潮流を掴め
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「東テク」岸田政権の脱炭素支援も追い風 コロナ再拡大でディフェンシブ株のシフト
WHOは先週、ここ2週間で世界の新型コロナウイルスの感染者が30%増えたと発表した。日本も「第7波」に入った可能性が高い。政府は欧米主要国同様、行動制限などコロナ規制の再強化は避ける方向のようだが、…
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構造改革を断行「オリンパス」円安メリットは絶大
景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株が買われている。相場全般が急落する中で、ディフェンシブ株の代表業種である食品や医薬品、電力・ガス、鉄道などのセクターに年初来高値を更新する銘柄が増えつつある…
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突出して上昇!「ウェルス・マネジメント」の時価総額3倍化計画に期待
コロナ禍からの経済再開で恩恵を受ける銘柄群は、リオープン関連と呼ばれることが増えた。旅行・インバウンド関連はその代表だが、航空株やJR各社、オリエンタルランドなどの中核銘柄は買い疲れ感もあっていまひ…
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NAS電池納入世界トップ級「日本ガイシ」太陽光発電コスト削減で需要拡大
以前も書いたが、日本は電力危機に直面している。電力の安定供給には供給予備率3%が最低限必要とされる。しかし、東電、東北電、中部電の3社は、7月のそれが3.1%と最低ラインギリギリの水準だという。北海…
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脱炭素棚上げで急騰する石油株、天然ガス権益を持つ「石油資源開発」に注目
石油会社の株価が世界的に急騰している。スーパーメジャーの一角を占める米シェブロンの株価は、米国株全般の急落に反して先週末時点で年初から54%上昇した。「投資の神様」ことウォーレン・バフェット率いるバ…
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「ウェザーニューズ」の高精度な気象予測が再エネ普及には必須
岸田政権が従来消極的だった再生可能エネルギーの普及に関して、超積極姿勢に転換した。岸田首相は先月19日、脱炭素社会の実現に向けて10年間で官民合わせて150兆円の投資を実現すると宣言し、同じく10年…
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「川崎汽船」は超が付く割安水準 株式分割期待が大いに盛り上がる
つい数年前まで海運業界は構造不況業種と見なされてきた。1985年のプラザ合意により、円高が定着すると、日本の海運大手は国際競争力を失い、度重なる業界再編を迫られた。 とりわけ、海運市況が劇的…
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「FUJI」円安メリットは計り知れない、強まる半導体製造の国際競争力
日本株の米国株離れが鮮明になってきた。NYダウは先週、年初来安値を更新し、年初につけた史上最高値からの下落率は一時16%に達した。同じ期間のナスダック指数の下落率は28%である。 一方、日経…
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「クリヤマHD」リチウム逼迫がビジネスチャンス、特殊ホース技術に期待
自動車のEV化に暗雲が垂れ込めている。EVは価格の半分前後をリチウムイオン電池が占めるとされる。しかし、そのリチウムイオン電池の原材料費が今年に入って急上昇したため、量産EVは赤字販売が多発している…
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「ルネサスエレクトロニクス」の競争力復活に期待 大幅円安が原動力に
今週は円安メリット株としてルネサスエレクトロニクス(6723)に注目したい。車載用マイコンで世界シェアの3割を握るトップ企業。車載用と家電などの汎用を合わせたマイコンでは世界2位である。 2…
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実はマリン事業がドル箱!「ヤマハ発動機」のメリットは絶大
歴史的な円安局面が訪れている。円相場は年初の1ドル=115円台から、先週は129円40銭まで円安が進んだ。私は先月の段階で、今回の円安局面の終着点は1ドル=160円と予想していた。それを今月に入って…
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本社機能を強化 「ミネベアミツミ」は好業績の円安メリット株
昨年12月、日本通運の汐留旧本社ビルの売却が決まった。地上28階建て、高さ136メートルの高層ビルで、売却額は1000億円を超える可能性があると報じられたが、結果的にはミネベアミツミ(6479)が7…
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輸出比率が極めて高い「マツダ」にEV普及急ブレーキの追い風
先週半ば、日経平均は2日間で約900円下落した。これはFRB(米連邦準備制度理事会)が5月から急速なペースでQT(量的縮小=バランスシートの圧縮)を始める意向であることが、議事録の公表で判明したから…
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EV化筆頭銘柄「デンソー」が本領を発揮 今後は欧州のハイブリッドシェアを奪う
当欄で先月も書いた通り、欧州でEVやハイブリッド車(HEV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHEV)の販売が激増している。昨年はコロナ禍の経済対策として欧州各国がEVの購入補助金を大盤振る舞いしたた…
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モーターコアで圧倒的シェア誇る「三井ハイテック」に注目
欧州でハイブリッド車(HEV)がバカ売れしていることは先週の当欄でも指摘した。かつて新車販売の6割を占めたディーゼル車は2割以下に落ち込み、昨年はHEVの販売比率が2割弱とディーゼル車を上回った。 …
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売り上げを伸ばすガソリン系エンジン車で断然の実績「アイシン」に強烈な追い風
ロシアがウクライナに軍事侵攻したことで、世界の脱炭素政策は一時棚上げされつつある。欧州では石炭火力発電所の再稼働や閉鎖の延期を表明する国が続出。バブル化していた排出権価格も急落した。 対照的…
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ニッケルメジャーの一角「住友金属鉱山」 相場の暴騰で株価の上値余地は絶大
ロシア軍がウクライナ南部のザポロジエ原発に、ミサイル攻撃を行ったのは3月4日だった。これを機に、ロシアのシェアが高い非鉄金属の価格急騰に拍車がかかった。 中でも異例の暴騰になったのがニッケル…
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ウクライナ侵攻で火力に強い「三菱重工」に猛烈な追い風が吹く
ロシア軍がウクライナ南東部にある欧州最大の原発を攻撃したことで、西側諸国は“平和ボケ”を改める必要に迫られている。 すでにドイツのショルツ首相は先月27日に国防費をGDP比で現状の1.5%程…
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ウクライナ侵攻でニッケル価格も高騰 「大平洋金属」は再度の上方修正が期待できそう
ウクライナへの軍事侵攻は、ロシアに資源価格の上昇と領土拡大の一石二鳥のメリットを表面上もたらしている。もちろん、ロシアには西側諸国の経済制裁が待ち受けている。 しかし、ロシアにエネルギーや穀…
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「NOK」に要注目 EV軽量化で需要高まるFPCでシェアトップなのに株価は割安
自動車の軽量化の裏技として、配線のFPC化が注目されている。FPCとはフレキシブルプリント基板のこと。携帯電話やモバイル機器など、軽量化が必要な電子機器に多く使われている。 一方、自動車の配…