語り部の経営者たち
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ベンチャーウイスキー肥土伊知郎社長<2>営業現場を志願したサントリー時代
実家は、江戸時代から続く造り酒屋。1941年、肥土の祖父が株式会社化して事業を広げ、焼酎やウイスキーなどの製造も開始する。 肥土自身は、酒造りに対する関心も、会社を継ぐという使命感ももとから…
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ベンチャーウイスキー肥土伊知郎社長<1>世界が欲しがる「イチローズモルト」
長らく冬の時代に耐えていたウイスキー業界が、わが世の春を迎えようとしている。 国内でも数年前からハイボール人気の復活などにより親しまれるようになってきているが、注目すべきはジャパニーズウイス…
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湖池屋・佐藤章社長<7>「二番煎じはやらない」がポリシー
「湖池屋のポテトチップスは100%、国産じゃがいもが原料です。国産の原料、職人のプライド、創業者の情熱。この3つがうちの商品には詰まっています」 一昨年、湖池屋の社長に就任した佐藤章はCIの導…
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湖池屋・佐藤章社長<6>マーケッター社長と呼ばれたワケ
湖池屋社長の佐藤章はキリンビールで数々のヒット商品を連発した男だ。湖池屋に来る前はキリンビバレッジの社長をやっており、「マーケッター社長」と呼ばれていた。 「マーケッターというよりも、僕の場合…
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湖池屋・佐藤章社長<5>日本人は年に3袋ポテチを食べる
湖池屋は日本で最初にポテトチップスを量産した会社だ。社長の佐藤章は2年前に着任して以来、CIでコーポレートマークなどを刷新。彼が陣頭に立って開発した新製品の「プライドポテト」を大ヒットさせた。 …
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湖池屋・佐藤章社長<4>カルビーと戦うには“新しい価値”を
「僕が初めてポテトチップスを食べたのは小学校低学年の時、おそらく1960年代の後半ですよ。もちろん湖池屋です。だって、カルビーさんは、まだその頃はえびせんだけで、ポテトチップスは出していなかった(カル…
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湖池屋・佐藤章社長<3>商品開発はプレゼントを考えること
湖池屋は日本で最初にポテトチップスの量産化に成功した会社だ。社長の佐藤章は元キリンビバレッジ社長。ビール、飲料の業界では数々のヒット商品を世に出した男として知られている。 彼が最初にヒットさ…
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湖池屋・佐藤章社長<2>「ミートゥー商品」では勝てない
湖池屋の社長、佐藤章はキリンビール在職時代、数々のヒット商品を開発して、名を上げた男だ。湖池屋社長になったのは2016年の9月である。 1982年、大学卒の新入社員としてキリンビールに入った…
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湖池屋・佐藤章社長<1>「プライドポテト」が早々にヒット
湖池屋の創業は1953年。日本で初めてポテトチップスの量産化に成功した会社だ。売り上げは303億円で、従業員は460人。カラムーチョ、スコーン、ピンキーなども同社のスナック、菓子である。 社…
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オールアバウト 江幡哲也社長<5>買い物の仕方は3つある
総合情報サイト、オールアバウトを運営する会社のトップ、江幡哲也は同サイトの「信用」がいかに重要かを熟知している。 一昨年、DeNAがクラウドライターが書いた根拠のない記事を載せたり、あるいは…
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オールアバウト 江幡哲也社長<4>自然と人が集まるサイト
オールアバウトは生活に役立つ総合情報サイトだ。サイトを運営している同社は、もともとはリクルートとアメリカの会社の合弁企業だった。事業のアイデアを考えたのが今のトップ、江幡哲也であり、最初に考え付いた…
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オールアバウト 江幡哲也社長<3>突然の異動に意気消沈
数ある総合情報サイトのなかでも、出どころの確かな情報だけを載せているのがオールアバウトだ。創業時からトップを務めているのが江幡哲也。 大学卒業後、エンジニアとしてリクルートに入社したのだが、…
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オールアバウト 江幡哲也社長<2>大人物に出会う運を持つ
オールアバウトはジャスダック上場の会社で、社名と同じ総合情報サイトを運営している。現在の従業員数は約140人。 社長の江幡哲也は1965年生まれ。武蔵工大を卒業した後、当時、情報産業の雄とも…
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オールアバウト 江幡哲也社長<1>祖父の一言で進路決めた
オールアバウトは日本最大級の総合情報サイトだ。ガイドと呼ばれる各ジャンルの専門家が1300を超えるテーマを執筆している。内容は「暮らしに役立つ情報」で、かつ「出どころの確かな情報」だけだ。 …
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伊那食品工業 塚越寛会長<4>増収増益が途切れて得た教訓
48年間、増収増益を続けた優良企業として知られる伊那食品工業だが、それが途切れたのは2006年のこと。その理由を聞くと意外な答えが返ってきた。 「実はその直前の05年、寒天の健康効果がマスコミ…
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伊那食品工業 塚越寛会長<3>福利厚生充実で新卒が殺到
利益の出し方、業績の上げ方など会社経営はハウツーで語られることが多い。しかし、手段やノウハウにとらわれず、常に会社がどうあるべきかという目的を根本から考えていなければならないというのが塚越会長のスタ…
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伊那食品工業 塚越寛会長<2>闘病生活で悟った働ける幸せ
長野県有数の進学校、伊那北高校に進んだ塚越少年を残酷な病魔が襲う。17歳の時に肺結核に罹患していることが判明したのだ。やむなく高校を中退し入院生活に入った。 「結核といえば当時は死病でもありま…
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伊那食品工業 塚越寛会長<1>トヨタも学ぶ「年輪経営」
長野県伊那市にある伊那食品工業は「かんてんぱぱ」というブランドで知られる寒天メーカーだ。年商は191億800万円(昨年度)。寒天製品では国内市場の約80%のシェアを占める。 名実ともに寒天と…
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ゾーホージャパン迫洋一郎社長<4>チャレンジと失敗が大事
クラウド型顧客管理システムでは世界トップクラスのユーザーを持つ「ゾーホー」(本社・インド)。 主力のネットワーク管理運用ツール「ManageEngine(マネージエンジン)」は、世界で12万…
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ゾーホージャパン 迫洋一郎社長<3>意識改革と組織改革
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で、外資系企業としては初めてノミネートされ「審査委員会特別賞」を受賞した「ゾーホージャパン」。インドに本社のある「ゾーホー」は、クラウド型顧客管理システムでは、世…