ニューヨークからお届けします。
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米国の新型コロナ予防の未来に影を落とすワクチンの政治化
ニューヨークは6月15日の時点で1度でもワクチンを受けた成人が7割を超えた14番目の州となり、ほとんどの場所でのマスク着用義務やソーシャルディスタンスが解除されました。 ニューヨークのランド…
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アメリカがコロナのトンネルを抜けたら待っていた住宅ブーム
コロナからの経済再開が本格的に始まっているアメリカで、住宅ブームが起きています。特に、郊外よりもっと外側のエリアで住宅需要が急増し、場所によってはパンデミック前の価格の3割増から2倍という異常事態に…
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大坂なおみが世界のメンタルヘルス意識を変える理由
大坂なおみが全仏オープンテニスを棄権したニュースは、心の病気への意識を大きく変貌させようとしています。 大坂なおみが当初「試合後の記者会見に参加しない」と宣言した時、称賛の一方で、批判も強く…
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テキサス州の人工妊娠中絶事実上の全面禁止に全米が大論争
テキサス州で人工妊娠中絶の事実上の全面禁止となる厳しい法律が成立し、全米で大論争となっています。 「ハートビート法」と呼ばれる法律は胎児の心音が探知できた場合、つまり妊娠約6週間以降の中絶が違…
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ワクチン接種で1億円が当たる…それでも集団免疫が危うい理由
アメリカは5月半ばの段階で12歳以上の子供への新型コロナワクチン接種が始まり、人口の35%が接種を完了、感染者も減り始めています。ここにきて接種のペースが落ちているため、各州ではあの手この手で一人で…
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病気の要因に…世界の健康をむしばむ「環境的人種差別」とは
アースデーにバーチャルで開催された気候変動サミットでは、アメリカが温室効果ガスの削減目標を2005年レベルの50%とし、それを30年までに達成するという大胆な宣言がニュースになりました。一方で、「環…
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日本のコロナワクチン接種の遅れ 米国メディアも今後に懸念
オリンピック是非論が白熱する中、日本のワクチン接種の遅れに関して、米メディアでも報道が増えています。 現在、世界で最もワクチン接種率が高いのはイギリスで、1度でも摂取した人は人口の半分。それ…
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「ワクチンパスポート」はマスクに続く政治案件になるのか
アメリカでは4月8日現在、一度でもワクチン接種を受けた成人は全体の4割を超えています。バイデン大統領は今月19日までには、望めば成人全てが接種可能になると発表。ニューヨーク州では今月6日から16歳以…
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可能な限り1人では行動しないで NY在住日本人に注意喚起
トランプ前大統領が新型コロナを「チャイナウイルス」と言い続けたことが原因とされる、アジア系アメリカ人に対するヘイトクライムはさらにエスカレートし、在住日本人の間でも不安が高まっています。 ア…
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米Z世代の6人に1人がLGBTQと自認 3分の2がバイセクシュアル
アメリカのZ世代(1990年代中盤以降に生まれた世代)のうち、18~23歳の6人に1人がLGBTQ(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニング)であると自認していること…
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長引く新型コロナ後遺症…ワクチンで症状が軽減した人4割
日本でも問題になっている長期にわたるコロナ後遺症。このつらい症状が、ワクチン摂取により軽減されるケースが報告され、注目が集まっています。 アメリカでは、コロナに感染した人に後遺症が出る確率は…
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米国人は今夏、独立記念日の花火を見ることができるのか?
WHOがグローバル・パンデミック宣言をしてから1年となる3月11日は、世界最悪の新型コロナ感染国アメリカにとって記念すべき日となりました。ニューディール以来ともいわれる巨額のコロナ救済予算が成立。そ…
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コロナパンデミックで看護師志望者が急増した理由とは?
2021年3月初旬現在、死者が52万人という惨事を生み、今も進行中のアメリカのコロナ禍で、一筋の光のようなニュースが静かな話題になっています。パンデミックをきっかけに看護師志望者が増加しているのです…
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「チャイナウイルス」でアジア系へのヘイトクライムが激増
新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、全米ではアジア系アメリカ人へのヘイトクライムが激増しています。トランプ大統領の差別的なレトリック「チャイナウイルス」という言葉が最大の原因と指摘され、…
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日本のコロナワクチン接種開始にアメリカ人が関心を持つ理由
2月17日、日本でも新型コロナワクチンの接種が医療従事者から始まりましたが、アメリカでの報道の関心はただひとつ、「東京五輪に間に合うのか?」です。 ワクチン接種そのものは、アメリカでのニュー…
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コロナ変異株に対するマスク着用法 CDCがガイドライン発表
CDC(米疾病対策センター)が新たなマスクのガイドラインを発表し話題になっています。 今年に入って1日30万人近い感染者、4000人以上の死者を出していたアメリカのコロナ感染カーブはようやく…
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免疫療法が効かないがん患者に他人の便を移植してみると…
免疫療法が効かないがん患者の腸内に他人の便を注入したところ、治療に反応するようになったという研究結果がサイエンス誌に掲載され、大きな話題となっています。 がんの治療法として注目を集める免疫療…
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バイデン政権誕生により全米でマリフアナ合法化が実現する?
民主党バイデン政権誕生に加え、上下院が民主多数になったアメリカでは、国としてのマリフアナ合法化への期待が大きく高まっています。 アメリカでは50州のうち、11月の大統領選と同時に住民投票が行…
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バイデン政権の新型コロナ対策 「当たり前」すぎて驚く理由
バイデン大統領は1月20日に就任するとその日のうちにWHOからの脱退を撤回する大統領令を発し、トランプ氏のやり方を百八十度転換することを内外に印象付けました。翌日には新たな対策案を発表しましたが、そ…
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バイデン新政権のコロナ対策はパンデミックの米国を救えるか
今月20日、アメリカにバイデン新政権が誕生。いま彼に最も期待されているのは新型コロナウイルス対策ですが、いったい何がどう変わるのでしょうか。 1月中旬現在、アメリカではコロナ感染者の累計が2…