語り部の経営者たち
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中央魚類・伊藤裕康会長<8>築地に市場機能を残せば負担に
日本の魚食の伝統を守るために、伊藤氏率いる中央魚類はさまざまな方法を考え、実行に移してきた。現在、そして今後の展開はどのように考えているのだろうか。 「ひとつは既存のやり方にとらわれない、購買…
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中央魚類・伊藤裕康会長<7>生産者と消費者の架け橋が役割
経営者となった伊藤氏が大切にしたのは「人」だ。水産業にとどまらず、さまざまな分野・業界の人間を会社に迎えている。 「社内全体の質を高めるためには、その中で育った人間だけでは限界があると思うんで…
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中央魚類・伊藤裕康会長<6>97年に社長交代「親父とは戦友」
中央魚類に入社した頃、伊藤氏は自分がトップになることなどまったく考えていなかった。学生時代とは生活が変わり、仕事に身が入らないこともあったという。その意識が変わったきっかけは上司から受けた言葉だ。 …
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中央魚類・伊藤裕康会長<5>親父から「魚屋になるか?」と
大学を卒業後、伊藤氏は新聞記者になりたいと思っていた。学生会長を務める傍ら、学生新聞の編集長として取材や広告受注に奔走し、そのおもしろさに魅せられていたからだ。 「ところが、反発ばかりしていた…
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中央魚類・伊藤裕康会長<4>二浪で立大に合格も自信を喪失
父・伊藤春次氏が創業した中央魚類が順調に発展していくなか、伊藤氏は大きな挫折を経験した。2年続けて大学受験に失敗したのだ。2浪の末に立教大学に入学したのはよかったが、すっかり自信を喪失し、母に手を引…
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中央魚類・伊藤裕康会長<3>戦時中は疎開先でイジメられた
東京の市場でトップクラスの水産卸売会社、中央魚類の会長を務める伊藤裕康氏は、1934年10月に築地市場のすぐそばで生を受けた。 「築地本願寺から銀座方面に200メートルほど行った辺りに家があり…
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中央魚類・伊藤裕康会長<2>石原都政の方がマトモでした
伊藤会長が小池都知事に疑問を感じたのは、2017年3月、石原慎太郎元東京都知事の証人喚問が行われた時だ。 「当時は私にもマスコミが注目していて、証人喚問の中継中も某テレビ局に密着されていました…
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中央魚類・伊藤裕康会長<1>小池知事と対峙する“築地のドン”
10月11日、豊洲市場が開場する。しかし、現在も追加の土壌汚染対策工事が進められていて、小池百合子都知事による安全宣言は出されていない。さらに、昨年6月に「築地を守る、豊洲は生かす」と発表したものの…
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若松・齊藤俊一社長<3>すべてが常識破りの手法で酒造り
10年前、3店舗あった雑貨店を1店舗に絞った。酒造りに力を注ぐためではあったが、実は、もうひとつ理由がある。 ネット通販が普及すれば、物販は衰退していくだろうという情報を随分前から聞いていた…
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若松・齊藤俊一社長<2>始動後11年かかった清酒の免許取得
「都心に酒蔵を造れたら」という齊藤が抱いた夢は、杜氏の寺澤善実との運命的な出会いによって、動き始める。 2000年を過ぎた頃、「アクアシティお台場」が港区商店街連合会に加盟することになったため…
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若松・齊藤俊一社長<1>100年ぶりによみがえった都心の酒蔵
2016年、東京・芝に「江戸開城」という清酒が誕生した。酒蔵の名は「東京港醸造」。100年ぶりの復活を目指して奔走したのは、若松屋(若松の前身)の7代目に当たる齊藤俊一だ。 幕末の頃、芝で造…
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石坂産業・石坂典子社長<4>年間3万人が見学に訪れるように
1999年の「所沢ダイオキシン騒動」の後、2002年に2代目社長に就いた石坂典子。当時、「石坂産業」(埼玉県入間郡三芳町)は、地域住民から、事実上の撤退、廃業を求める行政訴訟を起こされていた。 …
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石坂産業・石坂典子社長<3>社長就任半年で社員の4割が退社
産業廃棄物の焼却事業からリサイクル事業へと方向転換した「石坂産業」(埼玉県入間郡三芳町)。2代目社長・石坂典子が進めたのは、事業内容の改革だけではなかった。 「人の改革、社員教育です。リサイク…
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石坂産業・石坂典子社長<2>リサイクルへ 40億円投資の博打
石坂典子が産業廃棄物処理会社「石坂産業」(埼玉県入間郡三芳町)の2代目社長に就任したのは2002年。会社が「所沢ダイオキシン騒動」に端を発した激しいバッシングにさらされている渦中のことだった。 …
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石坂産業・石坂典子社長<1>父の志を知り2代目社長に就く
産業廃棄物処理会社の「石坂産業」(埼玉県入間郡三芳町)は、業界屈指の廃棄物リサイクル率を誇る環境再生企業だ。 2002年、石坂典子(45)は創業者の父・好男の後継者として、30歳で社長に就任…
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光潤社・重光宏之社長<4>対立していた実弟が実刑判決に
「ロッテ」創業者の長男として生まれた重光宏之。創業者の父・武雄は、後継者の宏之に帝王学を学ばせ、日韓にまたがる巨大企業を束ねる「ロッテホールディングス」の副会長に就けていた。 ところが、201…
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光潤社・重光宏之社長<3>「雪見だいふく」大ヒットの秘訣
「ロッテ」創業者の長男として生まれた重光宏之は、2009年、日韓にまたがるロッテグループを束ねる「ロッテホールディングス」の副会長に就任したが、15年、いきなり解任され、現在、最大株主の「光潤社」の社…
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光潤社・重光宏之社長<2>米国で人気商品が売れない大誤算
菓子業界大手「ロッテ」創業者の長男として生まれた重光宏之。 2009年、日韓にまたがるロッテを束ねる「ロッテホールディングス」の副会長に就任したが、15年、突然解任され、現在、最大株主である…
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光潤社・重光宏之社長<1>カリスマ創業者の長男に生まれる
「お口の恋人」――のキャッチフレーズで知られる菓子業界大手の「ロッテ」。グループ会社の「韓国ロッテ」は、いまや韓国の5大財閥の一角を担う巨大企業となっている。 ロッテ創業者の長男として生まれた…
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マダムトモコ武石麗子社長<4>離婚を機に事業を本格展開
加齢で腰の曲がったお年寄りにとって着心地のいい洋服を作るマダムトモコ。2009年、武石氏は思いがけない人生の転機を迎える。15年連れ添った夫と離婚したのだ。 「自分にも元夫にも、もっとふさわし…