役に立つオモシロ医学論文
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早寝をしていた子供は小学校の成績が優秀?睡眠時間は関係ない
適切な睡眠時間と睡眠の質は、子供の健康状態や学習能力に影響を与えると考えられています。 一方で、学習能力を最大限に高めるための理想的な睡眠習慣については、一貫した結論が得られていません。また…
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抜け毛の原因は「喫煙」? AGAとの関連を検討した研究報告
頭髪の抜け毛は、身近な健康問題のひとつであり、美容の観点からも悩まれている方は多いでしょう。最も一般的な抜け毛は、男性型脱毛症(AGA)によるもので、日本人男性では20代の後半から30代の前半に出現…
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マスク着用時のストレスはアロマオイルで改善?日本の調査報告
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして、感染予防を目的としたマスクの着用が世界的に注目されました。 一方、マスクを着用することで息苦しさや蒸し暑さなど何らかのストレスを感じる人も少なく…
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がん予防に「黒砂糖」が効果的? 日本の研究チームが報告
亜熱帯気候に属している沖縄や奄美群島では、黒砂糖の生産が盛んです。黒砂糖には、カリウムやカルシウムなどのミネラルのほか、ビタミンやポリフェノールなどの栄養成分も含まれており、健康的な食品として注目を…
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「物忘れ」の予防にワサビが効く? 日本での研究報告
ワサビには、ヘキサラファンという成分が含まれており、抗酸化作用や炎症を抑える作用があると考えられてきました。過去に実施された研究によれば、ヘキサラファンは頭痛や筋肉痛を和らげたり、認知機能に良い影響…
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猫を飼っていると統合失調症になりやすい?専門誌で研究報告
思春期から40歳までに発症しやすい精神の病気のひとつに「統合失調症」があります。考えや気持ちがまとまらなくなる統合失調症は、幻覚や妄想が生じたり、感情表現が乏しくなるなどの症状を特徴とします。 …
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通勤時間が長い人は「うつ病」になりやすい? 60分以上では…
総務省が行っている調査によれば、日本人の通勤通学時間は往復の平均で1時間19分でした。自宅と職場の間を定期的に往復する通勤は、慢性的な疲労や睡眠時間の短縮など、健康状態に悪影響を及ぼす可能性も指摘さ…
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食べ物を喉に詰まらせたらコーラを飲めばよい? 英国医師会誌で報告
食べ物が喉に詰まってしまうと、胸が苦しいだけでなく、喉から胃につながっている食道の粘膜が傷ついてしまうこともあります。場合によっては、空気の通り道である気道がふさがり、窒息するケースもあります。特に…
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最適な睡眠時間を維持するだけじゃダメ…高齢者の睡眠と死亡リスクの関係
寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまう、日中に眠気が出てしまうなどの睡眠障害は、生活の質を大きく悪化させます。高齢者では、じつに50%もの人が何らかの睡眠障害を経験しているといわれています。 …
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コロナ感染は脳の構造変化も引き起こす? 後遺症とも関連か
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)には、めまい、頭痛、味覚異常、倦怠感など、さまざまな症状が知られています。また、新型コロナウイルスに感染すると、脳梗塞を発症しやすくなる可能性も…
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たった数分の短い運動でも寿命が延びる? 豪州の研究チームが学術誌で報告
運動不足は、食習慣と並んで生活習慣病のリスクを高めると考えられています。実際、休日などの余暇時間に適度な運動をすることは、心臓病や脳卒中の発生リスクの低下と関連していることが報告されています。 …
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ダイエットに対する意識を高めても健康になれない? 日本人5.8万人を調査すると…
人の健康状態に関する世界的な研究(世界の疾病負担研究)によれば、感染症以外の病気で亡くなった人のうち、約3割は食事の偏りが原因だったと見積もっています。特に脂質(脂肪分)や糖質を過剰に摂取することは…
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コロナワクチン実用化までに投資された米国の公的資金はいくら?
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、予防医療における大きな成功のひとつは、同ウイルスに対するmRNAワクチンの開発と実用化だったといえるでしょう。 実際、ワクチンが実用化された初年度だけで…
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医師よりChatGPTの方が優れている? 患者の質問に対する回答を専門医からなるチームが評価
近年、人工知能の技術は目覚ましく発展しています。2022年11月には人間のように自然な会話ができる人工知能チャットサービス「ChatGPT」が公開されました。米国のOpenAI社が開発したChatG…
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高齢ドライバーは本当に交通事故リスクが高い? 日本全国の交通事故データを分析
人口の高齢化に伴い、自動車を運転するドライバーも高齢化が進んでいます。加齢に伴う認知機能の低下は、自動車の運転能力に影響を与えると考えられています。そのため高齢者が運転免許を更新する際には、高齢者講…
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認知症予防にアミノ酸? 高齢医療専門誌に日本の研究報告が掲載
急速な高齢化に伴い、先進諸国では認知症を患う人の数が増加しています。世界保健機関の推計によれば、全世界で約5000万人が認知症を患っており、2050年までに約3倍に増加すると予想されています。 …
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手術を受けるなら男性外科医?女性外科医? 結果に違いあり スウェーデンの研究チームが報告
男性医師と女性医師では診療行為に若干の違いを認めることが知られています。たとえば女性医師は、男性医師と比べて標準的な指針である診療ガイドラインに沿った治療を行う頻度が高く、患者を中心としたコミュニケ…
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認知症の予防には牛乳より豆乳が効果的…栄養学専門誌で報告
牛乳や乳製品は、ビタミンDやカルシウムなど、豊富な栄養素を含んでおり、健康の維持や増進にとって重要な食材だと考えられています。近年では、牛乳の摂取量と認知症の関連を調査した研究データも数多く報告され…
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インフルとコロナのワクチンは同時に接種しても問題ない? イスラエルの研究チームが報告
インフルエンザワクチンの接種は毎年10月ごろに開始されます。今年は新型コロナウイルスワクチンの令和5年秋開始接種と時期が重なるため、インフルエンザワクチンと新型コロナウイルスワクチンの同時接種を検討…
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乳幼児のテレビやスマホ画面の見過ぎは発達の遅れと関連?
テレビやゲーム機器、スマートフォンなどの画面を見ている時間を「スクリーンタイム」と呼びます。スクリーンタイムが長すぎると、頭痛、目の疲れ、集中力の低下など、体に大きな負担がかかります。そのため、子供…