六川亨のフットボール縦横無尽
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ヘタフェ久保建英とJ大宮時代の家長昭博がダブって見えた
スペイン1部リーグのビジャレアルからヘタフェに移籍した日本代表MF久保建英(19)が移籍後2試合目で初スタメンを飾ったのは、1月21日(日本時間)に開催されたウエスカ戦だった。 ポジションは…
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高校選手権でV逸…青森山田と帝京長岡のサッカーを思う
第99回全国高校サッカー選手権は、山梨学院の11大会ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。 青森山田との決勝戦は2-2から延長でも決着がつかず、第80回大会から導入されたPK戦(それ以前は両校優勝)…
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FC東京をルヴァン杯制覇に導く 長谷川健太監督の実像<下>
長谷川監督がFC東京を率いるようになった2018年、シーズン序盤は右SBに明治大OBのDF室屋とユース出身のDF岡崎を併用して使った。 長谷川監督の岡崎評は「パスを<付ける>のがうまい」とい…
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FC東京をルヴァン杯制覇に導く 長谷川健太監督の実像<上>
2020年シーズンのルヴァン杯決勝が1月4日に行われ、FC東京が柏を2-1で下して09年以来、11大会ぶり3度目の優勝を飾った。 チームを率いて3シーズン目となる長谷川健太監督にとって、FC…
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明治大学が設立した「サッカーマネジメント」を注視したい
2019年シーズンはリーグ戦、総理大臣杯、インカレ(全国大学選手権)の主要3大タイトルに加えてアミノバイタル杯(総理大臣杯予選)と東京都トーナメント(天皇杯予選)の5冠を達成したのが、明治大学サッカ…
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追憶のマラドーナ 前代未聞だった凄まじい“ブーイング”
1990年イタリアW杯・準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア(当時)のヒーローは、アルゼンチン代表GKゴイコチェアだった。 ユーゴの4番目と5番目のシュートを連続してストップし、勝利(PL…
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追憶のマラドーナ 90年W杯ブラジル戦で見せた一瞬の輝き
マラドーナがメキシコのアステカ・スタジアムで優勝トロフィーを掲げてから4年。1990年W杯の舞台は、前々回の82年スペイン大会の覇者で3度の優勝を誇るイタリアに移った。 W杯取材が2度目とな…
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追憶のマラドーナ 「神の手」と「5人抜き」ゴールの思い出
マラドーナが死んでしまった。2020年11月25日。アルゼンチンのブエノスアイレス近郊の自宅で死因は心不全だった。10月30日に60歳となり、還暦の誕生日を迎えたばかりというのに……あまりにも突然の…
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1983年に始まった日本サッカー界初「茶話会」に思い馳せる
1984年ロス五輪のアジア予選で惨敗をした当時、日本サッカー協会(JFA)は、原宿にある岸記念体育館内の3階にあった。JSL(日本サッカーリーグ)事務局も、同じ301号室の片隅で〈細々と〉運営されて…
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Jリーグがリモート初開催「茶話会」へのちょっとした失望
川崎Fが札幌に負けて今シーズンのリーグ戦で2敗目!を喫した翌11月4日。J2リーグの11試合が行われた。 味の素フィールド西が丘での東京Vー金沢(午後6時キックオフ)の試合を取材したが、シー…
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KINGペレ80歳の誕生日に思うこと<下>
1970年代にヨーロッパで「ジーザス・クライスト・スーパースター」というオペラ型のロックミュージカルが人気を博し、その主題歌「Jesus Christ Superstar」も大流行した。初めてテレビ…
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KINGペレ80歳の誕生日に思うこと<上>
KINGと言えば、若いサッカーファンの多くはカズ=三浦知良(53)の顔を思い浮かべるだろう。 初めてカズを「キング」と命名したのは外国人記者で1993年アメリカW杯のアジア最終予選、いわゆる…
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日本代表はUEFA所属でW杯出場を目指したらどうか?
オランダ遠征の第2戦(13日)でコートジボワールと対戦した森保ジャパンは、アディショナルタイムに植田直通(セルクル・ブリュージュ)の決めた代表初ゴールで1-0の勝利を収めた。期待された久保建英(ビジ…
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カメルーン戦は物足りず…その理由は現状確認が目的だから
スコアレスドローに終わった日本ーカメルーン戦。試合を見終えた正直な感想は「ま、こんなものだろうな」というものだった。 その理由を述べる前に、改めてこの試合の背景を紹介しておこう。ご存じのよう…
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キング・カズ編<下>「キング・カズ」の命名者は誰だ?
カズこと三浦知良のニックネームが「キング」であることは周知の事実である。しかし、誰が命名したのか、そのことを知っているファンは少ないのではないだろうか。 「キング・カズ」の命名者は、アイルラン…
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キング・カズ編<中>のぼせ上って“ツーショット”撮らず後悔
J1の最年長出場記録を大幅に塗り替えた横浜FCの三浦知良はニックネームの通り、所属していた東京V、京都、神戸でも「キング」だった。試合後に記者が待ち構えている取材エリアのミックスゾーンに姿を現すのは…
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キング・カズ編<上>生誕から移籍先まで「港町」に深い縁
J1横浜FC所属の三浦知良(53)が、キラキラと光り輝く金字塔を打ち建てた。9月24日の川崎F戦にスタメン出場したキング・カズは、J3沼津の中山雅史が札幌在籍中の<45歳2カ月1日(2012年11月…
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コロナ禍のJリーグ 独走の川崎Fを止めるチームはあるのか
7月に再開されたJ1リーグは、約3分の1の14試合を消化した。2年ぶりの優勝を狙う川崎フロンターレが盤石の戦いぶりで首位に付け、11勝2分け1敗と8割近い勝率を誇っている。 何よりも驚かされ…
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独移籍のFC東京・室屋が迷いを断ち切った指揮官のひと言
FC東京は、ボランチの橋本拳人(27)が7月下旬にロシア・プレミアリーグのFCロフトスに移籍したのに続き、8月15日には右SBの室屋成(26)が名古屋戦後のフライトでドイツへと旅立った。 ブ…
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ロシア移籍のMF橋本拳人はチームを欧州の舞台に導けるか
Jリーグは7月26日のJ1広島vs名古屋を新型コロナウイルスの影響によって急きょ中止した。 PCR検査の結果、名古屋の2選手とスタッフ1人に陽性反応が出たことに加え、濃厚接触者の特定に時間が…