語り部の経営者たち
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(6)ベビー用品から領域を広げて離乳食・幼児食に挑戦する理由
時代とともに成長してきた赤ちゃん本舗。昨今は、女性の社会進出が本格化し、その影響もあってベビー用食品の売り上げが好調だという。 「共働きが増加していることが大変影響しております。5年くらい前ま…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(5)アライアンス事業で「オイシックス」「日産自動車」と連携
コロナ禍の影響で、厳しい環境に追い込まれた赤ちゃん本舗だが、それをきっかけに優良企業と連携するアライアンス事業を発足させた。 「赤ちゃん本舗には、妊娠・出産・子育てを今からしようとしている人が…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(4)経営再建に道筋をつけるも押し寄せる少子化の波
セブン&アイ・グループとの資本提携後、赤ちゃん本舗の改革は功を奏し、売り上げは減少したが利益は増加。2007年から6年間で経営再建を果たした。早期に経営再建の道筋をつけた味志氏らは次なる展開を見据え…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(3)リストラ断行で懸念したプロパー社員との摩擦
2007年、資本提携をしたイトーヨーカ堂から出向して赤ちゃん本舗の業務改革を進めた味志氏。既存社員からの反発や軋轢はなかったのだろうか。 「当時の代表である河邉司郎は、営業に対する人員をイトー…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(2)カリスマ経営者・鈴木敏文氏に学んだ「リーダーとしてのイロハ」
法政大学時代に家電量販店のアルバイトで物売りの面白さに魅了された味志氏は、1993年にイトーヨーカ堂に入社。ここで経営のイロハを学んだと話す。 味志氏がイトーヨーカ堂時代に印象深かったのは、…
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赤ちゃん本舗 味志謙司社長(1)イトーヨーカ堂から出向してきた“小売りのエキスパート”
子育て世帯や孫のいる人には身近な存在である赤ちゃん本舗。その歴史は長い。前身は、1932年創業の小原正商店だ。呉服商の家に生まれ、中学卒業後に綿織物や洋反物の商売の見習いをしていた小原正司氏が、「日…
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トラストバンク 川村憲一社長(4)社長就任後、売り上げは150%アップ
ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの事業拡大に手腕を発揮してきた川村憲一。 2020年1月1日、創業社長の須永珠代から後継社長に指名されている。47歳の…
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トラストバンク 川村憲一社長(3)カリスマ創業者のアイデアを次々に事業化
国内初のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で一躍、注目を集めるようになったトラストバンク。社長を務める川村憲一は、ベンチャー・リンクを退社後、楽天などを経て「スマートギア」というサイト制…
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トラストバンク 川村憲一社長(2)猛烈社員だった自分のスタイルを部下に押し付けて大失敗
国内初のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク。社長を務める川村憲一は、新卒で食品商社に入社した後、27歳の時、「ベンチャー・リンク」社に転職した。2000年のことだ…
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トラストバンク 川村憲一社長(1)衝撃的だった中国の学生の勤勉さ「いつか日本は抜かれる」
国内初のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」で一躍注目を集めるようになったトラストバンク。トラストバンクが扱う年間流通総額は2000億円を超え、9割近い地方自治体と取引している。 …
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自立の 川崎孝介代表(4)“子どものプロ”の目利き力で知育玩具のサブスク事業をスタート
子どもの健やかな成長に欠かせない一方で、家が片付かないほど増えてしまいがちな知育おもちゃ。「自立の」は、そんな知育おもちゃを貸し出すサブスク事業、「ChaChaCha」で成長するベンチャーだ。 …
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自立の 川崎孝介代表(3)事業所の給料と障がい年金で15万円程度の収入を確保
知育おもちゃのサブスク事業で成長するベンチャー、「自立の」。代表の川崎孝介氏は2012年、中古建設車両の転売業を始めた。仕事の手伝いを中学校の同級生だった友人に頼んだのだが、その友人はパニック障害を…
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自立の 川崎孝介代表(2)高校を辞めても応援してくれた母に「会社を3カ月で退社する」と告げると…
知育おもちゃを定期的にレンタル、回収するサブスク事業「ChaChaCha」で成長するスタートアップ企業の「自立の」。代表の川崎孝介氏は2011年、自動車整備士の資格を取る専門学校を卒業。千葉県の自動…
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自立の 川崎孝介代表(1)知育おもちゃのサブスクから障害者の“自立支援”まで
小さな子どもの健やかな成長に欠かせない、知育おもちゃ。一方でどんどん数が増えてしまい、家が片付かなくなる厄介者でもある。そこで年齢に応じた知育おもちゃを定期的にレンタルし、不要になったら返送してもら…
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オズールジャパン 楡木祥子社長(4)義肢を通した子どもの福祉がライフワーク
現在、楡木が力を注いでいるのは、利用者それぞれに必要な機能を持つ義肢の普及だ。 筋電義手などオズールの製品は高機能だが、高価格でもある。 日本は欧米に比べると障害者福祉がまだ十分とは…
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オズールジャパン 楡木祥子社長(3)義肢装具士の資格と語学力を武器に
1993年、楡木は大学卒業とともに、建築設計会社に入社する。病院や老人ホームなどの設計チームに配属された。 ある日、仕事先のリハビリテーションセンターで、見慣れない部屋が目に留まった。 …
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オズールジャパン 楡木祥子社長(2)中1で米国ホームステイ、高2から英国留学「自分の人生が決まった」
オズールジャパンは、世界的な義肢装具パーツメーカー「オズール」(本社・アイスランド)の日本法人だ。 楡木は母の影響で、英語と深く関わりながら育った。1歳の時、母が自宅で子ども向けの英語教室を…
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オズールジャパン 楡木祥子社長(1)世界的な義肢装具パーツメーカーの日本法人
オズールジャパンは、世界第2位の義肢装具パーツメーカー「オズール」の日本法人だ。 2020年、楡木はオズールジャパンの設立とともに、社長に就任した。 本社は、北極圏にある島国・アイス…
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ドキュサイン 竹内賢佑社長(4)日本の「ハンコ社会」を米本社に繰り返し説明
米アドビ、米セールスフォース、米データブリックス──と転職し、実績を積み重ねた竹内賢佑は2022年7月、ドキュサイン・ジャパンの社長に抜擢された。 ドキュサインは電子署名サービスでは世界18…
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ドキュサイン 竹内賢佑社長(3)アメリカの大手企業2社を経験 日本式に変えるのに一苦労
電子署名で世界トップシェアを握る米ドキュサイン。その日本法人「ドキュサイン・ジャパン」社長の竹内賢佑は2011年、米・州立マサチューセッツ大学アマースト校でMBAを取得すると、制作編集ソフトで世界ト…