経済ニュースの核心
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SBIの「第4のメガバンク構想」に地銀がソッポを向き始めた
SBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長がぶち上げた「第4のメガバンク構想」に対して、地銀業界が冷ややかな視線を浴びせ始めている。「島根銀行に続いて福島銀行が参画することを表明、SBIとの資本業…
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森信親金融庁前長官の新コンサル会社に集まる元JICの面々
“歴代最強の金融庁長官”の呼び声高かった森信親氏が退官して、約1年半が過ぎた。その森氏が設立したコンサルタント会社「日本金融経済リサーチ」に、経済産業省とのバトルの果てに民間出身の取締役9人全員が辞…
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三菱UFJ銀行が検討「休眠口座」の手数料導入は“生煮え”
三菱UFJ銀行が2年間取引のない不稼働口座(休眠口座)に手数料をかける検討に入ったことが、金融界の話題を独占している。 日本経済新聞が6日付トップ記事で報じたもので、早ければ2020年10月…
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ヤフー・LINE経営統合は公取委員長の「最後の大仕事」に
検索サービス「ヤフー」を展開するZホールディングス(HD)とLINEが経営統合で基本合意。LINEの対話アプリの利用者数は約8000万人で、ヤフーのサービスは約5000万人。さらに金融、小売りなど多…
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足しげく官邸詣で「外為法改正」実現のため暗躍した財界人
原子力や半導体、IT(情報技術)など安全保障上で重要な日本企業への出資規制を強化する外国為替法改正案が衆院を通過し、今臨時国会で成立する見通しになった。 「米トランプ政権が中国を念頭に外資規制…
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東大は数百億円を…大学の資産運用拡大は財政難の裏返し
リーマン・ショックから10年を経過し、羹に懲りて……なりを潜めていた大学の資産運用がここにきて急拡大している。頂点を極める東京大学に至っては、国内の大学で初めて債券を発行して資金調達する準備を進めて…
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佐野SAの再ストで浮上 地元信金トップの“とんでも行状”
東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)を舞台にしたストライキがぶり返した。佐野SAの運営会社ケイセイ・フーズ(福田紳一社長)が従業員らで組織する労働組合(加藤正樹委員長)に対して、委員長の退…
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日銀が来春導入する「ETF貸し出し」は自作自演の茶番劇だ
「これは体のいい“たこ足売却”ではないのか。日銀の自作自演の茶番劇のようなものですね」 市場関係者がこう指摘するのは日銀が来春から導入を準備している「ETF(上場投資信託)貸出制度」だ。 …
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関電ショックに悲鳴 25年大阪万博「建設費が集まらない」
「ホンマに集まるかいなあ?」 大阪財界の幹部がこう心配しているのは、2025年に開催される「大阪・関西万博」の会場建設費である。万博の会場建設費は1250億円と見込まれているが、これを国と大阪…
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不動産「ユニゾHD」が迷走中…トランプ大統領の友人も参戦
一難去って、また一難の気分ではないだろうか。不動産会社ユニゾホールディングス(HD)は21日、投資ファンドのブラックストーン・グループの買収提案について協議を継続すると発表した。 一方、1株…
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世界の中央銀行が金を「爆買い」中なのに日銀は蚊帳の外
金価格が高騰している。「国内の販売価格は9月末に1グラム5700円台と40年ぶりの高値まで上昇。現在も高値圏で推移しています」(都内の貴金属販売店)という。つれて貴金属店に金の買い取りを求める個人も…
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GPIFの外貨運用枠拡大は裏ワザ 囁かれる安倍政権への忖度
世界最大規模の年金ファンドである年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、公的資金の運用の年次計画を変更した。為替変動リスクを回避した、いわゆる「ヘッジ付き外債」への運用を国内債の運用と同様…
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名門・群馬銀行を襲う「佐野SA」と「大東建託」2つの爆弾
地元の名門・群馬銀行が思わぬ2つのつまずきに苦悩している。ひとつは東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)を舞台にしたストライキと、その主因となった主力取引先の乱脈経営。もうひとつは、やはり主…
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ゴルフ人口減少の余波…名門「二木ゴルフ」がリスケ要請か
今月上旬、ゴルフ用品販売大手の「二木ゴルフ」(東京都北区、二木一成社長)に対し、一部取引金融機関が「もうこれ以上、新規融資はできない」と通告したとの情報が流れた。同時に過去にシンジケートローン(協調…
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金融庁が着目 “第4のメガバンク構想”公的資金注入シナリオ
「北尾さんならではの大風呂敷な提案だが、魅力的な話ですね」 こう話すのは地方銀行のある役員だ。SBIホールディングス・北尾吉孝社長の大風呂敷な提案とは「第4のメガバンク構想」。SBIホールディ…
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“サブリース不正融資”の元凶は「1物件1法人方式」だった
家賃保証を売り物に個人投資家に不動産を買わせて、賃貸アパートを建てさせる「サブリース」を巡る不正が後を絶たない。シェアハウス「スマートデイズ」では、投資家の預金残高を偽造してスルガ銀行から巨額な資金…
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3トップの人間関係は最悪? 日本郵政の立て直しは前途多難
不祥事が立て続けに露呈した日本郵政グループ。かんぽ生命では新旧契約の重複加入による保険金の二重徴収や、顧客を一時的に無保険の状態に置くなど、18万件を超す契約で顧客に不利益を与えたことが判明している…
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火付け役は楽天社長 ドラッグストア大再編“急展開”のウラ
大手ドラッグストアのココカラファインを巡って、マツモトキヨシホールディングスとスギホールディングスが争ったさや当て合戦は、マツモトキヨシに軍配が上がった。 マツモトキヨシとココカラファインが…
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TOB仕掛けたHISと全面対決 ユニゾHD社長は“異才の銀行員”
ハウステンボスを再生させたことで有名なHISの澤田秀雄会長兼社長。その澤田氏が満を持して買収を仕掛けたのは、全国に多数のホテルを展開するユニゾホールディングス(HD)だった。だが敵もさるもの、ユニゾ…
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トランプ大統領も戦々恐々 FB仮想通貨「リブラ」の破壊力
「そのネットワークの大きさゆえに、新たな通貨圏、経済圏を形成する可能性があるのではないかと思っている」 全国銀行協会の高島誠会長は先月、フェイスブック(FB)が構想している仮想通貨「リブラ」に…