潮流を掴め
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老舗ITコンサル・フューチャーに「2025年の壁」は絶好のチャンス
今月1日、デジタル庁が発足した。庁舎は霞が関ではなく、赤坂プリンスホテルの跡地に建設された東京ガーデンテラス紀尾井町の中に置かれた。霞が関の官庁街よりも永田町に近く、政府がデジタル庁を重要省庁に位置…
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日経平均銘柄の除外を免れた「東邦亜鉛」 再増額修正は極めて濃厚
先週の月曜、日経新聞社が日経平均株価採用銘柄の定期入れ替えを発表した。10月1日から超値がさ株のキーエンスと任天堂、それに村田製作所の3社を新規採用する。世間的には大したニュースではないが、株式市場…
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業績好調でもまれに見る割安水準…海運株なら「川崎汽船」に注目
菅首相の突然の総裁選不出馬宣言が材料視され、日経平均はほぼ2カ月ぶりに2万9000円の大台を回復した。自民党は新総裁の下で衆院選に臨むことになり、議席を大幅に減らすリスクが低下した。株式相場はそれを…
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「NSユナイテッド海運」の利益増額は期待大、運賃指数上昇をバネに
7~8月と株式相場は大きく下げた。主力株は総崩れに近い状態だったが、海運株だけがひとり気を吐き、ほぼ軒並み急騰した。7月末からの1カ月間の上昇率は商船三井が50%超、日本郵船、川崎汽船も40%超とな…
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急成長する車載用半導体に強みを持つ「トーメンデバイス」
菅内閣のレームダック化で政局が一気に流動化してきた。 9月末の任期満了に伴う自民党総裁選は、これまでは衆院選後に持ち越されるシナリオが有力だった。しかし、今や高市早苗前総務相や細田派の下村博…
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中国の減産で恩恵を受ける「大紀アルミ」が超の付く割安圏
資源高で業績が上振れする企業が増えている。日本で資源株といえば総合商社だが、大手7社のうち5社の4~6月期決算がコロナ禍にもかかわらず過去最高益となった。伊藤忠の最終利益は前年同期比2.5倍の267…
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「三洋化成」に割高感なし! “夢の電池”を人知れず開発、トヨタ車搭載も有力
長年「夢の電池」と言われ続けた「バイポーラ(双極)型2次電池」がついに実用化された。トヨタが先月発売した新型「アクア」に、バイポーラ型ニッケル水素電池を標準搭載したのである。 今やハイブリッ…
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「Mipox」に要注目 次世代パワー半導体普及のカギ握る有望株
好決算を発表した半導体関連の中小型株が相次いで急騰している。当欄で何度か取り上げた半導体商社のトーメンデバイスは先週末、700円ストップ高の5060円買い気配で取引を終えた。同じ日、半導体製造装置の…
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「三栄建築設計」流行のGX関連、木造特化のファンドに注目集まる
昨年はコロナ禍でデジタルトランスフォーメーション(DX)が流行語となったが、今年はグリーントランスフォーメーション(GX)が流行語になろうとしている。 これは脱炭素のために、温室効果ガスを排…
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「CKD」半導体とリチウムイオン電池で米中覇権争いの間隙を突く
日本株の弱さが際立っている。米国やカナダ、メキシコ、ドイツ、フランス、韓国、台湾、ベトナムなどの代表的な株価指数は直近で過去最高値圏にある。 新型コロナで1日当たりの感染者数が世界一になった…
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数年単位で吹く「日本ケミコン」に脱炭素の追い風
リチウムイオン電池を超える高性能電池として期待される全固体電池。すでにTDKが電子機器向けに小型の全固体電池の量産を始めている。しかし、本命とされるEVやスマホ向けの全固体電池は、まだ試作品の域を出…
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「イーレックス」石炭火力をバイオマスに…急成長の物語描く
6月末で第1四半期が終わった。12月決算の海外勢にとっては中間決算にあたるが、決算発表を控え、もうすぐ業績警告が多発する頃合いである。これは事前の会社予想と比べて、実際の決算が大きく上振れ、あるいは…
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急騰続く次世代パワー半導体関連 トレックス・セミコンダクターは同業他社より優位に立つ
タムラ製作所の急騰で注目を集める次世代パワー半導体関連として、トレックス・セミコンダクター(6616)に注目したい。 昨年6月に資本提携したノベルクリスタルテクノロジー(NCT)が先々週、次…
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タムラ製作所 脱炭素のカギを開発する最先端企業の大株主
2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を宣言した国は120カ国以上に達する。しかし、実際にはそれを達成する手段や根拠、予算もなく、単に希望を表明しているだけの国が…
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専門商社の内外テックに恩恵 半導体製造装置に歴史的特需
先週末、日本の半導体業界に衝撃が走った。半導体受託生産で世界最大手のTSMCが、日本初となる半導体工場を熊本県に建設するとのニュースが流れたからだ。まだ、検討段階でTSMCが正式に発表したわけではな…
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極めて重要な半導体技術TSV 岡本工作機械の意外高に期待
半導体関連株の人気に拍車がかかってきた。菅政権は米国や中国が半導体サプライチェーンの強化に巨額の政策支援を行うことに倣い、遅ればせながら半導体業界への大規模な政策支援を検討し始めた。早ければ今月中に…
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コバルト・ニッケルの衝撃需要「住友金属鉱山」は増益濃厚
銅や鉄鉱石、トウモロコシなど国際商品の価格が急反発している。 先月上旬に銅や鉄鉱石の先物価格は史上最高値を更新した。それを受けて資源関連株が大いに人気化したが、その直後から世界最大の資源消費…
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国内トップの銅鉱山権益を握る「丸紅」の上方修正に期待
先月半ば、ゴールドマン・サックスは銅の需要が今後10年で5倍から最大10倍になるとの予測を発表した。世界規模の脱炭素化の流れの中で、銅を「新たな原油」になると位置付けている。 銅は産業に欠か…
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「日鉄鉱業」銅需要は拡大 長期上昇スーパーサイクル入り
今年に入って国際商品の価格が急騰している。銅や鉄鉱石、木材価格などが足元で過去最高値を更新したほか、農産品の価格も急騰している。トウモロコシや大豆の先物価格は8年ぶりの高値をつけた。 市場で…
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いよいよ出遅れ修正本格化 半導体関連最大手THKに熱視線
ようやく今週後半から高齢者へのワクチン接種が本格化する。政府はファイザー製ワクチン1872万回分を今月24日までに全国の自治体に配布するという。これはワクチン接種の対象となる高齢者3600万人の約半…