就任してしばらくしてから大腸がんが発覚したことも大きな転機になった。 「がんと言われると、誰でもショックを受けるでしょう。まさに青天の霹靂でした。死を概念として理解し…
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モンベル 辰野勇会長(5)「会長になったから一歩下がる」のが美徳だとは思いません
大企業として成長したモンベル。自然を相手にする企業だからこそ、自然に歩み寄る会社として、SDGsの取り組みにも力を入れている。 「うちの会社こんな取り組みをやっている、こんなロールモデルもある…
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モンベル 辰野勇会長(4)少子化や地方過疎に対応する「7つのミッション」とは
1975年の起業から約30年でグループ年商800億円、モンベルを支えるモンベルクラブの会員は100万人を突破した。モンベルが時代を経ても第一線でいられる理由を辰野氏に聞いた。 「野球、サッカー…
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モンベル 辰野勇会長(3)数字を追いかけるモノづくりをやってこなかったから受け入れられた
起業から約30年で、当時グループ年商800億円規模の企業に成長を遂げたモンベル。現在創業約50年経過した。次なる30年先への飛躍を辰野氏に聞いた。 「100億円から200億円、正直これは僕にと…
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モンベル 辰野勇会長(2)山好きの“山ヤ”が買いやすくするため、値引き合戦に終止符
クライマーとして偉業を成し遂げ、28歳でモンベルを起業した辰野氏。ドイツの老舗登山用品店へ飛び込みで寝袋の販売を行い、グローバルマーケットを見据えたマーケット開拓を進めていった。 その後、パ…
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モンベル 辰野勇会長(1)最年少でアイガー北壁登攀に成功したアウトドアブランド創業者
「子供の頃は体が弱くて勉強が苦手だったけど、山に行ったらなんだか落ち着きました。学校の成績が悪くても俺には山がある。山はずっと自分の居場所でした」 そう話すのは、登山愛好家だけではなく一般にも…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表 (8)世界中の人に五島に来てもらいたい
五島つばき蒸溜所の隣には、昨年10月に100周年を迎えたという半泊教会が立つ。信徒は83歳の女性1人になった。 門田たち3人は、石垣の積み直しや掃除などといった教会の維持管理を自ら申し出て手…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表 (7)地元銀行や親しいクリエーターたちが応援
開業資金には、3人の退職金をつぎ込んだ。それでも、蒸留所を建てるにはとても足りない。 地元の銀行に融資を申し込むと、五島市にある支店が融資できる金額のレベルを超えているということで長崎市の本…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表 (6)椿との深い関わり、五島を代表するクラフトジンの顔に
ジンとは、ジュニパーベリーの香りづけがされることが必須条件になっている。それ以外のボタニカルは、花でも実でも葉でも根でも何を使ってもよく、そこにクラフトジンの個性が生まれる。 門田は五島に蒸…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表 (5)五島列島の持つ歴史や文化にひかれる
蒸留所の候補地は「自然が豊かで水質がいい」などの条件で3つに絞った。静岡・蒲原町、愛媛・西条市、そして長崎・五島列島だ。 クラフトジンは日本ではまだそれほど浸透していないが、海外の市場規模は…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(4)起業のきっかけは50歳社員向け研修
近年は人生100年時代を見据えて、定年前の社員向けにキャリアデザイン研修を開催する企業が増えている。門田が勤務していたキリンビールでも、50歳を目前にした社員を対象に受講が義務づけられていた。 …
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(3)村上春樹のお酒にまつわる作品の世界に憧れて
門田にとって、お酒の原点は大ファンでもあった村上春樹作品だ。 「『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』や『1973年のピンボール』といった初期の作品には、バーがよく出てきます」 …
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(2)「氷結ストロング」や「一番搾りフローズン」などを開発
1994年、門田はキリンビールに入社した。埼玉支社の営業からのスタートで、最初の3年間は酒販店を担当した。 どんな人に飲んでもらっているのかを知りたくて、酒販店主に得意先の飲食店に連れて行っ…
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五島つばき蒸溜所 門田邦彦代表(1)大手酒類メーカーを早期退職しクラフトジンづくり
長崎・五島列島の福江島にある「五島つばき蒸溜所」が造るクラフトジン「GOTOGIN」(ゴトジン)が人気を呼んでいる。 稼働してから半年あまり、主な販路はネット通販なのだが、対応が追いついてい…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(7)“子育て総合支援企業”として「赤ちゃんのいる暮らし研究所」を設立
赤ちゃん本舗は、今年3月に「赤ちゃんのいる暮らし研究所」を設立した。アンケートやインタビューなどのマーケティングリサーチやオープンデータから、赤ちゃんのいる暮らしをインサイトし、そこから子育てに関す…