ドキュメント「国民病」
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【続・変形性膝関節症】サプリメントの効果は実感できず
この8月、東京・清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(65=仮名)は、4泊5日の台湾旅行を予約した。海外旅行は10年ぶりである。 10年前の韓国への家族旅行では杖を携帯した。それでも、韓国・仁…
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【続・変形性膝関節症】リハビリは夢が持てる痛みでした
今年1月、「人工関節置換術」の手術を行った東京・清瀬市に住む専業主婦の高橋咲子さん(65=仮名)は、ほぼ1カ月に1回、手術を受けた「東京慈恵会医科大学付属病院」(本院=新橋)に足を運ぶ。術後の経過を…
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【続・変形性膝関節症】「ちゃんと歩けるって幸せです」
東京・清瀬に住む専業主婦の高橋咲子さん(仮名=65歳)は今、リハビリを兼ねて自宅周辺の1時間散歩を日課にしている。つい数カ月前までは、ホームセンターで買い求めた980円の杖を手放せなかった。 …
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【続・変形性膝関節症】医師の「人生10年儲かる」で手術決断
「私は65歳ですが、この春、身長が5センチ以上も伸びました」 こう語るのは東京都清瀬市に住む専業主婦の高橋咲子さん(仮名)。驚くべき話だが事実だ。 50歳を過ぎた頃から「変形性膝関節症…
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【糖尿病】インポテンツも解消 「妻の栄養管理のおかげ」
大手金属工業の社員だった藤田義一さん(仮名、66歳)が、糖尿病を告知されたのが18年前。毎月1回、主治医を訪ねて血液検査と3種類の糖尿病医薬品をもらい、そのたびに「食事療法を必ず実行してください」と…
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【糖尿病】「餃子にビールをやめるのは人間やめろと同じ」
糖尿病と診断されて今年で18年になる藤田義一さん(仮名、66歳)は、主治医に強く勧められてきた「食事療法」に何度も失敗してきた。 診断されたのは大手金属工業のサラリーマンだった48歳のときだ…
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【糖尿病】部下の手前、酒はやめたと言えなかった
「私にとって『糖尿病』は、共存して生きる友達みたいなもの」 こう言って笑顔を見せる藤田義一さん(仮名、66歳)は、糖尿病が発症してから今年で18年になる。 大手金属工業に勤務し、関東圏…
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【うつ病】医療や福祉で行き届かない部分は「自助会」で
毎月1回、東京・四谷の「四谷ひろばコミュニティ」で、「東京うつ病友の会」の定例会(午後2時~)が開かれている。4年前、「うつ病」という共通した疾患者たちが連絡を取り合い、自助グループとして発足した。…
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【うつ病】持つべきは趣味の仲間と仕事先
10余年間、うつ病のため老人が病床に伏すような幽閉状態になっていた越川正則さん(仮名、62歳)。光明が差し始めたのは、昨年の年明けごろからである。 その4年前、川への投身自殺を決意した越川さ…
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【うつ病】自殺決意も…思い出の写真に涙がこぼれ落ちた
警察庁の発表によると、2015年度の自殺者総数は2万4025人。そのうち、「健康問題」を動機とした自殺者が1万2145人だった。 健康の何が動機なのかデータはない。だが、2009年の警察庁統…
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【うつ病】EDで彼女の献身的な行為もプロの技も効かない
うつ病にかかって「食欲不振」や「不眠」が続き、会社欠勤も2年目に入った越川正則さん(仮名、62歳=東京・板橋区在住)は、もう一つの身体異変に襲われた。「ED」(勃起不全症候群)に陥ったのだ。 …
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【うつ病】会社という組織がなければ病気と闘えなかった
かつて「心の風邪」などと軽く扱われてきたうつ病。その後、薬剤投与など医療による根治療法がないことが分かり、治療は混迷している。いまのところ最良の治療は時間をかけることで、「自然治癒」こそが理想だ。 …
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【うつ病】抜け出す努力をしてください。数年かかります
東京・板橋区内に住む越川正則さん(仮名、62歳=人材派遣会社顧問)は、10余年前、当時付き合っていた彼女の強い勧めもあり、東京・御茶ノ水にある「東京医科歯科大学付属病院」で診察を受けた。 「診…
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【うつ病】眠れない日に子供時代の嫌な記憶を思い出した
「“もう死んでもいいや”と、苦しむことなく自殺できる方法を、2、3回は考えました」 こう語るのは、50歳過ぎに「うつ病」を発症し、今年の春先までの10年余、「無気力」生活をさまよった越川正則さ…
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【変形性膝関節症】年明けの手術をついに決断
東京・清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(仮名、65歳)の下駄箱には、数本の杖が用意されている。雨傘の数よりも多い。 20年前に「変形性膝関節症」と診断されて以来、加齢に伴って症状が次第に悪…
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【変形性膝関節症】手術に伴う最大リスクは感染症
加齢に伴い急増している「変形性膝関節症」に苦しむ罹患者は、軽く1000万人(厚労省調べ)を突破している。 その大半は、痛み止め注射やサポーターなどの保存療法に頼っている。では、手術治療はどう…
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【変形性膝関節症】手術は膝関節を丸ごと取るわけではない
変形性膝関節症の手術は、「怖い」というイメージが強い。手術を受ける人の多くが中高年で、「失敗すると歩けなくなるのでは?」との不安がつきまとうからだ。実際はどうか? 「コンピューター支援システムによる…
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【変形性膝関節症】手術の主流は人工膝関節置換術
厚労省の調査によると、「変形性膝関節症」に苦しむ患者数は、潜在的な患者も含めると、ざっと3000万人。加齢に伴って増加する、まさに国民病とも言える疾患だ。東京都清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(仮…
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【変形性膝関節症】ストロイド剤注射で血糖値が急上昇し
歩くと痛みが走る「変形性膝関節症」の保存療法のひとつに、痛みや炎症を抑制する「ステロイド剤」関節内注射がある。 東京都清瀬市に住む専業主婦、高橋咲子さん(仮名・65歳)もこの20余年間、両膝…
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【変形性膝関節症】「ヒアルロン酸」や「ステロイド注射」は効果が持続せず
40代で「変形性膝関節症」と診断された専業主婦の高橋咲子さん(仮名、65歳)は、20年近く両膝の痛みと闘ってきた。もっぱら、治療は痛み止め薬や膝に巻き付けたサポーター等の保存療法である。 「東…