大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。ＪＲ大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。
関西の“失敗しない”食事処
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神戸酒心館蔵内のさかばやし（石屋川）伝統の食文化が復活
私は週に１回、大学の教壇に立っている。大阪樟蔭女子大学で教える「フードメディア研究」がそれで、学芸学部でフードスタディを専攻する３回生が受講しているのだ。 彼女らには、授業の中で酒粕を使って…
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うまい麺には福来たる（西中島）無類の酒粕ラーメンで参戦
毎年２月になると神戸では「酒粕プロジェクト」なるイベントが立ち上がる。２月いっぱい神戸のいろんな店で酒粕料理を出して酒粕の文化を残していこうというのがその狙いだ。 第６回目となる今年は、テー…
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ホテル日航関西空港ザ・ブラッスリー 地元野菜の新作料理
古くから泉佐野市はいい野菜が取れる地として知られている。水茄子、泉州玉ネギが有名で、市の農林水産課では、「市内産の松波キャベツをそれらに次ぐ第３の産物として訴求したい」と話している。この松波キャベツ…
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BAR サヴォイ・オマージュ(花隈)世界一に輝いたカクテルを
花隈にあるバー「サヴォイ・オマージュ」の森崎和哉さんは、全国バーテンダー技能競技大会の常連出場者。総合１位をめざして出場するも、昨秋は総合３位になっている。これで２年連続３位で、次こそは１位をと意気…
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オリエンタルホテル京都六条 穏坐（六条油小路）隠れ家バー
「オリエンタルホテル京都六条」がオープンしている。京都らしさを醸し、和をテーマに建てられたもの。茶庭の文化をモチーフに茶室へと誘（いざな）うかのごとくホテル内に露地の明かりを表現しているのだ。１階にあ…
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おもしろ料理 咲蔵(三田)近辺の名素材にひと手間加えて…
ＪＲ三田駅からすぐの所にある「咲蔵」は、おもしろ料理とうたった店。店先に“蒸”の文字が見えるように蒸籠（せいろ）蒸しを売りにしている。厨房には蒸籠がうず高く積まれ、加えて炭火焼きがあってと、酒の肴に…
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コーヒー専門店GREENS(元町)凄腕職人が焙煎するコーヒー豆
甘味処のコーナーで紹介するが、その手の店ではなく、コーヒー豆を焙煎して販売するショップである。 「ＧＲＥＥＮＳ」の店主・巌康孝さんは、２００２年と０４年にジャパンバリスタチャンピオンシップのサ…
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西洋料理店ふじもと（北新地）オープンキッチンの愉しみ
北新地らしく大人が通う洋食店として人気を馳せる「北新地 西洋料理店ふじもと」が国道２号線沿いに移転し、装いも新たにオープンした。 カウンター８席、テーブル２つの陣容だが、藤本直久シェフ念願の…
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神戸布引ハーブ園ザ・ヴェランダ神戸(新神戸)新名物サヴァラン
新神戸からロープウェイで昇ると現れるのが布引ハーブ園。ここは日本最大のハーブ園で、約２０００種、数にして７万５０００株もの花やハーブが咲き誇る。 標高４００メートルから見下ろす神戸の街も絶景…
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有馬禅寿司（有馬）忘れ去られたこけら寿司が令和に復活
江戸時代に大阪で流行したこけら寿司が有馬で復活する。こけら寿司とは箱寿司や押し寿司に類する、いわゆる大阪寿司の一種。１８００年前半に江戸で握り寿司が誕生するまでは主流を成していたもの。江戸と大阪の風…
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うまい麺には福来たる（天神橋）スープ楽しむ新作ラーメン
鯛だしラーメンで名を馳せる「うまい麺には福来たる」だが、大阪市内に３店舗あるうちで、メニューなど個性を変えて営業しているのが「天五店」だろう。 この店は、今秋メニューを一新し、より魚介系スー…
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ミルカーズ（兵庫県）家族連れで賑わう共進牧場レストラン
中国自動車道滝野社ＩＣから車で約２０分の所にあるのが共進牧場。ここの牛乳は兵庫県民や神戸市民になじみのあるもので、私もスーパーで見かけるとついつい買い物カゴへ入れてしまう。 小野市にある共進…
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原田パン本店（高速長田）地元をイメージした特別なパン
長田神社の参道にある「原田パン」は、神戸市民なら誰しもが知るパン屋。神戸市学校給食にコッペパンなどが使われているために子供の頃より慣れ親しんだ味なのだ。 同店が創業したのは戦争の爪跡がまだ残…
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ニューミュンヘン神戸大使館（三宮）グラスに旧館の時計台
「東京の有名なビアホールが大阪や神戸に進出してこないのは、ニューミュンヘンがあるからでしょう」――某食通がそんな話をしていた。本当かどうかはわからないが、それも一つの因かもしれないと考えてしまう。それ…
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足湯カフェ(有馬)「金の湯」入浴の後は名物団子とビールを
有馬温泉「金の湯」の前に目立つ屋台がある。有馬玩具博物館の軒を借りる形で、野坂慎也さんが始めた「足湯カフェ」がそれ。野坂さんは、老舗旅館・御所坊に１３年間勤めていた。有馬に愛着があるゆえにこの温泉街…
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Confiture Kajyu KOBE（JR神戸駅）大納言小豆を贅沢に使用
旬の果実を用い、添加物なしでジャムを作っているのが湊川神社の西にある「コンフィチュール・カジュー神戸」。同店の店主・川良紀彦さんはイチゴやブドウがいくら人気でも旬の時季にしか作らないという強いこだわ…
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うまい麺には福来たる（大阪・西区）鯛アラに4種の醤油
とんこつ全盛の世の中にあって、あっさりしたラーメンはないものかと探していたら、「うまい麺には福来たる」というラーメン屋に巡り合った。同店が新町に店を出したのは２０１６年の秋。口コミやインスタで徐々に…
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やきとり鶏かわ屋（三田）名物ぐるねじ黒皮串は一晩寝かす
福岡の隠れ名物といわれるのが鶏皮のぐるぐる巻き。一般的な焼き鳥の皮と違って、外と中の食感が異なっていて面白い。そんな焼き鳥が三田駅前で食せると聞いて出かけてみた。ＪＲ・神鉄三田駅すぐの所にある「鶏か…
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有馬山 温泉寺(有馬)お寺で楽しむ「普茶料理」と座禅体験
有馬温泉の「温泉寺」で１０月から普茶（ふちゃ）料理がスタートする。普茶料理とは黄檗宗（おうばくしゅう）の開祖・隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、長崎の寺にまず伝わり、日本や南蛮のエッセンスが加わっ…
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念仏寺・茶房Citta(有馬)お寺で味わう限定ドライカレー
お寺でカレーが流行していると聞くと、何だか変な気がしてくるが、実は共にインド発祥なら何らおかしくはない。有馬温泉にある「念仏寺」では、一日１０食を限定にドライカレー（１０００円）を提供しており、この…
